一応健全

一応健全


このカルデアはエクストラクラスを

召喚するとシステムが絶頂する。

何を言っているかわからないだろう。

大丈夫だ誰もわからないから

いや大丈夫じゃないよ。

藤丸は死んだ目で召喚を始める。

ゆっくりと石を入れていく。

すると突然七色に輝き始めた。

『クラスカードが反応してる!?』

「うぉぉお!?なんだなんだ!?」

召喚陣は光を増していき、その眩しさに目を覆うと、光の中に人影が見えた。

光が収まるとそこには人形を抱えた少女いた。

フォーリナーのサーヴァントアビゲイルである。

その途端響く嬌声、ため息をつくスタッフと耳栓を差し出すマシュ。「これは一体何なの!?」

哀れな少女は混乱するしかない。

推定10代前半の女児に「あなたが来た事で性的興奮を覚えるシステムがここの人事採用なんです」と説明して無罪になる国は古今東西の英霊が集うカルデアでも見つからないだろう。そんな理由で逮捕される方が哀れすぎる。

「フォーリナー……エクストラクラスのサーヴァントよ」

おずおずと真面目に自己紹介する彼女に「ちょっとマシュ?音声にモザイクかけることってできない?」

「あの、気にしないでください

ここではこれが通常なんです」

「そっそう、でも団長さんが凄い目で私を見てるわよ?」

「大丈夫です……多分……」

「多分!?何が多分なの!?」

「……」

召喚室を沈黙が包む。

アビゲイルには悪い事をしたかもしれない。

違うんだよすごい目っていっても君は何も悪くないんだ。

悪いのはここのシステムだから…




カルデアの者は持っていた冊子を閉じる。

まだ喉は動く、目も手も稼働には問題ない。

そろそろブリテン異聞帯に入る。

彼らと接触するのも近いだろう。

胸元にしまった同人誌に大きくため息をつき男は嵐の壁を見上げた。



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