匂いを感じる

匂いを感じる


太陽の匂いがする。

あの子の羽の音がする。

にしても、なんで天使なんか拾ちゃうのかな私は、やっぱりそこがパーフェクトな私の証かしら。

まあ、バカなことは置いといてと。

朝ごはんの準備かな、

「ねぇ、あんた何が食べたい?」

「◾️◾️◾️?◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️」

ああ、魔法使わないとやっぱりわかんないや

「だから、朝ごはんどうするかと聞いてるんだけど?」

「朝ごはんですか?私は天使のため、栄養補給はいらないのですが?」

「そうかもしれないけど、話すのよ話す、どうせあなた外出れないでしょ、

 ゴブリンに捕まるかもしれないし、奴隷になるかもしれないでしょ、

 そしたら、あなたのその白露のような肌が汚くなるわよ」

 と私は言った。自分の存在価値がわからないやつは怖いったらありゃしなわね。

「肌ですか?別に私は気にしませんけど....」

ダメだこりゃ。

「はいはい、うるさいわよ、これどう美味しい?」

今日の朝ごはんは、パンの上に、自分のお気に入りのチーズを乗せたやつ、

 結構これ自信あるし、気に入ってくれるかしら?

「うまいです。はい、うまいです。ですが、天界で食べるものの方がうまいです」

「あらそう?天界と比べられても困るわよ、私あそこの料理作れないし」

天界とかなによ、私からすれば天使なんてエルフでも千年に一度会えたら運がいいとか言われてる存在に出会って、ご飯なんて合わせられないわよ。

「でも、工夫に感謝します。私のために、村に出て食材を集めていることに感謝します。」

と天使は無表情の顔からこのように話した。

「なんんで知ってるのよ、別にあなたのためじゃないし、私がグルメなだけよ」

「そうですか、私は魔力の痕跡から見ると、いつもの頻度の約4倍の使用を見受けられたのを見たためそのように分析しましたが?...」

「だったら、そういうことはもっとこう感謝しなさいよ。」

次からはもっと隠蔽魔法でもつけようよと誓い私は言った。

このように、あの生娘が転んできてからは困ったもんよ、

でも、少しだけいつもより世界の匂いを感じるようになったかもしれない。

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