レース後…
「はぁ…はぁっ…見てたトレーナー?」
「あぁ、一着おめでとうドーベル」
「…約束覚えてる?」
「確かドーベルのしたい事をするんだっけ?」
「だから…抱きしめてアンタの好きな様にキスして欲しいの」
レース後の控え室にてドーベルはトレーナーにお願いをする。ライブまでまだ時間がある。だからそれまでの間キスをして欲しいと、彼女は続ける。
「でもレースの直後だし…優しく…んむっ!?」
突如壁に追い込まれて両腕を上げた形でトレーナーの手に抑えられ、もう片方の腕がドーベルの後ろに回り込む様に抱きしめられた状態で口を塞がれる。
壁際のため身体をくねらせる事しかできないドーベルをトレーナーは乱暴なキスで蹂躙する。
レースの直後、未だ整っていない息遣いと控え室から差し込むわずかな光が汗に濡れたドーベルの身体を妖しく照らし、トレーナーの獣をより刺激する。
「待っへ…くるひ…んぶぅっ…」
「でもドーベルも乗り気じゃないか?」
「それはアンタが…待って…汗かいてるから…これじゃアンタの匂いも染み込んで…!ちゅっ…」
時間を忘れて互いを貪り続ける。
(だめ…乱暴なキスなのに…このままじゃ癖になっちゃう!)
そう考えていると突如なるアラーム。どうやらライブ開始まで残り僅かのようだ。
「ぷはぁっ!…ちょっとアンタ…癖になったらどうするのよ…」
「ごめんな…まあこれで終わりだから…」
「ライブが終わったら続き…したいから」
そう言ってライブ会場へ向かうドーベルであった。
そしてライブ中
(トレーナーが見ている!早く続きがしたい…駄目、今はライブ中だから…ライブ中…ライブチュウ…らいぶちゅ…らぶちゅー…したい!欲しい!乱暴ならぶらぶちゅー!)
(……ドーベルがどこか色気付いておりますわ…あんな顔見てしまったら私もトレーナーさんと一心同体に…)
(ドーベルったら…余程激しかったのね♪)
この時近くにいたマックイーンとアルダンが掛かる程、ドーベルの顔は大人顔負けの色気を放っていた。
そしてライブ終了後、人気の無い所へトレーナーを連れてきたドーベル。ライブを終えたそのままの姿でトレーナーの方へ振り向いた。
「また、さっきの様にちゅーをして…アタシとアンタで色々混ぜ合いっこ…しよ?」