『出涸らし』成長日記
とりあえず三日ぶんヤッチマッタ。
ソレハ…ボクの目がサメタトキの感想ダッタ。
マッサキに目にトビコンダのは知らないテンジョウ…デハナク、青いソラ。ソレカラ、コノ世界のカービィ…ハンターカービィ達と半液体状のナニカダッタ。
ハ?とナリナガラ、ナントカ状況をハアクスル。
ボクは『商人』マホロア。別世界の『マホロア』とタタカイ、ソシテ…ソードカービィのウルトラソードでトドメをサシタ。
デ、ソノ後気絶シテ、ソノママの体勢でヨコにナッテル。
ホント死ぬかとオモッタ…
イマも魔力のケツボウでウゴケナインダヨネェ。
マア、ソンナコトはイイ。
問題は…コイツ。
マスタークラウンからデタ、『出涸らし』。
ナンデアノ時、引き受けるってイッタンダロ…
コイツはボクなのニ…
「あ!起きた!」
「ま、マホロア!調子はどう?」
マホロア、と聞いてもハンノウナシ。
ヤッパリ『マホロア』はイナイ。
「この子もずっとここにいたんだよ?」
「でもマホロアはよかったの?この子の面倒を見るって…」
「僕たちも手伝う!」
「困ったら言ってね!」
「でも…明日はゆっくりしてね?ケガが酷かったんだよ?」
「お、おきたー!マホロアが起きたー!」
「アー…ハイハイアリガト…デモイッキにイワナイデ…」
「あ!ごめん…ところで」
そこまでソードカービィがイイカケタトキ、バタン!とオトがシテ、わにゃわにゃとワドルディ達がハイッテキタ。
「わ!!」
「起きたー!」
「店主さん大丈夫?」
「町のワドルディ達、集めて来ました!」
「あ!バンダナワドルディ!ありがとう!」
カンパツ入れズ、質問攻めにアウ。
「あのバクダンってなあに?」
「なんか黒いものを手から出してたね!」
「あのビームどうやるの?」
「下から針がはえてきた!すごいキレイ!またやってー!」
…ミテタンダ…
「そんなイッキに言われてもワカラナイダロォ!?マズ!一人ズツ!ナランデ!!」
照れ隠しでチョット口調が強くナッテシマッタ。マア…イッカ。
ボクがコノ質問から逃れられたのハ、日がカタムイテからダッタ。
「ウ…ク…」
ナントカ町の外れの自分の家にツク。
そう疲れるヨウナ道でもナイのニ、もうヘロヘロダ。
「ア…」
ドアに手をカケタトキ、始めてキガツイタ。
ナンカついてキテル。
見下ろすト、あの『出涸らし』がイタ。
ナンデ?ともオモッタケド、ツレカエル手間がハブケタカラ、ヨシ。
ナントカ戸締りシテ、スイッチを入れて机のウエのランプに火をトモス。
スゴイデショ?コノランプ、手作りなんだヨォ!
火をトモスと、机のサンランっぷりがヨクワカル。
ムカシカラ整理とかニガテだカラ、設計図とかがグチャグチャにナッテル。なんとかしなきゃネェ。
ソレは置いといテ、チカクにアル新品のノートをヒッパリダス。
表紙をヒライテ最初のページニ、今日のヒヅケと『出涸らし』の様子を書いてオク。
モシカシタラ、成長のシカタでナニカ、ツカメルかもしれないしネェ。
「… … …」
下でスライムみたいにトケタ『出涸らし』。
ため息をツキナガラドロドロの液体をカキアツメテ、一旦デッカイバケツの中にイレル。
起きてるか寝ているかもワカンナイケド、とりあえずベッドのチカクにオイテオコウ。
書き終わった日記をトジタ後、風呂にもハイラズ着替えもセズニ、ベッドに飛び込みボクはネテシマッタ。
“ △/× 天気・快晴
様子・ヒトコトも喋らず、少し動いたものの無機物を連想サセル”
次の日、夜中に目がサメタボクはまず風呂にハイッタ。
もう身体中汗でビショビショ。軽いシャワーだけでスマセ、部屋着にキガエル。
洗濯をマワソウとオモッタトキに、ふとカレを思い出しバケツをノゾイタラ…ナンカミミがデテキタ。
ピョコン、ってイイソウナカンジでデテキタ。
ソレカラボクをミアゲ、じーっ、とミツメタアト、バケツをタオシナガラ這い出てキタ。
ソノアト洗濯をホシタリ、アサゴハンを作ってテモズットトナリにイタ。
ソレハイイ。ケド、半液体だカラ移動したアトがデキテ、掃除がタイヘンだし「ナントカシヨウ」とオモッタ。
ソレニ、『マホロア』が知性もナク這っているノハあんまり見たくナイ…ヨォ。
…ひとまずキョウはゆっくりヤスモウ。
そうオモイナガラベーコンエッグをツツイているト、ナンカ『出涸らし』が物欲しそうにミテタ。
腹デモ空いたのカナ?
ボクの故郷ではタシカ、赤ん坊にはミルクとかをアゲテタヨナ…?
と考えて実際にあげてミタガ、じっとミツメルダケで上手くイカナイ。
ナンデ!?
とかオモッタケド、ボクがナデヨウと手をオイタラ纏わりついて魔力をスオウとシテタ。…魔力をミルクにマゼタラ上手くイッタ。マジカ。
気がつくとアサヒがノボッテイタ。
いつもナラ、コレクライデ『よろずや』の開店ジュンビを始めるケド、キョウはゼイタクに二度寝スル。
「… … …」
モウフをお腹辺りマデかけるト、ナゼカ『出涸らし』がその上デでろぉとトケテ、寝息をタテハジメタ。
「マッタク…」
“△/◯ 天気・曇り
様子・睡眠欲、食欲をカクニン。移動するときは這っテ、体の一部が床にツイタ(ドロッとしてオリ、かき集め『出涸らし』の近くにおけば勝手に吸収するモヨウ)。ミルクを飲んダ”
今日は『よろずや』の仕事を再開シタ。
ジャナイト、困るヤツがイルシネェ!ククク!
デモ、『出涸らし』からは目を逸らせナイ。ソコデ!ボクは特製の手押し車を作っタ!コノ箱に『出涸らし』をツメテ、ソレカラボクが押ス!
…マ、外出専用ダケド。昨日はデキナカッタ『出涸らし』の服作りも今日中にやりたいネェ。
「… … …!」
コイツはナンダカ最近、軽い感情がデキテキタ気がスル。ギザギザの手で『バンザイ』シテイタ。
「キョウは外にでるヨォ。サ、コレに乗っテ。」
手を掴んで持ち上げるト、一番下からナニカをこぼしナガラおとなしくノッタ。
「あ!マホロアさん!」
「おはようございます!」
「ククク、オハヨォ。早速ダケド、コノ薬草とポップフラワーと…コレを買い取りタイナ!」
「はい!分かりました!」
「… … …」
「その子は…」
「…アー、なんか引き取っチャッタ。ボクもよくわからないヨォ…」
「へー…ちなみに、お名前は?」
「コイツ?コイツの名前はーーー。」
ふと思いついた名前をイッテミル。
「へえ!いい名前ですね!」
「そうダロォ?クックック!」
コイツも心なしか嬉しソウダ。
コチラを見上げて目を輝かせてイル。
「あ!マホロア…と、おとといの子!」
「ヤッホー、カービィ。『よろずや』再開ダヨォ。またヨロシクネェ!」
「うん!よろしく!」
一方、ジェムリンゴの木の下で昼寝シテタ『出涸らし』ハ、他のカービィ達にナニヤラいじられてイタ。
「わ!ぷかぷかどろどろしてる!」
「ねむそう!なんかこちらも眠たくなってきた…」
「よろしく!ぼくはソードカービィだよ!」
『出涸らし』は意に介さずぽやぽやシテイル。マ、名前つけたしモウ『出涸らし』ジャナクテいいカモシレナイケド、ナンカ心の中でナジンダカラ、このままでイコウ。
“△/⬜︎ 天気・晴れ
様子・ズットジェムリンゴの木の下で昼寝。バンダナワドルディがよく撫でてイタ。特に空腹は訴えズ。たまにミミを立てて起きていたガ、ソレ以外は大したことはナシ。”