全部太陽が悪い①

全部太陽が悪い①

卒論ヤバいのに俺は何をしてるんだ…


午前5時50分 夜桜六美は起床する。

私の朝は早い それは最愛の夫、朝野太陽を起こさないと行けないからだ

出席日数がただでさえヤバい太陽にはこれ以上休む日など存在しないし

…というのは表向きの理由で本当は寝ている太陽の顔を誰よりも早く見たいからなんだけどね

午前6時…

「太陽〜朝だよ〜」

ドアをそっと開けて私は太陽の部屋に入る

どうやらまだ彼は寝ているようだ

「…フフフ」

いつもはカッコいい太陽の顔が寝ている時はこんなにも無防備で可愛くなる…

この寝顔を見れるのが自分だけだということに思わず笑みが溢れてしまう

ニマニマが止まらない…

魔が差して思わず髪を触ってみる

太陽の髪は少しクセがあるけど触り心地が良い それにくるんとしたアホ毛もまた愛おしい…

そんなこんなで太陽をしばらく愛でていたが流石に起こさないと遅刻してしまうので起こす事にする

「太陽〜?朝だよ〜?」

あまりにも起きないので今度はほっぺをつまんだりツンツンしてみる

「ンン…」

反応があった

でもまだ起きないみたいだ

…太陽が昨日任務で疲れてるのはわかってる

けどここまで反応が薄いと…ちょっとイジワルしてみたくなっちゃう…

どこまでしたら太陽が起きるのか…そしてどんな反応をするのか…私の嗜虐心と好奇心が疼いている…

ごめんね太陽…でもこれも私達夫婦の為なの!!

第一!!お兄ちゃん達が居なくなって私と2人きりなのに一向に手を出さない太陽にも責任があるもん!!

そりゃあ任務だってあるし!太陽は優しいし!そういう事を無責任にする人じゃないってわかってる!

それでも…たまには素直になって欲しい…ちょっとぐらいわがままを言ってもバチは当たらないんだし、私だって太陽が素直に甘えてくれるのが何よりも嬉しいんだから

それに…私知ってるよ?太陽が2人きりになってから私で自慰行為をする頻度が格段に上がったことを…

今太陽は自分の情欲を強靭な理性で抑えてる…でも太陽だって男子高校生…相当ムラムラしている筈…!!

第一若い夫婦が同じ屋根の下で2人きり…それなのに何もしないなんて夫婦がこの世にいるだろうか?いやいない(反語)

なので!!これから!!私が!!太陽との行為に至る為に!!そして太陽がもっと素直になってくれるために!!太陽にエッチな事をします!!

決して私がエッチな事をしてイジメたいとかじゃないから!!

太陽が攻められてエッチな顔をしてるのが見たいとかじゃないから!!

私が欲求不満とかじゃないから!!

違うから!!

多分!!

きっと!!

メイビー!!


…誰に弁明してるんだろ私…

とりあえず寝ている太陽の顔に近づいてみる…

「……(顔が良い)」

いや本当に!!私の夫、顔が良すぎる!!こんなカッコよくて寝顔が可愛い人にエッチな事をするなんてもしかして私ってとんでもなく淫乱なのでは…?

…い、いや違うわ!!それもこれもカッコよくて可愛い太陽が悪いのよ(正論)太陽アナタのせいよ(理不尽)太陽責任を取りなさい(婚姻済)

…でも本当にエッチな事をしてもいいのかな?

「ン…むつ…み…」

はい太陽の寝言反則♡

ペナルティキッス…行くわよ♡

「…んっ♡ちゅ♡」

そっと触れるだけの接吻を彼に落とす

ただ少し触れるだけ…ただ私が一方的にしただけのキス

それでも太陽の唇に触れた瞬間一気に彼に包まれたような感覚になる

「ふぁ…ああ♡」

寝ている間にしてしまう背徳感も、太陽を自分のものにしている独占欲も、そんな私のやましい気持ちを全て吹き飛ばしてしまうくらい…寝ている太陽とのキスは私の太陽への愛しさで溢れかえってしまう

「んっ んっ 太陽♡」

太陽が寝ている上に跨り頬に両手を添えて…何度も何度も啄むような…それでいて貪るようなキスをする

少し触れて…また離れて…また触れて…それを繰り返す度に彼への愛と愛しさが…火に薪をくべるが如くどんどん溢れて…思いが滾ってくる…

部屋には時々強く吸った時のリップ音がただ響く…

しかしその愛しい気持ちに反して足りなくなる、もっと太陽に触れたい…太陽を自分のものにしたいという気持ちが強くなっていく…

脳の報酬系が軽いキスだけでは足りないと訴えてくる

より近く、より深く、より彼の領域を蹂躙するようなキスを欲してくる…

「太陽…良い?」

起きてる筈も無いのに太陽に聞いてみる

返事は無い

もう一度キスをする 今度はちゃんと唇を合わせる

自分の舌を彼の唇の間にちょっとだけ触れてみる

太陽の唇は拒む事は無く、意外にもすんなりと私の舌を受け入れた

どうやら私も我慢の限界だったみたいで舌が太陽の口内に入ると一気に突っ込んだ

舌で太陽の歯をなぞり、口腔内をなぞり、太陽の口の中を覚えるように舌を這わせていく

寝ている太陽も息苦しいのか少し呼吸が乱れていく…

「んちゅる♡じゅる♡ちゅるる♡」

やがて太陽の口内の形を覚えた私は本能の赴くままに舌を這わせ、彼の舌と交わる

太陽の口内はどんどん私に侵されて 私が舌を絡めると無意識なのか 彼も舌を絡めてくれる

彼の本能がそうさせるのか それとも無意識に私を受け入れてくれるのか

もう絶え間なく深いキスをしているから酸素が足りない頭で考えてもちっともわからないや…

「…ンッ…太陽…ごちそうさま♡」

たっぷりキスをして満足した私は太陽の唇からゆっくりと離した

離れる際に私のか太陽のかわからなくなった唾液の糸が私達の口の間にいくつも出来ていた

そして彼の口元に垂れてしまっただらしない唾液も吸い取ってしまう

太陽の唾液を吸い取ってる事実にまた私は興奮してしまった…

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