天使病の概要

天使病の概要


誰からも愛されるような美しい心に美しい見た目、それに加えてカリスマ性だったり才能だったりを持つ特別に優秀な人しか罹らない。

初期症状は風邪のようなもので、38度以上の熱と咳、頭痛、吐き気などが10日ほど。潜伏期間があって、いつ症状が出始めるのかは人それぞれ。

羽が生える時は背中に激痛が走る。

その後急速に羽が成長していくために栄養が全て羽に吸い取られていく。

患者はそれに反比例して痩せ細り、免疫機能も落ちていって、羽が大きく美しくなるにつれ緩やかに死んでいく。

最期は天使のように美しい羽に抱かれたまま死ぬ。

罹患者はみんな空に帰りたくなるらしい。

患者は全員、天使病に罹ったことを至上の喜びと思い、「この病気にかかってよかった」と言って幸せそうな顔で死んでいく。

治療法は『最高の幸せを知る』こと。

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