告白の練習
友達と疎遠になった知人の話を聞いて数日
私は、覚悟を持つことにした。
告白でもなんでもやってやるよ!!死にそうなことも色々やってやんよ!!はぁっ......断られたら飛行機から紐なしバンジーするんだっ......どうせ術式の関係で生きるだろうけど!!
......とりあえず、告白の練習をしよう。
告白ってどうやってやるものなんだろう......
お手紙とか書くのがベターなのかな。
ちょっと、お家の近くの本屋さんで少女漫画でも買って告白について学んでみますかね。
「......告白までが長ったらしい!!」
「というかこれ、あれ?私のこれは恋なのかな本当に......?わかんなくなってきた。」
少女漫画を基準にすると、当て馬とかそういう奴の裏事情的な?そういうものの方が近い気もしてくるし......でも好きは好きだし......そうだ、当て馬もちゃんと恋してるんだよね。
じゃあやっぱり恋かな。恋なのかもしれない......本当に恋か?いや、どうだろう......
あの知人の言ってた『冷たい〜冷たいのやだ〜』の延長線的なものだったり......するか?
「あ゛〜......わっがんね゛ぇ〜!!」
わからないが過ぎる。頭をがしがしと掻いてしまう。
「ってか恋じゃ無かったら告白しちゃいけないのか?別に、良いんじゃないか......?」
「でも、あれだな......まずは練習かな〜......」
練習するとして、誰を相手にするか。
母上か?クズが嫉妬しそうだな……でもクズに告白練習とか堪ったものではない。
「なに、私は何相手で練習すれば……」
その時ふと思いつく。
『本人で練習すれば良いのでは……?』
確かに本人で練習をするのはいい方法だと思う。相手がどんな反応をするかがキチンと分かるし、成功するまで練習すれば本番も成功間違い無しだ。
「よし、早速居そうな所に向かいましょう!」
救零は、すっごいハイテンションで
告白練習へと向かった。