四条さんss

四条さんss


白蛇娘


「このポケモンがケムッソ…私たちの世界の虫よりも大きいですね」

「アヤコの世界の虫ポケモンみたいなのってどのくらいの大きさなんだ?」

「手のひらにのるサイズですね。この子と比べたら全然小さいですよ」

「そうなのか…というかアヤコは虫ポケモン平気なんだな。女の人だと嫌がる人も多いのに」

「親戚の家が山でよく虫取りに付き合わされたんです。最初は苦手だったんですけどしばらくしたら慣れました。それに、私たちの世界の虫よりもこの子の方が断然可愛いです。ねー」

【アヤコがケムッソの頬をぷにぷにつつく」

「キュメメー(えへへー)」

「そうか…なぁ、そっちの世界の虫のこともっと教えてくれよ」

「いいですよ。テルさんも虫ポケモンのこともっと教えてください」

「おう!」


【話が弾んでしばらくしたころ───】

「なぁアヤコ。そっちの世界の虫と人間って俺たちみたいに協力したりするのか?」

「そういう関係はないですね。益虫とか養蚕とかありますけどあれは虫の特性を利用しているだけですし…」

「へえ…」

「キュメメ…(そうなんだ…)」

「ほかだと…ああ、最近ホットな話題がありますよ」

「お!なんだ?」


「昆虫食です」

「こんちゅうしょく?」

「キュメ?(なにそれ?)」

「食べるんですよ。虫を」

「え…」

「キュ…(え…)」

「油で素揚げしたり、丸焼きにしたり、あとは燻製ですね。そうやって食べるんです」

「お、おう…」

「キュメメ…(ええ…)」

「身がぷりぷりしていて私たちの世界でいうところの甲殻類に近い味だそうです。旬の時期に食べると美味しいらしいですよ」

「…」

「…(…)」

「よく食べられてるのはハチノコとかイナゴとかですね。そうそう、イモムシも食べることがあるんだとか───」

「キュメメ!!(やめてー!)」

【ケムッソは泣き出した】

「え!?とうしました?」

「キュメ!キュメメー!(やめて!たべないでー!)」

「もしかして自分が食べられると思ったのか?そう思っても仕方ないよな…」

「あ…怖がらないでください。私は昆虫食する気はありませんから」

【アヤコはケムッソの背中を撫でた】

「キュメ…?(本当…?)」

「大丈夫ですよ…でも気になりますね。虫ポケモンを食べる文化はヒスイにあるんですか?」

「キュメ!?」

「もうやめてやれよ」


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