堕ちた人妻達(前編)

堕ちた人妻達(前編)



人理継続保障機関フィニス・カルデアに存在する大浴場、その女湯。人類史に名を刻んだ絶世の美女達の裸体が、一糸纏わぬ姿がそこにはあった。そんな中、美女達の囲まれている男が一人────人類最後のマスター藤丸立香。魔術も知らないただの一般人でありながら、数多のサーヴァント達と絆を結び、数多の特異点を修復し人類を救ってきた黒髪の青年。

今は地球白紙化現象に立ち向かっており、そんな彼を慕う女性サーヴァントは多く、彼女達の希望もあって特別待遇で立香は女湯に入ることを許されている。

そして当然、世界を救って男の性欲が弱い筈もなく───


ぱんっ♡ぱんっ♡ ぱちゅ♡ずちゅ♡

「ほォッ♡ ほっ♡ ほぉっ♡ ん゛お゛っ♡ お゛っ♡ おっ♡ オ゛オッ♡♡」


立ちバックの体位で立香の男根を深々と雌穴へ挿入されながら、獣のような声で喘ぐ一人の美少女がいた。彼女の名はアルクェイド・ブリュンスタッド。真祖の姫君とも呼ばれる上位存在で、地球最高峰の名器を持つ極上の身体をした女だ。

このカルデアに来て紆余曲折を経て藤丸立香の女になったアルクェイド。しかし、そういった存在はアルクェイドだけではなかった。


「んちゅ・・・♡れろ・・・♡ますたー・・・♡♡愛しております・・・♡」

「んんぅっ♡やっ♡もうっ・・・立香ったら♡おっぱいばかり触って・・・っ♡♡」

「ふふ、ダーリンはおっぱい大好きだものねー♡えいっ♡えいっ♡」


そう言いつつ、マシュマロのように柔らかな爆乳を三人の美女達が押し付けてくる。

左腕に抱きつきながら立香と濃厚な口付けを交わしているのは北欧の戦乙女ブリュンヒルデ、右腕に抱きつきその自慢の巨峰を押し当てているのは復讐姫クリームヒルト、そして立香の後ろから抱きつきマシュマロのような柔らかな乳でぱふぱふをしているのはギリシャの女神アルテミスだった。

いずれも1メートルを超えるバストサイズを誇っており、合計6つの爆乳に囲まれて立香は前後左右をむっちりとした肉感的な美女たちに挟まれていた。

しかし人類最後のマスターのハーレムが絶世の美女4人に留まるはずがない。


「…………っ♡……っ♡ っ♡ っ♡」

「お゛ォ……♡♡ …んぅっ……♡」

「ふーっ♡ふー・・・っ♡っはーー♡」


穴という穴から藤丸立香の種を垂れ流し床に倒れているこれまた絶世の美女が3人いた。

潰れたカエルのようにうつ伏せで下品に大きくがに股を開いて倒れている騎士王アルトリア・ペンドラゴンに、こちらもうつ伏せでしかしそのデカケツを高く上げた状態で痙攣している聖女ジャンヌ・ダルク、そして仰向けの体制でイキすぎて軽くブリッジしたような体制でイキ続けている女神ラクシュミーの化身シータ姫。

彼女たちも数十分前に立香にハメ潰され、今は快楽で少し意識がトんでいてしまっている。

アルトリア、アルクェイド、ジャンヌ、クリームヒルト、ブリュンヒルデ、アルテミス、シータ。この7人にはある共通点が存在していた。


「んおっ♡お ゛ぉっ♡♡深・・・っ♡志貴のじゃ届かないところまで届いてる・・・っ♡♡」


パンパンパン!♡ドチュッドチュンッ!!♡♡ 

そんな淫靡な水音と共に、アルクェイドの豊満な尻に打ち付けられる腰。

そう、彼女達7人は全員が人妻であり、旦那や恋人がいる身でありながらカルデアのマスターとの不倫セックスに夢中になっているのだ。

普段は誰よりも優しい立香だが、実は大の人妻好きであり、絶世の美女であり人妻である彼女達は彼の好みど真ん中であった。

そして彼女達もまた、会えない夫や恋人を想い続けていたものの、立香の優しさや逞しさ、相手を飽きさせないコミュ力そして・・・立派で雄々しすぎる男根とそれを巧みに扱うテクニックにすっかり心を奪われてしまっていた。

尤もそれだけではなく、彼女達は普段言えない夫や恋人への不満があり、それを受け止めてくれる立香に依存してしまったのが原因なのだが・・・。


「はっ、アルク・・・俺、も・・・そろそろ・・・っ」

「うん・・・っ♡いいよ、出して・・・♡立香の種・・・全部私の膣内に注いで・・・っ♡♡」

「ぐっ・・・出るっ!!」

びゅーーっっ♡♡ どぷっ♡ どぷっ♡ どぴゅるるるるるっっ♡♡

「んほぉお゛ぉおおおっ!!♡♡♡」


子宮に直接注ぎ込まれる熱く濃い精子。アルクェイドの柔尻にぴったりと腰を密着させ、その一番奥で立香は吐精する。

絶世の美女にして人妻、そして真祖の姫君に種付けするというこの世で最上クラスの快感に立香はぶるりと身体を震わせる。

アルクェイドの肉厚のヒダヒダが射精中のペニス全体を包み込みながら、子種を搾り取るように媚びてきて、それはまさに極上の名器と呼ぶに相応しいものだった。


「お゛ォ・・・っ♡♡ 射精ながすぎぃっ・・・♡♡さいっっっこー・・・♡♡」

「ああ・・・なんて気持ちよさそうなのでしょうか・・・。次は私を抱いてくださいねマスター・・・♡♡」

「抜け駆けは許さないわよ?ね、立香♡次は私をハメてくれるのでしょう?♡」

「あー!2人してずっるーい!ねえダーリン♡貴方に捧げた処女神おまんこ使って欲しいわ♡」

「はいはい、分かってるよ。ちゃんと順番通りに抱いてあげるから」


アルクェイドへの種付けを見て羨ましそうに声を上げる三人の美女たちに立香が優しく言葉をかける。

そして、この光景を羨ましそうに見つめているのはアルテミス達だけではなかった・・・。


***


「ぐっ・・・、アルクェイド・・・あんな嬉しそうに藤丸君の種付けを受け入れて・・・っ」

「大丈夫か志貴さん・・・」

「あんなルーラーの姿・・・見たことがない・・・」

「アルテミスのやつ・・・自分が処女神だってことも忘れたのかよ・・・くそっ」

「我が愛よ・・・当方が間違っていたのだろうか・・・」

「クリームヒルト・・・君は・・・」

「ようやく再開を果たすことが出来たというのに・・・シータ、君はすでにマスターの・・・」


北欧の大英雄のルーン魔術によって隠蔽された覗き穴から、愛する妻や恋人達が人類最後のマスター藤丸立香の種を嬉々として受け入れて悦んでいる姿を見て歯ぎしりする男達。

彼らは今現在、立香が女湯で抱いている人妻達の本当の恋人や夫であり、既に立香に寝取られた今となっては元恋人や元夫というべき存在。

英霊エミヤの若き姿である衛宮士郎はアルトリアの恋人、異能の眼を持つ青年遠野志貴はアルクェイドの恋人、邪竜ジークはジャンヌの恋人、ギリシャ最大の狩人オリオンはアルテミスの恋人、北欧神話最大の英雄シグルドはブリュンヒルデの夫、竜殺しの英雄ジークフリートはクリームヒルトの夫、聖雄ラーマはシータの夫。

つまりは皆、それぞれの恋人や妻を立香に奪われ、今は嫉妬の炎に身を焦がしている最中なのだ。

というより一度、自分達のマスター藤丸立香に彼らは反旗を翻した事があったのだが、あろうことか妻達が立香を庇ったのだ。


『見損ないましたよシロウ。サーヴァントの役目はマスターの剣となり盾となることです。それをあろうことかマスターに、それも一般人である立香に刃を向けるとは・・・恥を知りなさい!!』


そう言ってアルトリアを筆頭に、クリームヒルト、ブリュンヒルデといった他の妻達も立香を守るべく立ち塞がり、その結果、愛する妻達に手を出せるはずもなく、彼らは大人しく引き下がるしか無かったのだ。

そのようなことがあってか、今はこうして遠目から立香と妻達のラブラブセックスを覗くしか出来ずにいる。

だが、そんな彼らにさらなる追い打ちがかけられる事になる。


「・・・・・・何か視線を感じます」「え?」

「男湯から私たちの逢瀬を覗き見る不届き者の気配が」


そう呟くのは戦乙女ブリュンヒルデ。スタスタと彼女は男湯がある壁の方に行き、ルーン魔術を行使する。すると男湯から掛けられていたルーン魔術が打ち消され、そこにはかつての夫や恋人達がいた。


「・・・何をしているのでしょう?かつての私の愛しかったひとシグルド」


軽蔑するような眼差しを向けられ、ビクッと肩を震わせるシグルド。

そしてその眼をしているのはブリュンヒルデだけではなかった。


「覗き、とは・・・いい度胸ですねシロウ」

「ちょっと志貴ー?コソコソ覗くとかサイテー」

「ジーク君、覗きは立派な犯罪ですよ?貴方がいくら私の元恋人だといっても容赦はしません」

「んー、ちょっと気持ち悪いかなオリオン」

「まあ・・・ジークフリート様、捨てた妻の裸を覗きなんて・・・生憎、英雄様に見せるような身体なんて持ち合わせていませんので」

「ラーマ様・・・いえ、ラーマ王子。まさか貴方がこのような卑劣な真似をする方だとは思いませんでした」


かつての夫達は、愛する妻達の侮蔑と嫌悪に満ちた瞳を一斉に浴びせられる。

正直、堂々と不貞をしている彼女達が言えたことではないと怒鳴りたいところではあったが、今の彼らではただの負け犬の遠吠えとしか認識されないだろう。

それに、覗きという行為を行っていたのは事実なので言い訳すら出来なかった。

そんな重苦しい雰囲気の中、この状況を作り出している一番の原因である人類最後のマスター藤丸立香が口を開いた。


「まあまあ皆んな、そこら辺にしてあげなよ。士郎君達だって悪気があったわけじゃないんだしさ」

「リツカは甘いんです。こういう輩にはしっかりと罰を与えないと」

「可哀想でしょ?それに、裸を見られたくらいで俺たちの愛は揺らがないよ」

「むぅ・・・立香がそう言うなら仕方ありませんね」

「流石ダーリン♡分かってるー♡」

「立香様は本当にお優しい方です・・・♡このシータ、ますます惚れてしまいました♡♡」

「よくもまあそんな恥ずかしいことを堂々と・・・まあそこが好きなんですけど・・・♡」


立香の言葉に、怒りを収めた妻達。すぐに元夫への興味を失ったのか背を向け、立香に抱きつきながら女湯の方へと帰っていく。


「ま、待ってくれシータ!余に...僕にもう一度チャンスをくれ!」


必死にシータを呼び止めるラーマ。離別の呪いを掛けられ、ようやく奇跡的に再開出来たというのに、こんな終わり方は嫌だった。


「・・・民の為だったことは十分に理解しています。けれど事実としてラーマ王子、貴方は私の不貞を疑い、そして追放した。私への愛ではなく地位と名声を選んだ」

「そ、れは・・・・・・」

「それに比べてマスター・・・立香様はどうでしょうか?突然特異点に放り出され、右も左も分からぬ私を、敵である可能性があるにも関わらず保護してくれた。その後もラーマ王子を想い続け、距離を置く私に理解を示し、戦闘経験がろくにない私でも必要としてくれた」


溜まっていた不満と鬱憤を晴らすようにシータはかつて愛していた男ラーマに有無を言わさない勢いで責め立てる。


「ここまで申し上げれば理解して貰えると思いますが、別に立香様は呪詛を掛けたわけでも弱みに付け込んだわけでも、無理矢理押し倒して手籠にしたわけでもありません。確かに今は立香様の夜伽の上手さにメロメロではありますけど・・・♡」

「・・・・・・・・・」

「それでも彼に抱かれる前から私、シータはコーサラの王妃ではなく、一人の女として人類最後のマスター藤丸立香様へ恋をしていたのです」

「そ、んな・・・シータ・・・」

「ふふ、ショックを受けているようですね。大方、卑怯な手段で私を堕としたとでも思っていたのでしょうけど、立香様はそんな羅刹王のような真似はしません。私と真摯に正面から向き合い、共に北米の地を旅し、共に戦い、言葉を交わし、そして最後は私の心を奪っていった。それだけのことです」

「っ・・・・・・」

「純粋に男としてラーマ王子、貴方は立香様に負けたのです。ラーマ王子は私の貞淑と愛を信じきれず、対して立香様はありのままの私を受け入れてくださった・・・。仮に私が羅刹王にこの身を貫かれていたとしても、立香様は愛して下さると言っていましたよ?ふふ、寝取られるのも必然でしたね♡いえ、寝取られというと些か語弊がありました。真実の愛・・・運命の恋に目覚めたと言った方が正しいでしょうか?♡まあ出会った時から立香様の雄々しさ満点のズボンのもっこり具合に目を奪われていたことは否定しませんけど♡」

「それはシータがエッチな身体でドスケベな格好してるからでしょ?人妻だって自覚ある?」

「まあ・・・♡立香様は意地悪ですのね♡ふふっ、でも豊満で魅力的な妻が他にもいるのに私のような貧相な女もお情けで抱いてくだってこのシータ、立香様への恋心と愛が溢れてしまいます♡」

「貧相なんかじゃないよ。胸はスベスベしてて触り心地は最高だし感度も抜群、特にシータはお尻が凄くエッチだよね。小ぶりだけどプリッと上がった安産型のお尻に興奮しない男はいないよ。俺はシータの全部が好きだし妻なんだから愛するのは当たり前でしょ?」

「ああっ、立香様・・・♡心の底からお慕いしています・・・♡♡・・・んちゅ・・・♡んむぅ・・・♡れろぉ♡りつ、かしゃまぁ・・・すきぃ・・・大好きです・・・っ♡♡」


立香と濃厚なキスを交わすシータ。その瞳はハートマークになっており完全に恋する乙女のソレだ。

首に手を回し全力で立香に媚びるシータの姿はラーマが今まで見たことのない女の顔だった。

かつて想い合った女が自分ではない他の男を愛し、そしてその男に全てを捧げている。

悔しかった。悲しかった。自分が最も大切に想っていた女を取られたことが何よりも辛くて苦しかった。

だが、それ以上にラーマは自分の愚かさと非力さを嘆いた。

──なぜあの時シータを信じきれなかったのか。

彼女の言った通り、自分は民を優先し彼女への愛を捨てた。

本当に愛しているならば、信じ抜くべきだったのだ。

そうすれば、離別の呪いも、藤丸立香に妻を奪われることもなかったかもしれない。

そう思うと、後悔が止まらなかった。


「・・・余は、僕は・・・シータになんてことを・・・」

「んっ・・・ぷはっ♡もう、そんな顔をなさらないでくださいラーマ王子。私はもう気にしておりませんので。それに・・・今の私には貴方を愛する資格はありません。立香様の妻となった以上、貴方とは他人なのです」

「違うっ!余はまだ・・・!」

「いいえ違いません。貴方は私を裏切ったのです。愛する人の言葉を信じることが出来なかった貴方に、もう一度私を愛せる権利などありません。それに・・・」

「っ・・・」

「立香様以外の殿方の寵愛を受けるつもりも毛頭ございませんので」


キッパリと言い切るシータ。そこに一切の迷いはなかった。


「し、シータぁ・・・」

「ですのでもう二度と近づかないでください。未練がましい男は嫌われますよ?それとも何か、私と立香様の仲を邪魔立てしようとお考えですか?ヴィシュヌ神の転生体であり偉大なる英雄で理想の王であるラーマ王子が?一般人の恋路を?一般人のささやかな幸せも偉大な英雄様なら奪ってもいいと仰るのですね?酷い・・・あんまりです」

「いやっ・・・違っ・・・!」

「ですよね?流石はラーマ王子、常に民のことを考えていて素晴らしい理想の王様ですね。私、ラーマ王子のことを信じていますから。では失礼致します」


あまりにも無慈悲なシータの言葉。

そして立香にその肢体を絡ませ再び口付けを交わすその瞳にラーマの姿はなかった。


「それで、この状況どうするのかしら立香?」


クリームヒルトが尋ねる。


「うーん、俺的にはラーマ達の気持ちも分かるし妻を寝取った罪悪感もあるから抱かせてあげようかなって」

「えー・・・私、立香以外の男に抱かれたくないんだけどー」

「私もです。マスター以外に抱かれるくらいなら自害を選びます」

「私も立香以外と性行為をする気は微塵もないわね」


妻達が揃って不満を口にするが、立香は苦笑いを浮かべながら宥める。


「まあまあいいじゃん」

「もう・・・立香ったらいつも優しいんだから」

「マスターは甘いのね」

「仕方がないです。それが立香様の魅力でもありますから」

「そういうこと。だからさ・・・」


立香はふふっと意地の悪い笑みを浮かべると右手の甲にある令呪が赤く輝く。


「令呪を以て命ずる。アルトリア、アルクェイド、ジャンヌ、ブリュンヒルデ、クリームヒルト、アルテミス、シータ・・・全員それぞれの元旦那にご奉仕して満足させてあげて」

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