供養

供養


ちょっとアカン描写とかあるので閲覧注意
念の為18歳以下は見ないでね




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









「っあ……やめ、ろ、や……ぁ!」


なんで、こんな事になったのだったか。

自分に充てがわれた部屋で、全ての元凶である男を見上げ平子真子は思案する。

見上げた視界に入るのは見慣れしまった自室の天井と、己を揺さぶる藍染惣右介。


あぁ、なんでこうなったかなんて白々しい。全部、己のせいだと云うのに。


数十年前のあの夜、自分と仲間は愛染の罠によって虚化とかいう実験材料にされてしまった。他の仲間は浦原が助命してくれたようだが、平子だけが藍染たちに連れ去られてしまった。平子が最後に見たのは己の腕を掴み冷笑する藍染の姿。

次に目覚めると、死神の平子真子は死んでいた。


Report Page