今村と猫と

今村と猫と


注意!!!

モブのA(♂)と猫出てきます

今村がモブ(♂)の容姿について言及してます

今村の事、意識し始めて少ししか立っていないのでエミュ下手かも

スレ主の解釈不一致だったらごめん

 

 

「拾ってください」そう書かれた段ボールに猫は入っていた。どうやら捨て猫らしいが俺に拾ってやる義務など無いし、女の子と一緒に帰っていたならばモテる為「俺が何とかしてやるよ」とキメ顔を作って言っていたかもしれない。

だが今、一緒に帰っているのはA、可愛らしい顔をしているがれっきとした男である。彼は俺のクラスメイトなのだが、

何故か満更でもなさそうだった。これで女の子なら出合った瞬間に口説いて遊びに誘っていたに違いない。本当に男であるのが悔しいくらいである。でも、男だしなぁ...男の前でアピールしても仕方ないよなぁ...とか思っている時だった。

Aが顔を綻ばせ

「ねぇ、猫ちゃんだよ今村くん!!可愛い~!!」

と弾んだ声で叫ぶ。猫を触ろうとしゃがみ、手を伸ばすAにつられて俺もしゃがむ。

「Aは猫好きなん~?」

「うん、大好き。お母さんが猫アレルギーだから飼えないんだけどね...。ってかこの猫ちゃん美猫ちゃんだよね~」

と言いながらよしよしと猫の顎を掻く。俺もそっと猫の身体に指を這わせる。確かに捨て猫だとは思えないほど綺麗な猫だ。ぬいぐるみのように丸々としながらもその身体は粘土細工のようにくにゃりと柔らかく、緑金に光を帯びた黒い毛皮は生きた天鵞絨である。翠に染まった対のガラス玉が俺とAを映して離さない。無意識にだが、Aに似ている...と思ってしまった。「ノミいるかもしれんからあんまり触んなよ~」と言う俺の声を聞き流し、Aは猫を抱きしめ、ウットリと目を閉じる。猫も幸せそうに喉をゴロゴロと鳴らした。

風が吹き、Aの男の髪にしては長く肩につきそうな艶のある黒髪がふわりと揺れ、爽やかな制汗剤の香りが俺の鼻腔を擽る。マジで男かお前...

「俺、お前の事飼えないけどさ...。貰ってくれる人とか探すから...。絶対飼い主見つけてやるから」

猫が「みゃっ~みゃあっ♡」と返事をするかのように鳴いた。

「はい、今村くん撫でてみてよ。」

とAは猫をグイっと前に突き出し微笑む。

「みゃあみゃあ♡」

柔らかな猫の感触にうっとりする。鳴き声は甘くか弱く可憐な令嬢のようだ...。

こいつ雌だ!!そんな気がする。俺の下半身がそう告げている。

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