堕ちた怪盗イビル♡ツイン

堕ちた怪盗イビル♡ツイン



「ねぇねぇオジさん、あたしたちとイイコトしない?」


本日の業務を終え、帰路についていた男に声をかけてきたのは目を疑うほどの美少女だった。

それも2人。

片方は見るからに遊んでいそうな赤髪の女の子できめ細かな白い肌を大胆に露出させている。

もう片方は大人しそうな印象を受ける青髪の女の子だが赤髪の子ほどではないが肩やふとももを露出させている。

そんな2人に対し、声をかけられた男は何の特徴もない、脂肪のついた中年である。

しがない警備員としてこき使われており最近は特に慌ただしく、なんでも展示している宝石が怪盗に狙われているとかなんとか。

とにかくその怪盗騒ぎで連勤が続き、日勤も夜勤もこなしてストレスの溜まっていたが神様からのご褒美にしたってこんな美少女に声をかけられるはずもない。

美人局か?

訝しむ男だったが両脇を2人に挟まれてしまえばそんなチンケな警戒心は融解し、案内されるがまま夜の町へと向かう。

道中話した愚痴混じりの仕事内容を聞いた2人が小悪魔めいた笑みを浮かべたことに男が気づくことはなかった。



「あっさり情報を入手出来たわね、ちょっと拍子抜け」

独り言を呟きながら小型端末に入手した情報を記録する。

彼女こそ今世間を騒がせている美少女怪盗コンビ、イビルツインの片割れリィラである。

今回目当ての宝石を盗み出すにあたって展示施設のセキュリティを調べ上げたがいくつか重要な部分が手に入らなかった。

どうやら紙ベースで保管するというアナログな手法をとっていたので仕方なくその情報に通じていそうな警備員の男に接触したが見事に当たりを引いた。

情報を出し渋ったら身体に聞こうと相方のキスキルと画策していたがホテルに向かう道中で男が仕事に対して愚痴っていた内容がそのまま必要な情報だったので到着する前に用事は済んだ。

そうなれば特に趣味でもない男とヤる必要もない。

リィラはさっさと撤収しようとしたがキスキルは「哀れな男に一夜の夢を見せてあげてもいいじゃん」などと言ってホテルに残った。

リィラもセックスは好きだが相手は選ぶ。相方の守備範囲には呆れつつ、どうせすぐに搾り尽くして出てくるだろうと近くのサ店で待つことにしたが…。


「…遅いなぁ」

イビルツインのもう一つの顔であるヴァーチャルライバー、ライブツインの動画編集をしながら待っていたがキスキルが出てくる様子がない。

流石に気になったリィラはキスキルの端末に連絡を入れる。

数度コール音がした後、繋がる。


「キスキル? もういつまでかかって『ん゛お゛っ♡でちゃらめ゛っ!んひぃっ♡♡』


ブツリと通話が途切れる。

リィラは聞き慣れたキスキルの聞いたことのない声に思考が一瞬固まるがすぐに店を出て先ほどのホテルに向かう。

部屋にはロックが掛かっているがリィラにとっては無いも同然。

すぐに解錠して部屋へと押し入る。

そこで見た光景はあの声から脳裏に浮かんでいたあり得ないイメージ…キスキルの十八番のセックスで敗北した姿だった。


「んぉ♡」

キスキルの美貌を出し無しにする無様なフェラ顔。

その要因はキスキルの口内を貫く肉棒である。

弛緩したキスキルの頭を両手でしっかりとホールドしていた男はリィラが入って来たことに気付き、ズルリと抜く。

男の精液とキスキルの唾液にまみれたそれは薄暗い部屋の中でぬめりとした光沢を帯びていた。

「えっと、キミはリィラちゃんだったかな。どうやって鍵を」

「そんな事どうでもいいでしょ、あなたキスキルに何をしたの」

男のどうでもいい問いかけをバッサリと切り捨て睨む。

その殺気混じりの視線に男はたじろいだ。

「な、なにってセックスだよ。キミたちから誘ってきたんじゃないか」

「う…」

紛れもない事実にリィラは押し黙る。

「先に帰ったキミの分まで楽しませるってキスキルが言ったから有言実行をしているだけだよ。まだまだし足りないから邪魔しないでくれ」

しれっと相方を呼び捨てにするこの男に不快感を持ちつつ、リィラは朦朧としたキスキルに目をやる。

ぐっ、と奥歯を噛み締め羽織っていたコートを脱ぐ。

「ここからは私が相手をします。だからこれ以上キスキルには手を出さないでもらえる?」

「えぇ…」

男は残念そうにするがリィラの肢体にいやらしい視線をはわせる。

「まあいいか。キスキルの代わりに好きにしていいんだよね?」

「どうぞご自由に、ただ先に言っておきますけど私あんまり感じないほうなので」

リィラはお気に入りの服が汚れないようにさっさと脱いでいきながら男に言う。

実際リィラは感じにくい体質だった。セックスが好きな理由も気持ちいいというよりは必死に腰を振って射精しようとする男の情けない姿を観察することが好きだからだ。

キスキルがあそこまで乱れるのは予想外だがそもそも感じなければ問題ない。

かなりの性豪には違いないが2人がかりならどんな男も搾り尽くしてきた最強のコンビだ。

あと数回射精させれば限界がくるだろう。

この時のリィラは本気でそう考えていた。


「ちょっといつまでそうしてるんですか」

さっさと挿れて済ませてほしいのだが、男はしつこいぐらいにリィラの身体中にその無駄に大きな肉棒を擦り付けている。

「はぁはぁ、しっかりマーキングしないとね」

「マーキングって、まるであなたのものみたいな言い方ですね」

「もちろん、キミもキスキルと一緒に俺のモノにしてみせる」

「はぁ?ーーんっっ♡」

男の妄言に疑問符を浮かべたいリィラは唐突に身体に奔った電流に反応する。

「なーに、いまの」

不意の感覚にリィラが困惑していると男の手がリィラのヘソを撫でまわし、グッと押し込む。

「くひっ!?」

びくんと身体が反応する。

「おお、ようやくスイッチが入ってきたね」

「何を意味わかんないことをーーほひぃっ♡」

先ほどまで特に感じていなかった胸を強く握られ、それまでになかった感覚がリィラを襲う。

「ああ、感じにくいってのは強がりじゃなくて本当だったんだね。キスキルと同じで結構遊んでるみたいだけど可哀想に、これまでは自分が気持ちよくなる事しか考えてない男としかヤったことがなかったんだね。大丈夫、おじさんは女の子を気持ちよくするセックスは得意だから」

「ふっ、ンン、ひぐ、んっ♡」

男の言葉を聞く余裕もなく、これまで感じたことのない強い快感に身悶えるリィラ。

不感という目に見えない鎧は瞬く間に剥がれ落ちていき、男の前戯が終わる頃には丸裸にされてしまう。

肌に触れる空気の感触にすら反応してしまうほどになったリィラ。しかし彼女の強いプライドはしっかり残っており、男が生で挿れようとするのを見逃さなった。

「好きにしていいとは言いましたけど、生はダメです」

「ええ…しょうがないな」

男は残念そうにゴムの入った箱を手に取る。

リィラが信じられなかったのはそれが未開封だったということだ。

セックス好きのキスキルも流石に生で挿入させるのはよっぽど気に入った男だけだ。

未開封ということは挿入するまでもなくキスキルはこの男に完落ちさせられたのだ。

「さて、それじゃああらためて…」

ピチピチになってはいるがゴムを装着した男はベッドで横たわるリィラの足をひろげ、先端をグチュグチュに濡れた秘部に押し当てる。

「ーーーぁ」

あらゆるセキュリティを難なく突破する聡明な頭脳を持つリィラはこの瞬間、悟った。



自身の完膚なきまでの敗北を。



「んほおおお゛お゛お゛ーーーーー♡♡♡♡!!!」



それなりに使い込まれた名器。しかしこの雄々しき肉棒の前には男を知らない生娘も同然。

事実挿入されて絶頂するという事がなかったリィラにとってはこれが初挿入といっても過言ではない。

幾人もの男を絶頂させてきた不敗の名器はその先端が最奥に達する前に完全敗北を大量の潮を噴出することで宣言していた。

先ほどまでのクールな印象は皆無。顔を真っ赤に染め、襲いくる快楽の波に負けじと歯を食いしばる。そんな努力も虚しく男の肉棒がわずかに進む度にこれまでで上げたこともない無様な喘ぎ声を上げる。

「うほっ、めちゃくちゃ吸い付いてくるじゃねぇかこのチョロまんこ。おじさんのチンポのことそんなに好きになっちゃったかな?」

「ば、か言わないで、そんなワケー」

「認めろ」

「ぉ゛っ♡」

男の妄言を否定しようとするが既に身体は敗北している。

男の命令が脳を刺激し、言葉だけでリィラはイッてしまった。

ビクビクと身体を震わせるリィラは男が挿入するのを止めていることに気づく。

待っているのだ。リィラが認めるのを、男に屈し媚びへつらうのを。

「はーひ、リィラは、おじさんの、チンポが…すきです…リィラのざこまんをおじさんのぶっといのでめちゃくちゃにしてください♡」

男の勝ち誇る顔をリィラは観察する。

(あぁ、男に見下されるのがこんなにキモチイイなんてーーぁ)

リィラの要望通り、男は手加減なく、本気でリィラを犯す。

思考は霧散し、ただただ嬌声と愛汁を出して男を悦ばす肉オナホになるのは一瞬のことであった。



「ーぁ?」

ホテルの一室。ベッドの傍に置いてあったソファに寝かされていたキスキルが目を覚ます。

身体に溜まった異様な疲労感。その理由を思い出したのは身体を起こし、ベッドに目を向けた時だった。

「お、起きたかキスキル」

馴れ馴れしく声をかけてくる普段なら歯牙にもかけない見た目の中年男。

しかしキスキルは慌ててソファから飛び跳ね地べたに額を突いて土下座する。

世間を騒がす怪盗コンビイビルツイン。その片割れであり男なんて自分を気持ちよくさせる道具としてしか見ていないキスキル。

そんな彼女が全裸土下座を見せるのは目の前の男に服従を誓ったからだ。


情報収集に利用し、ハニートラップを仕掛け切る前に情報を吐き出したコンプラ皆無の男。

盗みの前に慈善行為のつもりで身体を許したが男のもつ肉棒の雄々しさと女を悦ばす天性の才能の前には百戦錬磨のキスキルも男を知らない生娘同然。

キスキル自身も知らなかった弱点をいくつも責められ挿入する間も無く身体は男に屈し、男に忠誠を誓う肉便器になる事を条件にようやく挿入してもらえたのだ。

挿入されてからは自分が如何に井の中の蛙だったかわからされた。

何人もの男を搾り尽くしてきた自慢の腰使いも彼の前では児戯にも等しく、剛を煮やした男のガチピストンを受け入れきれず失神してしまったのだ。

意識を失う間際にリィラからの着信があったことを思い出し、待ちぼうけにさせている相方の存在を思い出す。

「起きたならお前もこっちにこい、ケツ穴とチンポを同時に奉仕させるのを前からやってみたかったんだ」

リィラにどう謝るかを脳裏に浮かべていたキスキルは男の命令にその考えを片隅に追いやりベッドへ向かう。

そして謝罪なんて必要ないことを悟った。

「んじゅる♡じゅる♡じゅぽじゅぽ♡」

淫らに響く水音。それは床に膝をつきベッドに座る男の股間に頭を埋め、喉奥まで使って奉仕している女が発する音。見覚えのある紐パンに腰蓑のように括り付けられた夥しい数のゴムは全てみっちりと白く濁った精液で満たされた上、秘部ーーさらにはアナルからも雄の臭いが漂う汁を垂らしている。

そしてその後頭部は誰よりも見慣れた少女のものであると気付いたキスキルは瞬時に理解した。

リィラもまたこの男に魅入った同類ーマゾオナホに堕ちたのだと。

キスキルの知るリィラは絶対にフェラチオなんてしない。

自分以上に可愛さにこだわり、男を見下すリィラが不細工なフェラ顔を晒すはずがないのだ。

そんな彼女が自分に見られているにも関わらず夢中になって頬を窄め、トロンとしたメス顔になってチンポをしゃぶっている。

「さっさとこい」

ベッドに腰掛けていた男が軽く腰を浮かせる。

そうして出来た僅かな隙間にキスキルは虫のようにベッドの上を這いずり、仰向けに頭を入れる。

その時キスキルはリィラと目が合った。

長年過ごした最高のコンビ。故に言葉を交わさずとも彼女が自分のためにここに来たこと、そして一緒に堕ちることを選んだ事がわかる。

ただ絶対後で今のブサ顔はイジってやろうと笑みを浮かべたキスキルの視界は男の尻によって塞がる。

天才怪盗コンビ最後のプライドも押し潰され、顔面にかかる重圧でイキながらキスキルはその舌を男のケツ穴に這わせた。


世間を騒がす怪盗コンビ、イビルツインは人知れず一夜のうちに1人の男に堕ちたのだった。


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