勇者フラトレのドイツ行きから1年後
「……ぐすっ、シャカール……卒業おめでとう……」
「号泣し過ぎだろ……どっちが卒業したかわかりゃしねェ……。……ま、世話ンなったな」
「……シャカール………………やっぱり無理かも。俺、シャカールが居なくなったら生きていけない……」
「…………(精神的な話なのか物理的な話なのかどっちの意味だコレ……)」
「どっちも……」
「思考読むな、キモい。ハァ……で?どうして欲しいンだ?」
「────俺と、一緒に暮らして欲しい」
「ハイハイ、どうせそう言うなら変な前置きいらねェから」
「はい……」
「準備は終わってる。荷物運ぶの手伝えよ」
「はい!……うん!?準備終わってるってなんで……」
「毎日毎日あんなキモい表情見せられたら誰だって分かるわ、バァカ」
「……!!」
「なにぼさっと……?…………喜んだまま気絶しやがった……。ほんっとロジカルじゃねェ奴」
(今日のシャカトレ シャカールとの同棲生活に思いを馳せ喜びのあまり死亡)