ルフィとウタの話 2

ルフィとウタの話 2

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いつものように勝負を始める二人を見守るナミとロビン。


「あいつら、本当に仲がいいわね…」


「ええ…まるで幼い子供のようね。」


勝負がついた。ウタの勝利だ。


「さっきのは反則だろ!ウタ!」


「出た!負け惜しみ!」


いつも通りのポーズと言葉でルフィを揶揄うウタ。


「ほら!2人とも!そろそろご飯よ!勝負はそこまでにしなさい!」


「うん!わかったよ、ナミ!じゃっ、おっ先ー!」


「あ!待て!ウタ!」


ルフィはバタバタと走りながら、ウタを追いかけていった。


「今日も騒がしいのぉ…」


「そう?そこまでではないと思うのだけど…普段ならもっと騒がしいわよ?」


「なんと…あれのまだ上があるのか…」


「ええ。これが日常になってくるわ。」


「そうか…なかなか楽しみじゃわい。」


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別の日のサニー号の女部屋


「はぁーーー……」


「随分とお疲れね、ウタ?」


「あ、ナミ…」


「何かあったの?」


「聞いてよ!ナミ!最近ルフィがずっと私の左側に立つ意地悪するの!」


「へぇー…」


「勝負中もご飯食べる時も歩く時もずっと!見聞色あるのに!」


「何か不満でもあるの?見聞色があっても困る時はあるでしょ」


「そうだけど!不満しかない!」


「不満って?」


「ルフィの顔がよく見えない!」


「へーふーんそうなんだー」ニヤニヤ


「何その顔…」


「いやー…あんたも大変ね…ルフィを相手にすんのは中々堪えるわよ」


「どういう意味…?」


「うーん…いくつか質問するわね、ウタ。ルフィがウタが知らない女と一緒にいたらどう思う?」


「………どうって……別に……」


「ルフィが知らない女にキスされてたらどう思う?」


「………なんか……いや……」


「ま!それだけわかってるならまだいい方でしょう!あいつは全くわかってないみたいだし…」


「……ああ!もう!モヤモヤしてきた!ルフィに直接色々聞いてくる!」


そう言い残し、部屋から出ようとするウタ。


「待ちなさい、ウタ!もうちょっと話しましょうよ!」


「スッキリした後でいいならいいよ」


扉が開く。そこであっ、そうだ、と振り向く。


「ついでに私が顔近づけたら真っ赤になる理由も聞いてくるから。ナミ。帰ってきたらそれについてどう思うか教えてね。」


バタン…


「真っ赤…?………………あのルフィが!?」


ナミに一つの爆弾を残して、ウタはルフィの元に行ってしまった。




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