五老星と日常の終わり
「また、あやつが何か壊したらしいな…」
「まぁ、海賊が暴れてたから、ある程度はしょうがないが…」
「なんじゃ…この報告書は…」
【街、半壊した!ごめんなさい!】
「ニカの力、覚醒してないのだな?」
「それは、間違いない。彼女の方は?」
「こちらも変わらずじゃ…」
【ルフィが街を半壊させました。
人的被害は、怪我人数人ですが、
建物はダメです。】
「問題しか起こさないが、市民からの支持はかなり厚い。このまま、あの2人が次の海軍の、顔となる日も近い…」
「引き継ぎ、決して天竜人と接触させるな。これは、重要項目だ。」
「ゴムゴムとウタウタ、この二つが海賊の手に渡らずにこちらに来てくれて、本当によかった…」
「万が一、海賊に渡っていたなど、考えたくもない…」
「この先も何も変わらず行けばいいが…」
「しかし…こやつの報告書は、どうにかならんのか…」
「サカズキに指導させよう…」
「また、執務室からマグマが噴き出るな…」
…
…数ヶ月後…
…
「…」
「…」
「…」
「…」
「…この事態、どう収集すれば良い…」
海軍から、消えたゴムゴムとウタウタ。
5人は、ただ、この二つが覚醒しないように、祈ることしかできなかった。