一行怪談
偉大なる航路は何が起きても不思議じゃない、さがしてみろ、すべてをそこに置いてきた。
- 魚がことごとくウソップの誕生日を叫んで絶命するので今日はもう釣りはやめだ。
- 毎晩枕元に立つ「それ」がエースでもウタでもないと今気づいた。
- この島の名産品の名前が、どうしても聞き取れない。
- 歓迎の御印です、と差し出されたお茶と突き刺さるその場にいる島民全員の視線。
- もうとっくに使われていない、と言われた灯台から漏れる玉虫色の光。
- 「ここに人間はいません」と看板が立てられた家。
- 海から来たものは海の恵みとして余すところなく活用しますとほほ笑む村長と必ず海列車で行けと言われたのに船で上陸した俺たち。
- 全員席に着いたのに、一人分余るテーブルセット。
- ニュースクーが3日後の新聞を持ってきた。
- 死んだ人と繋がるおまじないを試した電伝虫が、虹色の泡を吹いて死んだ。
- もう存在しない配信者のチャンネルからくる更新通知。
- まるで天国のような島ですよ、島民全員が被っているお面のことに触れなければ。
- 生まれつき一緒にいるおもちゃが、新しいパパをじっと見ている。
- 投獄前の話だけど、ならず者の相手をするクロコダイルのそばではよく地面にはいつくばってその砂粒を集める人だかりができていたわね。
- ヒューマンドリルがついに人語を覚え、労働組合を結成しだした。
- 「たまに人の顔が付いた野菜ができるが、えぐみが強いから捨てていい」
- フランキーの余分なパーツを適当に組み立てて作ったものが意志をもってしまい、いま自称フランキーが二人いる。
- チョッパーの薬箱はなんでも入る、うかつに入ったルフィは2時間出られなかった。
- 死んでもガープ中将の前には化けて出るなよ?もう一度しぬまで扱かれるからな。
- 基地内のはだしの海兵には絶対に話しかけないでください。
- G5にあんなに背の高い女性がいただろうか、寒いのに白いワンピース一枚で。
- 『たまに半透明の子いるよな、あれは何の実なんだ?』
- 誰もいない部屋からナースコールが鳴り続いてて、ついに怒ったドクトリーヌが「黙って死にな!!」って叫んでる。
- ポーラータンク鉄の掟その27「喫煙所にでかいもさもさしたやつがみえたら消火器を2本用意すること。」
- 船に知らないやつ乗っていたら、太っちょの場合はもてなしてがりがりの特に男は速やかに海に突き落とさないといけない。