『凪の海の先へ』感想戦
新作だー!\太陽万歳!/
執筆お疲れ様でございます…!
末永く語り継ぎますね…!
そしてドレスローザ編、堂々の最終話おめでとうございます…!\めでたい!/
構想は4月時点からですと…!足掛け4ヶ月…!
『凪の海の先へ』
ドレスローザの一連の黒幕を倒し、概ね大団円を迎えた夜明けのドレスローザの一幕。その様子。
語り部は桃色の髪の可憐なあの娘ことレベッカちゃんからお送りします。
前話である『黒い意志』の終わりから何が起きたのか?がレベッカちゃんの視点から綴られます。
黒幕ことシーザーは無事に海軍のお縄についたようです。良かった良かった!
ドレスローザの今後も、緩やかながらも元の加盟国としての活気を取り戻せそうですね。スモーカー中将ナイス!
そしてこっそり今後も見逃せないワードがチラリ。
レヴェリー…そうか時間軸的にはこの後暫くか!
レヴェリーにはリク王やヴィオラさん達が向かうのだろうか…ヴィオラさん大丈夫かな…ギロギロ…
そしてレベッカさんとお母様ことスカーレットさんとのやり取りに心がほんわかホロリ…お母様が生きてるのはこの世界線、ひいてはIF世界線ならではですね。
同時刻には剣士組、お侍さん親子のやり取りも。
どうやら『秋水』を巡るお話のようです。
「“秋水”は主を選ぶ」…お侍さんの意味深な発言。
お侍さんは秋水の、ひいてはその主たるゾロの道行を見届けるのだそう。これは今後の伏線ですかね?
…最後の方に聞こえてきた「雷の剣技」…もしや雷返…いや今はよしておこう…
次に向かうは海軍のテント。救護…いや治療テントかな?
ローやトンタッタ族のお姫様、マンシュリー姫が怪我人の救護にあたっていました。
マンシュリー姫はチユチユの実の能力者。なんとスモーカーさん達が保護した脳が麻痺した子供達すら治癒出来るとは…!というか脳麻痺の症状はオペオペの対象外か…まぁオペオペはあくまで「改造」だからなぁ…オペオペが出来る事もどちらかというと外科に近いし、納得かも知れません。
トゥールさんとローが眠らせた“再誕の赤子”…戦闘の詳細が明らかになる日は来るのか否か…いやトゥールさんとトンタッタ達の遺跡での共闘しかり、今回の“再誕の赤子”しかり…『狩り』とは多くに語られる事はないのでしょう。きっと。
そんなこんなしてたらチョッパー達の居る隣のテントが何やら賑やかで…?と思ったらまさかのデリンジャーちゃん!…デリンジャーちゃん?!あのデリンジャーちゃん?!ヴェルゴさんの部下として海兵になったデリンジャーちゃん?!
そりゃローもずんずんにじり寄りますわな。海兵が撤退したドレスローザに海兵さんが来たんですから。しかも旧知の。
デリンジャーちゃんの来訪の理由は「急患と聞いて凪の海を渡ってきた」との事。急患の連絡を入れたのはローだったのかな?それが教会に伝って最終的にデリンジャーちゃんが派遣されたと。
そしてまたヤーナムの情報がぽろり。ヤーナムには「教会」なる組織があるようですね。しかもヤーナムに駐在する海兵と密接な連携が取れるようです。
デリンジャーちゃんのいう「急患」の患者さん…それはレベッカちゃんのお父様ことキュロスさんでした。
シーザーの差し金で血の獣が引き摺り出され、蕩けた瞳となったキュロスさん。本来はチョッパーが調合した薬で症状を抑えながらヤーナム行きの船を待つ手筈でしたが、これは嬉しい知らせ。治療は早期に迅速にあればあるほど良いですからね!
ローも患者のキュロスさんと一緒にヤーナムに渡るようです。ルフィ達麦わらの一味は一味でロー達のやり取りにどよめいてるようですが。そりゃ驚くよね。
そうしてキュロスさんが「急患」としてヤーナムに緊急搬送されてから数日後。
グラン・テゾーロがドレスローザにやって来たその日に、キュロスさんは病を治して無事に家族の元に帰り着いたのでした。めでたい!レベッカちゃんにとっての本当の夜明けですね。
ドレスローザの食料問題はトンタッタ族の尽力によりどうにか持ち直してるようで何より。早く商船が来て物資の補給が出来る事を願うばかりです。トンタッタ族も盗品を無事に持ち主の元に返せたのですね…ケジメはちゃんとつけられたんだ。良かった。
そしてルフィ達は今回来たグラン・テゾーロでヤーナム入りをする様子。レベッカちゃん達はまだまだお礼もし足りないしお別れが早すぎるとちょっと淋しげ。
ロビンちゃんやフランキーとのやり取りにホッと心が和みます。何気にフランキーは気遣いが出来ますよね。麦わらの一味の中でも大人組なだけはある…変態だけど。
暫しの別れと再会の約束を交わしたかと思ったら、今度は海から何やら水飛沫。張り詰める空気。まさか闘魚が…?と武器を構えたキュロスさんに慌てた声が水面から返ってきます。
さて水飛沫の正体。それはルフィが待ち望んでいた仲間、ジンベエの合流でした。ルフィ、ニッコニコだったろうなぁ。何か事件に遅れてしもたか…?と呟くジンベエに気にすんな!と笑うルフィ。豪気豪胆な若き戦士の様子に闘技場の英雄・ディアマンテ氏の嬉しそうな笑みが目に浮かぶようです。
…でも登場の仕方がちょっと鮫映画っぽいなと思ったのは自分だけでしょうか?ジ◯ーズのBGMが流れてても驚かないぞ…?
海を渡ってきたジンベエは、今一度ルフィに問います。
「本当にヤーナムに行くのか」と。
ヤーナムの地を治めるもの。それは王下七武海の一角にして2年前のあの日…ルフィの兄、エースの命を摘み取った張本人…「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」であると。
…そうか。レベッカちゃんにとってはずっと自分達を助けてくれてる人だったのか。ドフラミンゴは。
誰かの恩人は、誰かの仇でもあるかも知れない。
レベッカちゃんにとってはドフラミンゴもルフィ達も恩人だろうから、言葉を探してしまうのもさもありなん。
でもルフィはジンベエの問いにさらりと答えました。
「知ってる」と。
ルフィの反応にそれぞれの反応を返す人々。
少しの後、ジンベエは言葉を零します。
「船長が行くと言っているのだから、自分が渋る理由もない」と。そうしてジンベエは笑顔を浮かべました。
ジンベエさんの笑顔って朗らかでこっちまでつられてしまうような笑顔ですよね。きっとそんな感じの笑顔だったのかな?
物語の最後、元気いっぱいのルフィの号令に一味達が応える所で今回はひとまずのおしまい。
素敵な物語をありがとうございます…!