人外魔境無様決戦(前編)

人外魔境無様決戦(前編)


※スレ主さん世界線のifルート

※伏黒P自己犠牲表現アリ





「伏黒、折り入って頼みがある。俺とお前の今後に大きく関わる重要なことなんだ。頼む。」


部屋に入ってくるなり虎杖はかつてなく真剣な声色で頭を下げる。


「…どうした、虎杖?お前がそんな雰囲気になるの珍しいな。………とりあえず話を聞かせてくれるか?」


「うん。…実はさ、さっき宿儺とヤッたとき

『ここはっ♡俺の領域だ、現実ではないならっヤられたうちには入らんだろ?』って言って急に威勢取り戻したんだよ。…俺は生意気な宿儺も好きだけど、やっぱり…やっぱり…やっぱり!!俺に完堕ちしてちんぽねだってくる宿儺が大好きなんだッ…!!…もう1回堕ちてほしい!!できればそのまま戻ってこないでほしい!!!ずっと俺のメスでいてほしい!!!頼む伏黒!!!俺に協力してくれ!!!」


もうマジでこの小僧は何なんだろうか。


「…虎杖、顔を上げろ」


「俺は皆とは違う。シコるオカズ(無様シチュ)を選ぶ。俺が1番(無様シチュを)求めている!!だから!!」


「俺が協力しないなんてことは許されねぇんだよ!!」


もうマジでこの伏黒は何なんだろうか。


「フッ…伏黒サン…!!!アザッス!!マジ光栄っす!!!」


「いい。気にするな。お互いのためだろ。…それより早速策を練るぞ。宿儺の主張を真正面からブチ抜いて真正面からメス堕ちさせる。」


そう言った伏黒の瞳はピッカピカに輝いていた。


━━━━━━翌日



「すーくなー」


虎杖が呼ぶと頬に目と口が現れる。


「…なんだ小僧。」


「お前一時的に他の人に移ったりできる?」


「は??」


「だから、俺の中から出て他の人…例えば伏黒とかさ、移ったりできる?」


「…出来んことはないな。だが伏黒恵が死ぬぞ。」


(伏黒恵に器の素質がある事は黙っておこう…不愉快極まりないことになる気がするぞ…)


いまいち虎杖の目的をよく理解していない宿儺だが、本能的に危険を察したようだ。声に警戒の色が現れる。


「いや、なんか大丈夫らしい。『今後一切俺ら以外で抜かない』って縛りで呪物耐性爆上げしたんだって。」


「阿呆か?阿呆なのか伏黒恵は??いや阿呆だったな、そうだそうだ悪かった彼奴は阿呆だ。」


「で、移れるんだよな?じゃあ伏黒んとこ行ってきて!!」


「おい小僧巫山戯るなよ絶対ろくな事にならんだろう」


「あっれぇ〜〜??一番最初にチン負けして泣きながら結んだ縛り忘れたんですか〜〜??」


「…ッ♡っあ、…クソが…1日だけだぞ♡」


「うん、俺も戻ってきて欲しいしそんぐらいでいいよ!!つーか1日だけって自分から条件つけるほど俺から離れたくないの?ほーんと宿儺俺んこと大好きだよね♡」


「…ん♡った、戯け!!相手が伏黒恵だからだ!!彼奴は1000年前の連中を含めてもダントツで頭が終わっている!!!まだ小僧の方がマシだ!♡」


「ん〜♡そうだね〜♡俺の事大好きだね〜♡」




一連の甘ったるい会話を聞いていた伏黒は極悪非道な笑みを浮かべた。



━━━━━━━━さらに1週間後


虎杖は伏黒の部屋に立っていた。

伏黒も緊張した面持ちで虎杖を見つめている。


「…よし、宿儺。頼んだ」


「…本当にいいんだな?小僧、オマエの指が1本消えるんだぞ?」


宿儺は若干引き気味である。まぁ当然の反応。


「いーよ。どうせ反転で治してくれんだろ?」


「ハァー…伏黒恵もいいんだな?」


「あぁ、問題ない。俺の性活の一部を犠牲にしたんだ。呪物耐性も十分な筈だ。」


「…………。小僧、代われ」


虎杖と代わった宿儺は、自身の小指を呪物化させながら切断する。めちゃくちゃ嫌そうな顔で伏黒に近づくと、めちゃくちゃ嫌そうな顔で伏黒の口に指を突っ込んだ。


「…ぅグっ…ゴクン。…ヒェエェェェエ!!!無様の味がするぜェえええええええッッ!!!!!良い!!これで良い!!!」


死んだ顔をした宿儺が虎杖になった頃には、伏黒の体に呪印が浮かび初めていた。


「…お。成功?」


「………あぁ、そのようだな。全くもって不愉快だ…。…そもそも何故あんな縛りが成立するのだ…?いや足し引きの辻褄が合っているからなんだろうが…。しかしあれはおかしいだろう…こう…なんか…ダメだろう…」


虎杖の物よりもボリュームのある前髪を掻き上げながらブツブツと呟く宿儺。

この世の終わりのような顔をしている。これが呪いの王の姿か。


「で、小僧。わざわざこんな煩わしい事をして何が目的だ。」


「え?エロい事する以外にあると思う?」


「お前本当にいい加減にしろよクソカス小僧」


「酷い言い草w」


そう、虎杖が伏黒と討議に討議を重ねた結果行き着いたのが『宿儺に実体を与えてその状態でガッツリ抱き潰す』だった。発案者の伏黒が実体提供まで申し出たので、虎杖はその美しい(汚い)姿勢に感服し、喜んで受け入れてしまった。コイツらには無様エロしか眼中にないのだ。


「そもそもこれは伏黒恵の体だぞ?幾ら頭が終わっているとはいえ一応級友だろう。流石に事に及ぶのはこう…倫理的にダメだろう。」


呪いの王が倫理観を語っている。如何にこの状況が終わり切ってきるかがひしひしと伝わってくる。


「いや俺宿儺だったら体関係なく勃つけど。なんならもう黒髪の宿儺エロすぎて勃ってるけど。」


「おまっ…!?♡こ、こぞー…ッ♡いいい加減に…っふ♡」


「いやー宿儺さ、『現実じゃないからヤられた内に入らない』って言ってたじゃん?てことは現実でヤッちゃえばもう言い訳できないでしょw…大丈夫、伏黒の体だしゆっくりしていくから♡激しくしないとは約束できないけど♡ボソッ…もうズボン越しに俺のちんぽ見るだけで発情しちゃってるじゃん。体変えようがどうしようがアホエロ脳みそは治んないね♡かーわい♡♡」


言いながら近寄ってきて体のあちこちを触り始める虎杖。


「っんあ♡♡こっ、こぞぉダメだ//♡俺の中からっ♡伏黒恵が見てるッ//♡…ぅ、やだ♡」


「いーじゃん、いっぱい宿儺のかわいいとこ見てもらお♡?伏黒も喜ぶって♡」


「ッ〜〜〜〜〜♡よくないっ♡」



━━━━━━━━━生得領域


「良い!!!良い!!!良い!!!!素晴らしい!!!魅せまくってくれたな宿儺、虎杖!!!!ありがとう!!!満腹だ!!!!」


伏黒Pはスタンディングマスターベーションをしていた。楽しそうで何よりである。

ちなみに伏黒Pはこの日の為に1週間かけて自らの体を開発し尽くしている。それもこれも全て無様の為。Pの鑑とも言える自己犠牲の精神は感嘆に値する。


「だがまだまだ食べ盛り!!!モリモリイこうか!!!」


いやただのアホだな。



つづく(と思う)

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