再会
それから2続きルビー「あっ!お兄ちゃんだ!お〜…」
MEMちょ「さっきそこでルビーと会ったんだけ…」
ルビーとMEMちょが俺を見つけ声をかけようとしたが静止する。おそらく…いや、絶対に俺の隣にいる有馬が原因だろう。2人の緊張を解くために俺も声をかける。
アクア「合流できてよかった。これで揃ってお墓参りできる。有馬も喜ぶ。」
ルビー「お兄ちゃん…その…」
MEMちょ「えっと…隣の…」
アクア「隣?」
ルビー「…いやなんでもない!ちょっと待ってね!MEMちょ、ちょっといい?」
そう言うとルビーとMEMちょは俺から離れてなにやら会話しだした。
ルビー「MEMちょも見える?(ヒソヒソ)」
MEMちょ「ルビーも?うん。(ヒソヒソ)」
ルビー「でもお兄ちゃんには見えないみたいだし…言わない方がいいよね。(ヒソヒソ)」
MEMちょ「そうだね。『かなちゃんが隣にいる!』なんて言うと混乱しそうだしね。(ヒソヒソ)」
ルビー「…MEMちょ泣いてる?(ヒソヒソ)」
MEMちょ「昔思い出しちゃって…もう歳だね…そう言うルビーも目真っ赤だよ?(ヒソヒソ)」
ルビー「なんだか都合の良い夢見てるみたい。また会えた感じがして…懐かしくて…。(ヒソヒソ)」
MEMちょ「…そろそろ行こ?アクたん心配するから。」
ルビー「そうだね。お待たせ!お兄ちゃん!」
アクア「ん。じゃあ行くか。」
かな「いつまでからかってるのよ!ちゃんと説明しなさい!これだからアンタは!」
ルビMEM「「!?」」
かな「ルビー!MEMちょ!久し…うわぁ!」
言い切る前に2人に抱きしめられ有馬がバランスを崩しそうになる。
かな「もー相変わらずお転婆過ぎよ。2人とも。」
ルビー「先輩だ!先輩だ!!せんぱ…うわぁーん!!」
MEMちょ「かなちゃん!えっとあのその…」
かな「落ち着きなさい。ちゃんと聞くから。」
有馬は2人を落ち着かせ話を聞く。一通り話し終えた2人に有馬の今の状況伝えた。
MEMちょ「そっか…当たり前だけど生き返ったわけではないんだね…でもまた会えて嬉しい…」
ルビー「私も嬉しい…また会えてこうして話せて…それはそうとお兄ちゃん!!」
アクア「すまんすまん。なんか変なテンションだった。」
かな「手持ち全部捨てて私抱きしめに来たもんねー笑。」
MEMちょ「そうなの?」
かな「花びらが散ってる菊がその証拠よ。」
ルビー「あっほんとだ!お兄ちゃんも相当嬉しかったんだねぇ♪」
アクア「…もう行くぞ。」
ルビー「あっ照れてるー♪皆行こー。」
そうか思い返すとあのやりとりするのはだいぶ浮かれてたな…けど今日ぐらいは…と思い足を進める。