大帝×菓子女王
閲覧注意 擬人化注意
21世代のダービーとオークスの恋
前に親父が言ってた
お前が誰と付き合うが口出ししない けど「黄金一族」その中でも「不沈艦の一族」はやめておけ
あの血は魔性の血だ
「私、こういうところ行ったことなくて…緊張してて…」
「初めてじゃなかったから俺がびびるわ」
「そうだよね…あわわ…」
ベッドで俺の横に座ってる箱入り娘のようなお嬢様は俺の彼女。彼女と言ってもお互い親がうるさいから内緒に付き合っている。唯一彼女の祖母のポイフラさんは知っていて、ポイフラさんのおかげ?でユーバーの祖父の営業しているラブホに入ってるのが今の状況
「まぁ緊張するなよ、自分んちだと思えばいいし」
「み…身内じゃない男の人とふたりっきりは初めてで…(照)」
あぁ、かわいい
あの赤い屋根の大きな家で大事に大事に育てられて、外にでても兄姉や叔父、友人たちに守られて穢れを知らずに生活してきた
けど今日その生活を俺が壊す
この絵画が抜け出したような美しい身体を俺色に染める。端からみたら厨二病な表現である
「かわいいねぇ、レーベン」
「あ…」
俺は彼女に長めにキスをする。突然でびっくりしてたがキスをやめると目はとろんとしており熱を帯びてた。まるで男を誘惑するように、欲を欲しがるように
「キスだけでこんなになっちゃうなんて…かわいいね。ゾクゾクする」
「…ねぇシャフくん…もっと頂戴…」
熱を帯びた目で俺に欲しがるその目は、まさに魔性の女だ…これは癖になる。きっと誰がこの目にやられて親父は警戒してたんだな
「いいぜ…レーベン、もっともっと深く愛してやるよ、今日は寝かせないぜ」
「覚悟してるよ…シャフくん」
神話のハーデースがペルセポネーに恋をして冥府に連れ去ったように、俺は彼女をあの赤い家から連れ去る
彼女の血は媚薬、俺を狂わせる
そんな彼女に俺は夢中になっている