【創設者】/”海”の聖女 ナグルファル
《概要》
Ca社の創設者にして都市史上5番目の”海”への接触者。元男で現ロリ少女。
”海”が齎す都市への過剰とも言える恩恵とその「侵攻」を危惧しCa社を設立。長い時間を用いて”爪”であるC社の内側に潜り込み、機会を見てトップをすけ替える形で掌握。新生C社として管理下に置き、”海”に対する防衛線を築き上げた。
現在はCa社の運行が安定軌道に乗ったため表舞台から去り、事実上の引退状態。社内の清掃員として日々を過ごしている。
”海”を発見したのは煙戦争時に【緋色の研究】シャーロックと二人で何かを探っていた際に偶然接触。その際に抗争に巻き込まれたため喪失していた右目と左腕が原因となって”海”へ転落。すぐさま救助されたが肉体が少女(ロリ巨乳)のものへと再構成され、更に喪失した右目と左腕が変色。”見えなくてもいいものが見える”ようになり、”触れられないものに触れられるように”なってしまった。
この異常性により通常は不可能な”光の種”への直接的な干渉が可能。他者のEGOの性質を別解釈のものへと歪めたり、”ねじれ”を(条件を満たした場合のみであるが)人間へと戻せる術を獲得している(ただし初期は殆どのケースで失敗し、対象を死亡させてしまっている)。が、それらが齎すのは大抵の場合人格への強烈な悪影響のため本人はあまり使いたがらないし、周りも止めている。
性格は極めてフラット。口調やテンションは比較的軽めであり、あらゆるトラブルに見舞われても口調が崩れることはあまりない。あるトラブルにおいてもWarp列車内における数千年間の記憶を想起した際も大きく取り乱すことなく、またWarp列車内においても極めて冷静に普段通りの様子を保ち続けていたため恐らく生来の精神強度が尋常でなく高い様子。
また利他的に見えて極めて利己的な人物でもあり、どのような場合になっても、それこそ「自分一人になっても自分のやりたいことをやる」と堅い決意を持っており、協力者に対するスタンスも「手伝ってくれるならありがたいけど、無理に付き合うことは無いし俺は俺で勝手にやる」と距離感を一切変えずに我が道を行く。ただし、人の生死に関してはあまり耐性がないのか小市民的な対応になってしまう。
しかしそんな都市でも珍しい信条と独特な雰囲気、そして行動力に惹かれるものは多く、Ca社における主要人物の大半は死ぬまで彼/彼女に付いて行く覚悟が出来ている。
余談ではあるがカリスマが過ぎて見知らぬ者達の間で崇拝されているといった事例が多々あり、幼少期に意図しない形で労働者のストライキ運動を引き起こすという珍事があったりしている。反省したのか現在は自重して目立たぬ様活動している模様。
《保有E.G.O.》
保有しているE.G.O.は聖女の様な風体の服装。かなりきわどい見た目であるが効果は"海"へ対する一点特化仕様。”海”に関連するあらゆるものを一定時間蒸発させることが出来るという、”海”の存在に対しては極めて強力無比なもの。
ただし「一定時間蒸発」させるだけなため、実質は時間稼ぎのようなもの。根本的な解決にはなりえないため、引き伸ばした時間を有効活用して事態を収束させるのが主な使い方となっている。