双子の能力者-1-
王国は吉星の神の恵みで富を得た。しかしこのミカヤとロビーと言う双子は荒んだ奴隷生活を送っていた。ミカヤは二人で一人として力を合わせて生きていこうとしたが、ロビーは奴隷を辞めて自由になりたいと願った。
ミカヤは星の神々の加護を受けたが、ロビーは受けなかった。二人はお互い憎み合うようになり、やがて戦争へと発展する。
そしてついに王国の空に太陽、水星、金星、地球、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、彗星の神々が現れた。その中の1柱が言う
太陽神「この王国の人間に言う、今から戦いを始める」
空の一部が夜のようになるとそこから海王星神、地球神、彗星神、水星神、冥王星神が現れた。
太陽神「今回のルールは、この5柱と王国が戦い、王国が勝てば我々が与えた恩恵を永遠に保証し続けよう。そして逆に負ければ神々の力に恐怖し王国は終わると思え!」
ミカヤ「誰が負けるかよ!!」
ロビー「絶対に勝ってみせる!!」
太陽神「それでは、始めよう。」
ミカヤ「上等だ!」
ロビー「望むところさ!」
太陽神と戦うために2人は王城へ向かい参加宣言した。
王城では参加者を集め王国騎士団長が演説をしていた
団長「神の加護を受けし者たちよ、我々と共に立ち上がってくれることを感謝する。
団長「神の加護を受けし者たちよ、我々と共に立ち上がってくれることを感謝する。
最初に倒す5柱の神は、水星神だ。神々はすでにこの王国の土地に降り立ち支配している。神自体も強いが神力の塊である眷属たちも十分強い。そこでだ、この戦いに参加する神の加護を受けた戦士たちには戦力増強のエリクサーと女を支給する。神の恩恵を受けし王国と愛する人々の未来のため行くぞ!『星なる光を共に』!!」
参加者は団長らの前に並びエリクサーと女をもらい騎士隊に配属された。ミカヤとロビーも団長の前に来ると、
参謀「ロビーと言ったな、お前は加護を受けたのか?」
ロビー「いいえ」
参謀「そうか、この戦いにはもう1人参加者がいるんだ」
ロビー「誰?」
参謀「その者の名前はアルカンフェル様だ」
ミカヤ「アルカンフェル……まさか……お父様!?」
参謀「そうだ、アルカンフェル様は王国の詐欺師だ。彼はこの戦いで加護を受けるように星神様に願い出たのだ。彼は水星神様の眷属たちと互角に渡り合えると誓いをたててな。」
ミカヤはロビーに聞く ミカヤ「どうする?」
ロビー「オレは女装する。ミカ姉は親父と殺し合いでもしてな」
ミカヤ「わかった。」
二人は会話を終えると参謀からエリクサーと女を受け取ると王宮に向かった。
アルカンフェルは王宮で作戦会議をしていた。
アルカンフェル「水星神との戦いは3日後だ!各自、戦闘準備を整えよ!!」
兵士や騎士団たちは返事をするとそれぞれの持ち場に戻って行った。アルカンフェルは1人部屋に戻った。そこに……、 ミカヤとロビーがいた「お父様!」「親父!」
アルカンフェル「お前ら....何しにここにきた?」
ロビー「見てわからない?親父を殺しにきた」
アルカンフェル「俺を殺すか……ふん、できるものならやってみろ!お前らの腐った精神をこの俺が叩き直してやる!」