休憩はほどほどに

「んあっ♡マスターさん♡」
いきなり恥ずかしい声を聞かせてしまってごめんなさい…イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです…わたしは今、とある事情からマスターさんとセ…魔力供給をしています。どうしてこうなったのかはこれから始まる回想をご覧ください。では…
〜〜〜〜〜
「な、内容が思いつかない…」
「イリヤから魂が抜けてる…」
「ごめんイリヤ。わたしがもう少しアイデアを出せれば…」
「美遊が謝る必要ないわよ。まぁ、煮詰まってきてるのは事実なんだしここらで気分転換でもしましょうか」
「と言うと?」
「とりあえずわたしと美遊で今話題のドリンクとスイーツってやつを買ってくるから、マスターはイリヤのペットになりなさい」
「わかっt……え、ペット?」
「クロ、イリヤのメンタルケアならわたしが…!」
「悪いけど今はマスターが一番適任だと思うの。だから美遊はわたしの買い物に付き合って」
「…あなたがそこまで言うなら。ではマスター、イリヤをお願いします」
「ペットになるかどうかはともかく、任されたよ」
「じゃ、そういうことだから。2人とも留守番頼むわねー」
「エヘヘ…ドウジンシガイッパイダー…」
「…やっぱりわたしも」
「だーめ。ほら、行くわよ」
「あう…」
ずるずるとクロに引きずられる美遊を死んだ目で見送りながら、視線を横へと移す。そこには少し困り顔をしたマスターさんの姿があった。
「えーっと…とりあえず何か別のことをして一旦リセットしようか」
「リセット…」
「……おいで」
「!」
精神的に疲れてるせいかなんとなく重い身体をノロノロと動かしてマスターさんの胸元へと顔を沈める。ほとんど身を投げ出すようにして預けたにも関わらず、お兄さんはきちんとわたしの事を抱き止めてくれた。
「大分お疲れみたいだね、お嬢様?」
「もう何もやる気出ない…」
「よしよし…」
片方の手で抱きしめられつつもう片方の手で撫でられる。こうしてもらえるだけでなんとなく元気がもらえるから不思議だなーと思う…わたしがチョロいだけかもしれないけど
「ちょっと元気出てきたみたいだね。じゃあ今度は顔上げてもらってもいい?」
「ん…」
「うん、良い子だぞ。それじゃちょっと失礼して…」
「んむっ…♡」
言われた通りにするとご褒美と言わんばかりに口づけをされる。こっちに気を遣ってくれてるせいかいつもより積極的なマスターさんにドキドキしながらも、重ねた唇を離さないようにしっかりと舌を絡める。
「ちゅ……じゅる……♡」
口の端から溢れた唾液が肌を伝っていくが気にせずキスを続ける。というか気にする余裕も無くなるぐらい、わたしの頭の中は彼の色に染められていた。
「……ぷはっ……えへへー、マスターさん♡」
「わっ…とと……」
「ねぇ…もっとえっちなこと、しよ?」
「しょうがないなぁ……って言いたかったけど実は俺も同じだったりして…」
「ならお揃いだね、わたしたち…じゃあ早速マスターさんのことパクってしちゃうね♡」
最早水着を脱ぐのももどかしく、ずらすようにしてわたしの秘部を露出させてそのまま挿入する。最近全くしてなかったせいで色々と溜まっていたのか、ちょっとキスしただけで濡れに濡れていたためあっさりと奥まで入ってしまった。
「んっ……やっぱりこうやってマスターさんのを挿れるの、好きー…♡」
「俺もイリヤとするの、好きだぞ。こんな風に甘えてくるのもすごく可愛いしな」
「だってマスターさんのことが大好きなんだもん、いっぱいドキドキしたいし…」
「…(彼女が可愛すぎてつらいってこういう状況を言うのかな…)」
「マスターさん?」
「っ…ごめんごめん、ちょっとぼーっとしてた。そろそろ動こうか?」
「……今日はわたしがしたい気分…かも」
「わかった。イリヤに任せるよ」
「うん♡じゃあ動くね…」
身体を擦り付けるようにして前後に揺らす。わたしが動くたびにマスターさんのおちんちんで中が擦られるのがすごく気持ちいい…
「んあっ♡マスターさん♡」
「やっ…ば……イリヤの膣、いつもより締め付けてくるっ…!」
「なかっ、しゅごいっ♡頭おかしくなっちゃううぅぅ♡♡♡」
「イリヤっ!大好きだぞ!」
「うん♡わたしも好きっ♡だからわたしの全部をマスターさん色に全部塗り替えてっ♡♡♡」
最早甘い声で媚びることしかできないわたし。でもそんな乱れに乱れていても愛を囁いてくれるマスターさんのことが好きで好きでたまらなくて…もっとこの人に好きになってもらいたいと張り切ってしまう。実際にわたしの身体の動きはどんどん激しくなり、口から漏れる吐息や喘ぎ声も抑えることができないぐらい大きくなってしまっている。
「わたしっ…ずっとマスターさんのものでいたい!美遊もクロも一緒にあなたのお嫁s…ひゃわっ♡」
「そんなのっ、とっくの昔から決めてるよっ!俺だってずっとみんなといたい…!」
「ふあっ♡すごっ♡」
「そのためにまずはイリヤに刻みつけるからな!全部受け止めてっ…!」
「はい♡マスターさんのせーし、イリヤの膣にいっぱい出してっ…♡」
「つあっ…限界…!」
「ああっ♡だめっ♡イクぅぅぅ♡♡♡」
互いの本心をぶつけ合いながらの絶頂。なんだか普段以上に気持ち良かった気がする。それは改めてお互いが愛し合っていることを知れたからか…それとも…
「ん…まだ出てる…♡」
「……イリヤ」
「もー、甘えん坊さんなんだから…良いよ。ちゅーとおっぱい、どっちが欲しいんですか?」
「…両方」
「はーいっ♡じゃあまだまだいっぱい好き好きってしようね、マスターさん♪」
〜〜〜〜〜
「イリヤばっかりずるい!わたしもマスターとエッチしたい!」
「そっち!?てっきり、休憩しすぎなのを怒ってるのかと…」
あの後、もう一度マスターさんに中出ししてもらってたら買い物から帰ってきたクロと美遊に見つかってしまった。どうやら2人とも盛り上がりすぎて時計など全く見ておらず、思っていた以上に時間が経っていたことに気づけていなかったみたいだ…でも、このたった少しの時間でマスターさんともっと仲良くなれたから特に後悔はn
「そこは気にしてないわよ。仕事の時は仕事!休む時は休む!わたしはあの一件でそれを学んだわ…」
「クロ、目が遠くなってる……えっと、マスター。わたしも、その…クロと同じ心境というか…」
「……わ、わたしもまだしたいなー、なんて…」
「(4人でするのっていつぶりなんだろう…しかも実質2回戦だし。これ、後でルビーを頼らないと死ぬな…)」
「なら決まりね。久しぶりに4人で盛り上がりましょうか♪」
「…そういうことなのでお願いしますね、マスター♡」
「…まぁ、求められたならきちんと応じるよ。イリヤもクロも美遊も…その、愛…してるからな」
「あ!マスターさん照れてるー、可愛い♡」
うん、やっぱりやめた。後もうちょっとだけ、マスターさんには愛情を注いで欲しい。それこそ、壊れてしまうぐらいに…もちろんわたしも美遊もクロも、それ以上の好きをマスターさんにあげるつもりではあるが。でもマスターさんならきっと全部受け止めてくれるはず。そう信じてわたし達は彼に全てを委ねる───
「「「それじゃあ、いーっぱい愛してね。お兄ちゃん♡」」」