女装がきっかけのお付き合い(中編)
???「おはようございます」 リーグ部に謎の美少女が入ってきた
ザワザワ
タロは仕事の手を止め聞いてきた、
タロ「えっと、(え?なんでこんなかわいい子が?)どちら様でしょうか?」
???「ハルトの友達です、今日はリーグ部を見学してほしいと言われてここに来ました」
タロ「一応部外者が入ることは…」
カキツバタ「まぁまぁいいじゃねぇか、うちの校長はテキトーだし、それにハルトの友達に悪いやつはいねぇよ」たしかにそれはそうだとタロは思った。
カキツバタ「自己紹介がまだだったな、俺はカキツバタだ。それで、あんたはキョーダイとはどんな関係なんだぃ。あっキョーダイってのはハルトのことな」
???「(え?もしかして僕がハルトだってバレてる?)」
???「ベッ別にハルトとはただの友達であって、それ以上の関係は…」
カキツバタ「なんか隠してるような口ぶりだねぃ」
ハルト「!!??(まずい絶対バレてる)」
カキツバタ「なんてな冗談だよ、ただ、あんた可愛いから、少し気になっただけだ」
???「(ホッ良かったバレてない)アハハ…」
カキツバタ「そういや、名前聞いてなかったな」
アオイ「え?あっ ぼk私の名前はアオイです」
カキツバタ「ほーん、じゃよろしくなアオイさん」
アオイ「こちらこそよろしくお願いします」
カキツバタ「そうだ、あんたハルトがどこにいるか知らねぇかぃ?」
アオイ「ハルトなら今どこかは知りませんが多分、明日か、明後日にはここに来ると思いますよ」
カキツバタ「それは良かった、タロが明日、ハルトに話があるそうで…」
アオイ「そうだったんですね(何だろう話って)」
カキツバタ「まぁ一通り話は終わったし後は自由に学園内で遊んでくれぃ」
アオイ「ありがとうございます」
アオイ「(あっその前にタロの様子を見なきゃ)」 アオイはタロに話しかけた
アオイ「タロさん」
タロ「…」
アオイ「(聞こえなかったのかな?)ターローさん」
タロ「…今は話しかけてこないでください」
アオイ「え?(疲れてるのかな?)そうでしたか、では」アオイが去っていった。
ザワザワ
モブA「さっきのカキツバタさんとの会話って」モブB「やっぱりアオイさんってハルトくんの彼女なのかな」モブC「明らかに動揺してたもんね」
タロ「どうして…」
タロはその会話を聞きながらも強くペンを握りしめ、妬みや苦しみを感じながらも仕事に取り組んだ。
センタースクエアにて、
アオイ「あー疲れた、別にタロ以外の四天王は特に変わらなかったな。やっぱタロ、どうしちゃったんだろ、なぁオーガポン」
オーガポン「ぽにお?」
アオイ「まぁオーガポンには分からないか」
スグリ「お前、なんでオーガポンを?」オーガポンと戯れているところをスグリに見つかってしまった。
アオイ「ゲッ」一番見つかってはならない人に見つかった。
ゼイユ「スグリ、あなたどうしたのって何でオーガポンがいるのよ」
アオイ「ゲゲッ」 更に厄介な人に出会った
スグリ&ゼイユ「少し話してくれない?」
アオイ「…ここじゃ何なんで私の部屋に来てくれませんか?」
ハルトの部屋前
ゼイユ「ここハルトの部屋じゃない」ガチャ アオイがドアを開ける
アオイ「どうぞ上がってください」
スグリ&ゼイユ「?お邪魔します」
アオイ「実はね…」アオイがウィッグをとると、目の前には少し女の子っぽかったが確かにハルトがいた
スグリ&ゼイユ「は?え?」二人は混乱していた
ハルト「順を追って話すね、最近、タロの様子がおかしいじゃん」
ゼイユ「そうだった?」 スグリ「確かに、特に今日は何をしていても上の空だった気がするべ」
ハルト「そう、だから僕が僕の友達アオイという体で部活に潜入して四天王や他の部員の視察をしようとしたってわけ」
スグリ「スパイみたいで、わやカッコいい」ゼイユ「でも、女装する意味あった?」
ハルト「…まぁ女装が一番慣れてるし」
スグリ&ゼイユ「え?」
ハルト「とにかく、アオイが僕だってことはみんなには伝えないでおいて」
スグリ「分かった」ゼイユ「任せなさい」と言って二人は帰っていった。
夜
アオイ「今日は特に何も掴めなかったな」ハルトがそう嘆いていると
???「コンコン」と誰かがドアを叩く音が聞こえた
アオイが「はーい」と答えると
???「…」