嚆矢(こうし)
夜蛾「此度の助力、感謝する」
少年五条「オッサンが高専の人?」
「…なんつーか。俺にも『普通』に話すよな」
夜蛾「オッサンでは無く、夜蛾正道だ」
「…君は私に謙って欲しいのかい?」
五条「別っに〜」
夜蛾「私…俺は『呪術師』であると同時に『教育者』で有ろうとしている」
「俺と君は対等な『人間』同士。と考えている」
五条「…」
「オッサンみたいな奴が居るなら、高専も面白そうだな」ニヤリ
夜蛾「興味があるなら歓迎しよう」
「ならばまずは、しっかり敬語を使えるようになりなさい」フッ
五条「そうだ」
「多分アイツも高専に来るぜ」
夜蛾「あの子(蘇我)の事か?」
五条「アイツ、『強いから』」輝く六眼
お宝を発見したように少年は笑った