僕たち
口岡作者※禪院晴作者の吹っ切れる?のIFというかアフター口岡が乱入するお話です
「禪院晴ぅぅ!!」
聞き慣れた声の悲鳴が聞こえる
どうやらこの世界の僕は負けたらしい
我ながら情け無いなと思いながら己の使命を全うするために世界の扉を開ける
その様子に気づいた15番目の僕が話しかけてきた
「どうしたんだ始まりの僕?何処かの世界に行くつもり?」
それに僕が答えた
「いやぁー何となく並列世界を覗いててたら宿儺と禪院晴?に負けてる僕が居てさ、情け無いから助けてやろうとしてるんだよね」
それを聞いた3番目の僕が答えた
「あー禪院晴ね?あいつ厄介なんだよなー始まりの僕の世界には居なかったみたいだけど本当に面倒くさかったんだよ!」
その言葉に470番目の僕が言った
「そうそう!厄介だよね!僕も一回術式コピーされてピンチになったんだよねー」
そんなに厄介だったのか禪院晴、その話を聞き流して僕は世界の扉を潜った
「話にならなかったな」
そう言った僕の足元には肉塊となった宿儺と見るも無惨な姿となり息絶えた禪院晴の姿があった
「さてと蘇生魔法っと」
そう言ってこの世界の僕を蘇生する
ついでに消された縛りや奪われた呪力と術式を僕に返す
「あ…れ、僕は一体…」
そう言って目覚めた僕に話しかける
「やあ、初めまして僕」
その言葉を聞いてハッとした様子の僕は困惑しながら僕に話しかけてきた
「あの僕って死んだ筈じゃ、そうだ宿儺と禪院晴はどうなったんですか!?」
やっぱり宿儺と禪院晴について聞いてきた。どの世界でも僕は僕らしいな
「安心して、あの2人は殺しておいた
ほら、僕の足元にいるでしょ?」
その言葉を聞いて僕の足元を見た僕は安心した様子で僕に聞いてきた
「あの、失礼ながら聞いていいですか?
貴方って僕ですか?」
あぁやっぱり気づくのか
「そうだよ?」
そう言うと僕は、僕に聞いてきた
「何でもう1人、僕がここにいるんだ?」
僕はそう聞いてきた僕に本を渡すと、
こう答えた
「すぐにわかるさ、
僕の正体はその本がヒントになる。
とりあえず読んでみなよ。」
僕は僕にそう言って世界の扉を開き
その扉を潜ったのだった
「ねぇ僕、謎の存在ムーブは恥ずかしいって、他人がやってるのを見てるだけでも共感羞恥心が凄いってのに並列世界の自分自身がそれやってるって、物凄く恥ずかしいからやめて」
帰ってきたら僕は169963番の僕にそう叱られた。