士道2

士道2

異星人視点だよ〜〜唐突に終わるよ〜〜〜


鮮やかに、世界の全てを吟味するように睨みつける、ショッキングピンクの瞳。

それを時折覆い隠す褐色の肌。

それとは対照的に白く輝く、瞬きの度にぱしぱしと音が立つほどに長い金色の睫毛。

「だァれが服従するかよ」動物が低く唸るようでありながら耳を鋭く突き刺す、彩度の高い声。

どれだけストレスと快感を突きつけても美しいそれらを決して歪ませることなく、むしろ殺意を研ぎ続けることの出来る強いメンタル。


全てが完璧。正しく自分の理想だ。

基本的に体格の良い懲罰部隊の中で、一際肉体の立派さで目を引くその異星人は、士道と出会った瞬間そう強く感じた。その昂りは今まで感じたことの無いほどで、まるで初恋かのように気分を高揚させるものだった。

目の冴えるようなその瞳とばちりと視線を交わしたとき、彼は決意に拳を握りしめた。

__こいつを絶対に屈服させてやる、と。



十数時間にも及ぶ性処理、数百回目の種付けのあと、士道の肉体がようやく地に落とされる。

乱暴に床に転がされ、ゴンと頭のぶつかる鈍い音が部屋に響いた。その衝撃で、大量に吐き出された精液が後孔からドロドロと漏れてきて、士道の腰周りを濡らす。

「…………」濡れる感触とただの液体と言うには粘度の高い液体を排出する感覚に、びくびくと士道の身体が反応する。しかし、士道自身は白目を向いてうんともすんとも言わなくなっていた。意識を失っているようだった。

やりすぎたな、と彼は内省する。足を切ったことが覿面に効いたのか、士道は異星人でも誰もが思わず二度見してしまう極太かつ真珠入りの立派な陰茎で貫かれても、空気が内臓から押し出されたように小さく喘ぐのみだった。支配感ですっかり昂っていた彼は律動を早くしていくほどにどんどん大きくなる水音に欲望を委ね、そんな小さい声など耳に入らなくなっていたのだ。だから、いつ気を失ったのかは全く分からない。

完全にしくじった。だって、気を失われては面白くない。

彼は、もう凹凸と言われても納得するほどに短くなった両足の、その間……つまり股に蹴りを入れた。壊さない程度に、思い切り。

「っあ"ぁ"っっぁ"あ"あ"あ"っ!!!!!」

すると、咆哮のような悲鳴が肉人形から放たれ、金に縁取られた眼球がぐりんと回転し、鮮やかなピンクが姿を現した。

異星人は耳を劈いたその悲鳴に口元をにやりと曲げ、痛みに歪んだ士道の顔を覗き込む。

「……んだよ、……」

彼の紺色の顔を視認すると、士道はこちらを睨みつけてきた。額には脂汗が滲み、弱っているのか眉尻は下がっているが、眼光は依然として鋭くこちらを射らんとするばかりである。


今にも襲いかかって来そうな視線と、そんなことなど出来るはずがないという事実に、ぞくぞくと背中に興奮が走る。


__あぁ、期待通りの、強い雌!


早く自分の優位性を理解させたい。お前は何も抵抗できないどうしようもない精液タンクなのだと、こいつに刷り込みたい。

異星人はそんな風にわくわくした気持ちを抱えながら、士道の身体を仰向けに寝かせると、そのまま精液で大きく膨らんだ腹を踏み抜いた。

「お"ぇ、」

士道が唾液か胃酸かよく分からないものを口から吐き出して、口の周りを汚した。と、同時に、その腹の中を満たしていた精液が空気と混ざり濁った音を出しながら勢いよく吹き出す。

その後何度か踏み続けると、ようやく、またたっぷり精液が入りそうなまでに腹が収縮した。

彼は士道をうつ伏せの状態にして、腕を組み伏せ床に押し付ける。

陰茎の側面を士道の尻の割れ目に当てると、長時間に渡ってまざまざと快感を思い知らされた雌穴がひくひくと開閉した。つうと先でなぞってやると、びくりと士道の肩が跳ねる。

重ね組ませた腕はいつの間にか熱い。

「く、そ……が」士道が荒い息を漏らしながら呟いた。その響きはどこか甘く、快感への期待が殺意の透明なオブラートの中にはっきりと見えている。

どくんと異星人の頭が熱くなった。こんな据え膳、食わないのは主人として恥だ。

彼の股間がビキビキと脈打つ。そこにぶら下がるふたつの玉袋もはち切れそうだ。

今すぐこの雌に種付けしたいと奮っている。

異星人は腕に更に体重をかけ、動けないどころか胸を圧迫するまでに抑えつけた。ごり、と骨の擦れる音がしたが、気にしない。


彼は精液に塗れてすっかり白くなった士道の尻穴に、自身の熱棒を打ち付けた。

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