中略部分
⚠️注意⚠️
❤喘ぎとか汚喘ぎ、直接的な言葉は無いよ。
脹相の血以外の体液にも毒がある設定だよ。
毒には甘みとか旨味成分含まれてるのがあるっていうロマンを落とし込んでみたかったよ。
エミュが微妙だよ。
OK?
⬇
誰も居ない駅のホームに微かな声が響いている。
壁に背を付けて座り込んだ女の脚の間に少年が膝を付き、その豊かな双峰に指を這わせていた。
少年の相貌は呪印に彩られ、年嵩に見合わぬ色を湛えて愉悦に染まっている。
指先で掠めるように触れ、薄く柔い布地の擦れる感覚に身を震わせる女に、二対ある眼が喜色で三日月のように歪む。
生娘故の鈍い性感には、揉むよりも撫でる方が善い事を知っている。
まだ快感に成りきっていない感覚をそれとすべく、白い薄布を淡く染め、恥じらう様に主張し始めた先端を薄衣越しに食めば、びくりと身を固くする。
「ひぁっ、んんっ…や、ゃめ……ひっ…ぃや…、だ、あぁ…っ」
「ケヒヒッ。そう身構えるな。未通女のお前にはじっくりと覚えさせてやる。特別だぞ?」
ぢゅうと音を立てて吸い、柔く歯で挟み、舌で捏ねる。
脹相は背筋を走る初めての感覚に、両腕で宿儺の頭を抑え引き離そうとするが、与えられる刺激に身体が強ばり、逆に顔を胸に押し付けてしまう。
「あっ、な、んっ…だめ、あぁ…っ、ぅあぁっ!」
「んむっ、おい、そんなに煽るな。それとも、もっと激しくして欲しいのか?」
くつくつと嗤い、態とぶじゅぶじゅ、ぢゅぱぢゅぱと音を鳴らして吸い付きながら、もう一方の先端も親指と中指で摘み、人差し指で弾いてやると、快楽を拾い始めたのか今までより強く反応を示す。
「あぁっ!く…っ、あっ…あんっ、やめ…ろぉ……っ、んぁっ、お…れは、おに…ちゃ…」
「ククッ。そうかそうか…」
この場にそぐわない「お兄ちゃん」と言う単語が耳に入った宿儺は、口であやしていた先端を左手に任せてべろりと耳を舐め、そこに意識が行ったと見るや、そのまま奥に流し込むように甘く囁く。
「じゃあ、もっと頑張ろうな?『お兄ちゃん』?」
「ひぅ…っ!?あ、ゃあっ、は…ぁっんっ…くぁ…あっ!?」
耳許で「お兄ちゃん」と言われ、味わった事の無い感覚でぼやけた頭が冷や水を浴びせられたかのように明瞭になったのも束の間、今まで自分ですら分け行った事の無い隘路に無遠慮な指先が押し入り軽く掻き回したかと思えば、ぞろりと上に昇りまだ隠された快楽の芽を顕にしようと容赦なく擦り上げる。
「む、やはり狭いな…だが、これだけ濡れているのなら時間の問題だな。まずは一度気を遣らせるか」
「うぁあっ!!あぁっ!いや…っ!な…に、んぁぁっ!!いやだ、やだっ!ゃ、やめ…っひぁあっ」
「なぁに、怯えずとも良い。好い所に連れて行ってやろうと言うのだ。遠慮無く甘受するがいい」
「あっ!あ、も…だめっ!な、にか、くるっ…いや…っ、あっ、あぁっ…!っぁ───────っ!!」
ばちばちと視界が弾ける。
身体が弓なりに反って、びくびくと痙攣する。
頭には白く靄がかかり、何も考えることが出来ない。
「よしよし、初めてにしては上出来だな」
「ぁ…」
宿儺は初めての絶頂に放心状態の脹相の頭を幼子にするように撫で、快感に潤んだ瞳から零れた雫を啜り少し思案する。
「ん?これは…」
次に開きっ放しだった口から垂れ流しになっていた唾液を舐め、まだ荒く息を吐く口に舌を捩じ込み貪った。
「んっ…ふ、んん…っ、んぅぅ」
「ふむ、面白い……半呪霊の毒だというのに甘いとは…」
「ん…ぅ?」
「ヒヒッ、お前はとことん俺を愉しませてくれるなぁ」
ぽやんとした表情であどけなく小首を傾げる様は可愛らしいものであるが、そこに纏い付く色香は数分前までと比べ物にならない程に量や質を増していた。
(一度達しただけでこうも変わるか。ならば…)
コレが「女」に「成った」時、一体どれ程の甘さを発するようになるのか。
ああ、正にこれは毒の華なのだ。
その堅く締まった蕾が今花開こうとしている。
期待。そして、そう成さしめるのが己であることの甘美と歓喜に、毒など効かない身であるのに頭がくらりと揺らぐ感覚に襲われる。
「ケヒッ、味見といった所だな」
今し方女を追い込んでいた、蜜に濡れそぼった指を舐めれば、やはり甘い。
「比喩ではなく本当に蜜であるとは……」
ゆったりとした下衣を脱がせれば、豊かな下生えに覆われた秘部が露になる。
「こんな事をするのも、したいと思ったのも初めてだ。誇るがいい」
そう言って、露に塗れた茂みを掻き分け、掌に現した口から伸びた舌を蜜壷にぬるりと滑り込ませ、うねらせる。
「ぅあぁっ!あっ、あんっ、やぁっ、あぁっ、んっ、やめ…てぇっ、あっ、また…っく、る」
「こういう時は『イく』と言うそうだぞ?イきそうか?イくか?」
ちゅくちゅくと音を立てて唾液に濡れた胸の先端を左の手指で弄び、零れてくる涙や唾液を舐め取る。
右手の親指はぬちゅぬちゅと芽を擦り上げ、掌の舌でもぐぢゅぐぢゅと隘路を拡げ、次々湧き出る淫泉をぢゅうぢゅうと啜る。美味い。甘露だ。
手の舌を締め付ける感覚と強さで果ての近さを察し、また耳許であの言葉を囁く。
「あっ、はぁ…っ、ん…っ、イ…くっ、もうっ…イくぅ…っ」
「そうか。イくか。いいぞ。ほら、イけ。『お兄ちゃん』」
「っ────────!!」
びくりと一際大きく背がしなり、声にならない嬌声と共に舌が締め付けられる。
「ヒヒッ、そんなに締めるな。舌が千切れてしまいそうだ」
極まったばかりでひくつく中に指を潜り込ませ、宥めるように撫で擦る。痙攣が収まって柔さを取り戻した胎内はぬらぬらとしとどに濡れそぼっており、受け入れる準備が出来ているように思えたが、如何せんこの身体の持ち主の陽物は童の腕ほどもあると来た。入りようがない。
普段であれば斯様な些事など気にもせず事を進めるが、これ程までに五感を刺激して魅せてくれる存在に対してまでそうしては、余りにも無粋だろう。
痛みを覚える程に張り詰めた陽物を抱えながら、胎内に舌と指を捩じ込み性急に解していく。
「じっくりと蕩かしてやりたいが、時間が足りん。俺も気は長くないしな」
「はっ、あっ、ぅ…ぐ、あ゙っ、ぃ…、つぅ…っ」
「少し我慢しろ。直ぐに好くしてやる」
「ぁん…っ、んっ、い…っあ、くぅ…っ」
さすがに痛みを覚えるのか、嬌声が呻き声の混ざったものに変わる。
痛みを紛らわす為に親指で芽を撫で、頭に響かせるように耳を犯せば、また声も表情も蕩けていく。
しばらく続けていると、随分と反応が素直になり、胎内も柔らかく解れてきた。
脹相は快楽から逃げるように宿儺の腕にしがみつき、肩に額を乗せていやいやと童のようにかぶりを振っている。
まるで甘えるかのようなその動きが、耳に近い場所で聞こえる啼き声が、相手の情慾を唆るモノだなどと気付いては居ないのだろう。
「はぁ…っ、んんっ、あっあぁ…っ、す…っくなぁ、んぁっ、あっ、イくっ、も、ィ…くぅ」
「よしよし、愛い奴だ。もう、イって良いぞ」
「ぁっ、すく…ぅん──────っ!!」
甘く己の名を呼んでくる声を唇ごと奪い、頭を押さえ付け身体を反らせないようにすれば、ぐいぐいと胸を押し付けて達した。
唇を離せばくたりと肩に凭れ掛かってくる身体を床に横たえる。
本来ならもう少し続けてやりたい所だが、如何せんこちらも限界というもの。
乱雑に下衣と下穿きを押し下げれば、ばちんっと跳ね上がり腹を打つ、男の己すら悍ましさを覚える鬼神の如き屹立が顕になる。
ちらりと脹相を見れば、まだ絶頂の余韻が抜けていないようだった。
宿儺は安堵の息を吐く。
こんなものを見られたら確実に怯えられて身体を硬直させるに決まっている。
「悪いが、もう我慢ならん」
先走りに塗れた剛直を速やかに蜜壷の縁にあてがい、ずぶんと強引に押し挿れる。
「あ゙っ!が…っ!ゔぅ……!」
ばつん!と今までの浮ついた感覚が遮断され、痛みと圧迫感、異物感で恐怖が胸にじわじわと広がっていく。
いたい、こわい、いやだ、いたい、やめろ、こわい、いたい、いたい、こわい、たすけて
今までと違う苦痛による涙をぼろぼろと零しながら譫言のように呟き続ける脹相の頭を撫でてやりながら、宿儺自身も締め付けによる痛みに耐えていた。
「っつ……!はぁ…っ、ぐ、ぅ(ゆっくり挿れようものなら締まって進まなくなると思って一息に挿れたが、コレは…食い千切られそうだ……)」
「いゃ…、ひっ、ぃ、やっ、…ぅくっ、うぁぁ…っ」
本格的に噦り上げて幼子のように泣き出した脹相に、千年去来したことの無かった罪悪感が湧き起こる。
と同時に、若干昂りが収まっていくのを感じ、食い千切られそうだった締め付けと痛みも幾分ましになった。
視線を落とせば、結合部からは案の定血が滴り落ちていた。
溢れた蜜で濡れたままの芽を捏ねてやり、血が出るほど首筋に噛み付いてその血を舐め啜る。
兎にも角にも破瓜の痛みを誤魔化してやらねばならない。
何かおかしい。先程からだ。
まるで、いや、他者への思いやりそのものである、本来なら自らには無かった思考に目を見開く。
痛みに呻く声すら可笑しいと笑うような、そういった思考であり嗜好を持っていた筈だ。
「申し訳無い」等と言った罪悪感を覚えるような事は有り得ない筈だった。
この人とも呪霊とも言えず、またそうとしか言えず、流れる血に甘い毒を持つこの女に正しく「毒された」というのか。
呪いの王と呼ばれ、自身も猛毒である筈の己が。
「面白い」
善い。好い。佳い。美い。悦い。
そう、とても。
「良い」
千年の時を経て、説明出来る理由もなく存在其の物に好奇を見出す者が現れるとは思ってもみなかった。
「ゔぅ…っ、んあ゙、あっ…い゙…っ、ひぅっ、んん…っ」
「ん、ふはっ。やはり美味いな。もっと、もっと寄越せ」
「ゔあっ!あ゙っ!いや、ぁあ゙っ!んっ、くぅぅ…っ!はぁ…っあっ、ひあっ!?…う、ぐぅ…っ!……んぁっ、はぅ…っ」
快楽と苦痛の狭間で喘ぎ泣き噦る様はいっそ憐れましいが、零れ落ちる雫が甘露と知り、それを舐め啜り味わっている身としては、更に欲してしまうのも性である。
多少動けるようになった隙に腰を揺らし、芽を摘むようにぐりぐりと扱きあげる。
痛みと悦楽に喘ぐ口は歯の根が合わずかちかちと鳴り、見開いた眼には滔々と涙が湧き出てくる。
それを眼球ごとべろりと舐め、口付けては啜っていく。
眼球を舐められるという不測の事態による衝撃で弛緩した胎内の拘束を見逃さず、奥へ通し進み最奥まで辿り着く。
そのまま円を描くように腰を動かして奥の壁を擦り、己の形を覚えさせる。
「ひ…うっ、ふあっ……あん…っ、やっ、うぁ、あぁっ、ぁぐ…っ、あっ」
「馴染んできたな……なあ、もう良いだろう?」
額を脹相の額に擦り合わせ、傍から見れば甘え許しを乞うているように見えるが、肚と頭の中では止めようの無い獰猛な欲望が渦巻いていた。
嗚呼、もう無茶苦茶にしてやりたい。このまま何も考えず好き勝手に暴きたて、泣かせてやりたい。
いや、千年出逢う事の無かった稀有な存在を大切に扱ってやりたい。苦痛だけでなく法悦も味わわせて、甘やかに啼かせてやりたい。
ぐらぐら揺れる二つの思考に脳が灼かれそうだ。
だか今は、なにも考えずこの媚態に溺れ、貪り、喰らい尽くす。
なにせ、残された時間は、もう長くはない。
胎の中を喰い荒らされている。
暴力的な大きさの杭を打ち込まれ、引き抜かれ、また打ち込まれる。
初めの方にあったふわふわとした浮遊感はとうに消え失せ、痛みと異物感、臓物を刳り圧し潰される圧迫感で塗り潰された恐怖に支配される。
弄ばれている───。
─────母と、同じように。
その考えに至った時にはもう、湧き上がる恐怖と忌避感、嫌悪感で脳が灼き切れてしまいそうだった。
いや、そうなって欲しかった。
己の半身を構成する呪霊の本能が、人の身では失える意識を、衝撃のあまり誤作動を起こして強制的に落ちる筈の脳を、治し明瞭にしていく。
危機であればこそ意識も感覚も研ぎ澄ませなければ。
そう、宣告するかのように。
強引に押し入られ引き裂かれた胎は既に治っている。
また引き裂かれても、その都度胎の中が泡立ち、治していく。熱い。
呪霊としての己が、眼前の恐怖を、痛みを克服しようとしている。
やめてくれ。そんなもの、受け入れられるはずがない。
厭だ。厭なんだ。
この痛みに慣れてしまったら、その先に待つのは────。
「あぁっ、あ゙っ、うぁあ…っ、んんっ…あっ、いや…いやっ」
「ああ、善い声になってきたな。中の具合も頗る良いぞ?褒めてやろう」
畏ろしい恐怖の象徴たる呪いの王が俺を貪りながら嗤っている。
憎い仇の姿で、首を噛んでは血を啜り、眼を舐めては涙を啜り、口付けては唾液を啜り、この身の一切を存分に喰らい尽くさんとしている。
怖い、恐い、こわい。
胸の内は、心は恐怖でいっぱいなのに、身体はそれを甘受しようと動く。
呪霊の身体は、痛みに強い。人間の身体は、快楽に弱い。
与えられる痛みが、快楽に摩り替えられていく。
痛い、気持ちいい。痛い、けど、気持ちいい。痛、くて、気持ちいい。痛、くない、気持ちいい。ああ、気持ちいい。気持ちいい!
「あんっ!あっ!んぁっ!あ…っ、はぁんっ、あぁっ!」
「おぉ、好いか。俺も、好いぞ。ほら、頑張れ」
ぢゅぐぢゅぐと酷い音が聞こえる。ああ、嫌だ。それなのに、身体は、胎は喜んで、打ち込まれた杭を歓迎してきゅうと食い締めている。
酷い話だ。一時的に危機に抗するために造り替えられた肉体が、心を置き去りにするなんて。
これが終われば、きっと身体は元に戻るだろう。でも、この心はもう戻らないのだ。
自分は、弄ばれた胎から生まれた存在は、同じように弄ばれ、貪られる存在なのだと。
識ってしまった恐怖は、無かった事には出来ない。
ずっと浴びせられる冷えた水に漬け込まれて、沈められて、息も出来ずに、澱となる。
凝る心を取り残して、享楽に溺れた身体が極まった。