今年の自分 ワクワクな来年
磯村聡佐久に住んで7年、就農して7年。
もう7年、あっという間です。
でもまだまだここから色んな展開が起こりそう、起きていく、そんな1年になりました。
7年目ともなるとある程度、自分がやっていることを客観的に余裕を持って見られるようになりました。
こんなことが起きるから、こうしよう、これを先にしよう、などと先を見越して仕事もできる自分がなんだか嬉しい気持ちになりました。
こんな不器用な自分でも一つのことに諦めずに取り組むとこれだけ成長するんだ、とびっくりです。
その反面、常に新しいことをやっている、やりたくなる?私はせっかくできたそんな余裕な気持ちも、また違うことを始めるもんだから、結局プラマイゼロになるんだとそう思った年でもありました(笑)
今年の6月から正式にオープンした「うちやまコミュニティ農園」。
去年もここでそのことに触れましたが、その翌年には形になり動き出すことができました。
想いが形になることの感動、嬉しさ、楽しさはこんなに大きいのか!と思いました。
立ち上げから何度も相談しながら、一緒に少しずつ形をつくってくれた江原さん、そして協力してくれた多くの方に本当に感謝です!
ありがとうございました。
バタバタなところもありましたが、すごく楽しい空間とメンバーで、コミュニティ農園をやってよかったと思います。
今シーズンのコミュニティ農園は、とりあえず私の方でこんなものを育てたらいいかな~、こんなことをやったらいいかな~っと考えてやりましたが、来年からはメンバーの意見や夢をいっぱい詰め込んだ農園にしていきたいと思います。
個人的に1つ決まっていることは、「畑」というイメージから「菜園」「庭園」の形にしていきたいということです。
いろいろ調べていくとフランスで「ポタジェ」というものがあり、日本語に訳すと家庭菜園にあたりますが、写真で見ると日本のそれとはちょっと違います。
フランスの伝統的なスタイルの庭なのですが、まず美しい。
庭と畑が一緒になったような、花やハーブ、野菜が混ざり合いなんとも言えないコントラスト。
そこには見て楽しむ、食べて楽しむ、空間を楽しむ、そんな要素があるのです。
※ポタジェのイメージは下記のURLをクリックして見てください!(怪しいサイトではありませんw)
コミュニティ農園はただみんなで作物を育てるのが目的ではなく、畑や田んぼを通していろんな方(内山の人も、佐久市の人も、県外の人も)と交流し楽しむ場にしていいきたいと思っています。
更にそこから新しいことが生まれる、そんな場になったらと。
だからもっと気軽に楽しみ、過ごせる空間を創っていきたいと思ったら、まさにこの「ポタジェ」はピッタリだと感じたのです。目指すは長靴で行く畑ではなく、スニーカーでも行ける畑に!
もしちょっとでも興味がある方は是非一緒に創っていきましょう!
さて、あと一つ今年を振り返ってみると、インプットでなくアウトプットの年でした。
今までは聞かれた質問にただ答えて終わることが多かったのが、更に深く教えてほしいと頼まれることが増えたのです。
そして自分もやってみたい!と自ら積極的に行動される方と多々出会いました。
自分が今まで得た経験や知識が、他の人にとって必要な情報・生きた学びとして伝わっていくことを始めて認識しました。
また農業という枠から出て、違う分野で活躍する方から必要とされたことに驚きました。
7年やって、気づかないうちに自分の中で蓄えられていた経験やそれに伴う思考は人に求めれらるのか~っと気づかされました。
そんな中、こんな自分を必要として頂ける方とご縁があり、来年新たな展開が起こっていて、自分の仕事や地域に大きな動きがありそうです。
詳しいことはまた来年実際にやる中でお伝え出来たらと思います。
自分の道を進むうちに思わぬ道が現れ、自然と良い方向へ進むべき道が出来てくるんだと、年々感じています。
しばらくはこの道をワクワクして楽しみながら、そこでの出会いを大切に進んでいきたいと思います。