ルフィがロビンも抱き潰すお話 その5-4 -乱れ、狂い咲く花-
調子に乗ってSSを書き始めた人微睡の中にロビンはいた。
ふわふわして、浮いているようだ。
心地良い疲れと脱力感、そして充足感が心身を満たしている。
-きもちいい…。
-ずっとこの温もりに包まれていたい…。
-もう何もかも忘れてしまいたい…。
-もう、このまま眠ってしまいたい…。
心の命ずるままロビンは瞼を閉じる。……しかし、それは許されなかった。
-え…!?
誰かの腕が、自分の腰をガシリと掴んだ。
突然のことに驚き、困惑するロビンを他所に、何か熱い"太い棒のような物"が秘所をこする。
そして………
-ズヂュブウゥゥッッッッッ!!!!
「っ、ああぁぁぁぁ~~~~っっ!!!!!????」
下腹部に鋭い快感と焼き付きそうな熱、そして秘所を貫き胎を押し上げる圧迫感が襲った。
「あ、あぁぁぁ……、くぁ………んうぅぅん……………♡」
始めこそ、混乱の極みにいたが、すぐに蜜壺を満たす"モノ"の感覚に甘い吐息をもらす。
心の奥底から歓喜の感情が溢れてくる。
自分の身体は最奥を突く存在は、"愛おしい雄のモノ"だと理解しているようだ。
そして受けた衝撃は蕩けきっていた頭を一瞬でクリアにさせ、意識を現実に引き戻すには十分すぎた。
目の前でルフィがいた。
膣内を埋め尽くす"肉槍"の感触と身体に流れる快感に身悶えしながら、ロビンは現状を理解した。
露天風呂で"覇気"と"ギア"を使って犯されて、余りの快感に完全に意識が飛んだ後、ルフィは身体を拭いて部屋まで運んでくれたのだろう。
雑ではあるが布団を敷き、着せられた浴衣からそれが見て取れた。
それに宿への道中で買って運び込んで来ていた食料の山が少し減っている。
自分を運び、小腹を満たし、休憩も済んだ。
いざ2回戦目へ、というところだろう。
だが……、
「……?」
だが、意外なことにそんなルフィの表情はバツが悪そうだった。
「悪りィ、ロビン。」
口開き、発した言葉はロビンへの謝罪だった。
曰く、続きをするために起こそうとしたけど、全く起きる気配がなかった。
どうするか迷っていたが、(ルフィが着せたから)乱れた浴衣と火照った肌のロビンの姿が余りに色っぽく、
我慢できなくなってしまったとのこと。
-まったく、あなたって人は………。
ロビンは呆れながら、ルフィをを見つめた。
風呂場で"今夜は寝かせない"って言ったくせに。
それにルフィに本気で抱かれるのが目的だったとはいえ、その為にナミを半ば強姦と言ってもいい方法で"説得"したのだ。
だから、恋人たるルフィは怒りに任せて犯されても文句を言うつもりもなかった。
そのことをルフィに伝えると、またもロビンは驚かせられた。
「何言ってんだ。ロビンも、おれのことを好きだったんだろ?」
そうナミから聞いたとルフィは言った。
思わずポカンと口が開いた。
しかし、次第に驚きは可笑しさへと変わり、クスクスと口に手を当てて笑った。
-嗚呼そういうことか。
納得がいった。
どうして義理堅いルフィが、恋人でない自分を抱くと約束したのか。
きっとナミは"ロビンもルフィのことがずっと好きだった。だからその思いに応えて欲しい"のようなニュアンスで伝えたのだろう。
結果、乙女心をある程度理解してきた今のルフィは恋人からの頼みに応じた。
本当は単なる自分の知的好奇心と性的欲求によるものだというのに。
そんな自分の状況に、自虐も含めて笑ってしまう。
しかし、クスクスと笑うロビンにルフィは眉間に皺を寄せ、怪訝な目を向けていた。
「おれ、なんか可笑しなこと言ったか?」
言葉にはさも心外だという気持ちが感じ取れた。
「フフフ、ごめんなさいね。ルフィ。何もあなたが可笑しい訳じゃないわ。……そうね、嬉しくて笑ってしまっただけよ。」
ロビンの答えに、そうか と、ルフィはニカッと笑った。
その笑顔を見てロビンもつられて微笑んだ。
今度は、自虐ではなく明るい気持ちでだ。
-ん……♡
不意に下腹部に収めているモノがビクッと動いた。
話の最中も逸物はいきり立ち続け、些かも萎えてはいない。
自分のこと思いやっていると言いながら、激しい獣欲を押さえつけいるのだ。
本当は本能のまま身体を動かしたいだろうに。
「……♡」
ロビンは、ルフィの顔へ手を添えて顔を近づける。
キスだ。
しかし、舌を絡めない。
唇と唇が触れ合うだけの優しいキス。
さっきまでとは逆にいきなりことにルフィは惚けた顔をした。
そんなルフィをしっかりと見つめ、ロビンは艶やかな声で囁いた。
「ルフィ。」
ありがとう、その言葉は心の内にしまった。
今言うは別の言葉。
内なる獣を解き放つ言葉。
「もうガマンなんてしなくていいわ。」
「あなたがサニー号で宣言した通り、私がお風呂で言った通り……」
「徹底的に犯して、私にあなたの存在を刻み付けて。」
「お願い。」
「私を、あなただけの"モノ"にして……♡」
ナミがルフィに言ったことについては、本当にそう思っているのかは分からない。
だが、こうしてルフィに抱かれている。
賽は投げられているのだ。
だったら、今この時を楽しもう。
ナミが味わったという、"全てがどうでも良くなる"という極上の快楽を。
ナミへ謝罪するのも、本心を確かめるのもその後で良い。
「っ……!」
ロビンは妖艶に、艶やかに、淫らに、ルフィに誘惑した
その表情と言葉、膣肉の動き、全てがルフィという雄の存在に訴えたのだ。
犯してほしい、と。
-シュウゥゥゥ………!!!
心臓の鼓動がまるで発動機のように早くなる。
身体が赤光りし、全身から蒸気が巻き起こる。
身体がどんどん熱くなる……!
心臓の、身体の"ギア"を上がる……!
-"ギア2≪セカンド≫"....!
「いくぞ、ロビン……!」
ロビンの誘惑にルフィの理性は切れた。
ルフィはロビンを、交尾対象、雌と見えなくなった。
それはナミを抱き潰した時の後遺症によるものか、今のルフィを動かすのは性欲、野性的な本能のみ。
犯せ、目の前の雌を、ロビンを犯せ。
そう本能が命ずるがまま、ルフィは行動を開始した……。