北風と太陽と嫌がる猫

北風と太陽と嫌がる猫

ユユツとユユツオルタ絵、スヨーダナを抱っこするユユツオルタ+救助に駆けつけるアルジュナ[オルタ])

「なに?オルタの私に追われている?うんうん、それは大変だね。ここに隠れるといいよ」

(ドボン)(ギー壺の中にマハバ鯖IN)

「さすが私。流れるような誘導だ」

「オルタの私と違って、無理強いはしないけれど今回はさすがに見逃せなくてね……出てくる頃には落ち着いてるといいのだけど」

マスター「うわあ、北風と太陽だね」

「おやおや、近頃怪我を隠しがちなマスターじゃないか。一丁いっとく?ギー壺」

マスター「あっやっべ、ロックオンされちゃった」

「こらこら、オルタの私。この前もマスターを壺に入れてギーの匂いが取れないって泣かせたばかりじゃないか。匂い落とししやすいギーに改良するまでマスターは入れないと話し合って決めただろう?」

「しかしな、元の私。人間というのは思いもよらないところで壊れてしまうものだ。戦場においては如何なる英雄であろうと精神の変容の危険があり、真に安全な場所などどこにもありはしない。今を見逃せば"また今度"が永遠に訪れなくなってしまうかもしれないよ」

マスター「(アルジュナオルタと、アシュヴァッターマンがやったって言う禁じ手の夜襲のことかな…?)ちゃんとメディカルチェック受けてるし!きっちり規定時間休んでるし!ベッドで! ベッドで!!!!」

「しょうがないなあ〜。ギー壺はまた今度にしようね」

「オルタの私がすまないね?改良を待ってくれ」

「改良版はちょっと楽しみだけど、素のユユツさんもギー壺に入れることは諦めてくれないのか…」

ギー壺職人ズ



「やあスヨーダナ、今日はギー壺日和だね」

「げっ」

「AIのドゥリーヨダナがカルデアに来ただろう?ギー壺を経由して生まれなかった子たちにも、黄金の揺籃の良さを知ってもらうべく布教に励んでるんだ」

「俺たち(コレ)はお前の壺に入ったことがあるからもう知ってる。いらない」

「おや、良さを知ってもらえてたかい?うんうん、それなら喜んで壺の中で休んでくれるよね」

「分かってたけど肝心なところで話を聞かないな。相手してられるか」デチデチ逃げようとした

「おっと」しかし、ユユツオルタに回り込まれて抱き上げられた

「ヤッ、いらない!いらない!」

「うんうん、ギー壺だね」

「やぁー、お父さまぁーっ!」


この後めちゃくちゃ『帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ)』と、『眠りに誘え、黄金の揺籃(ヤール・ニッティヤ)』が衝突しました。


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