ルフィがロビンも抱き潰すお話 その1 -プロローグ-

ルフィがロビンも抱き潰すお話 その1 -プロローグ-

調子に乗ってSSを書き始めた人






大波小波を掻き分けて、一隻の船が進む。

麦わら帽子を被った髑髏を掲げ、ライオンを象った船首をした海賊船。

サウザンドサニー号。

"四皇"モンキー・D・ルフィ率いる、麦わら海賊団の船である。



彼らは、ひとつなぎの大秘宝"ワンピース"を、それぞれの夢を目指す。

過酷な千の海を越える太陽の船は、今日も陽気に大海原を超えていく。










サウザンドサニー号 -甲板-




緑の芝生が映える甲板、その手すりに腰掛け、ルフィは釣り竿を垂らしていた。

食料庫の在庫がやや心許なくなったため、暇つぶしと食料調達を兼ねてこうして釣りをしているのだ。

だが、今のところ釣果はゼロ。

少しも竿がピクリともしない。

海王類どころか、小魚すら釣られないとは。


「う~ん・・・・・。」


その傍に露出度の高い服装をした橙色の髪が目を引く美女が近づいた。

麦わら海賊団"航海士"、ナミだ。

彼女は小皿に乗った焼き菓子を片手におもむろにルフィに話掛けた。


「どう?何か釣れた?」


「ぜーんぜん。ウンともスンともいわねェ・・・。」


あらそうなの、とナミは返しながら、ルフィの隣に甲板側へ体を向けて手すりに腰掛けた。

つまらなそうに口を尖らすルフィを見つめる。


-ホントに子供っぽいんだから。


そこが可愛いところではあるのだけど、と心中で続けながら、小皿に乗った焼き菓子、マカロンを摘んだ。


「はい、あーん・・・」


「んぁ・・・」


差し出したマカロンをサクリと音を立ててルフィが食べる。

ナミも一つ摘まみ自分の口へ運んだ。

"コック"が見たら炎上どころか火災旋風すら巻き起こしそうな光景が続く。

傍から見れば微笑ましく、熱い恋仲でしか見えない2人だ。

そして最後の一つをルフィの口に運ぶ。

ナミはモグモグするルフィの耳元に顔を近づけ、囁いた。


「ねぇ、ルフィ。"今夜"・・・・どう?」


甘い甘い声が、耳朶を打つ。

柑橘系の爽やかな香りが鼻孔をくすぐる。

下半身に血が集まるのを感じるが、それを制御して内なる獣を抑える。


「・・・いいぞ」


ルフィは目元を隠してニッと笑いながら、答えた。


「ありがと・・・・・♡」


ナミは満足げに頬笑む。

そして、お菓子の追加を持ってくると言い、身を翻した。

そのままキッチンへと向かっていく・・・。




その光景を、その会話を聞く者がいた。

麦わら海賊団"考古学者"、ニコ・ロビンはサングラス越しにルフィとナミを見ていた。

読書をしてるフリをして、じっと観察していた・・・。





夜 サウザンドサニー号 -地下1階 船長室兼寝室-




サウザンドサニー号の船底部分、そこに増設された一室がある。

船長室として用意されたその部屋はルフィとナミの関係が一味に発覚してから増設された。

フランキー謹製の防音処理と振動対策がされており、プライベートルーム以外の用途があるのは明白だろう。

そんな船長室のベッドの上で、男女2人が体を重ねていた。




「はぁ、はぁ・・・あっ、あぁっ!♡。んんぅ・・・・あんっ!♡」


仰向けに寝転ぶナミにルフィが覆いかぶさっていた。

絡み合う2人の結合部からは、グチュッグチュッと淫靡な水音が響き渡る。

ルフィが動くたびに豊満な乳房が大きく揺れ、快楽を耐えるように声を上げるナミの顔は蕩けきっていた。


「んっ、ふぁ・・・あぁんっ!♡ はぁ、はぁ・・・あぁっ!!♡」


既に何度か絶頂を迎えているナミだが、それでもルフィの動きに合わせて自らも腰を動かしている。

そして、また限界が訪れようとしていた。


「あっ、あふっ! くぅぅっ・・・♡ も、もうだめぇ・・イッちゃうぅぅっ!!!♡」


「おう、オレもイクぞ!」


-ドズンッッっっ!!!♡



これまで以上に力強く腰が打ち付けられた。

肉竿が最奥を叩き、子宮が亀頭の形に合わせて歪む。

そのまま鈴口が爆ぜ、灼熱の欲望が流し込まれた。


-ドプッ!♡ドクッドクッドクッドクッ!!!♡


「ひぁっ!♡あっはあああぁぁぁぁ~~~~っっ!!!!!♡♡♡」



下腹部に熱を感じ、それが下半身から全身へと伝達する。

身体を痙攣させ、秘所から大量の潮を吹き出しながらナミは再び絶頂した。

ドクンドクンと脈打つように精液を流し込まれ、胎が満たされていく感覚に身を震わせる。

やがて長い射精が終わると、ルフィはゆっくりと肉棒を引き抜いた。

栓を失った蜜壺からはゴポッっと白濁液が流れ出だした。


「ふぃー・・・。どうだ、気持ちよかったか?」


「はぁ、はぁ・・・うん・・・・・すごかったぁ・・・♡」


軽く息を整えつつ感想を聞くルフィに、ナミはとろんとした目つきのまま答える。

ルフィは満足そうに笑みを浮かべると、ぐったりとしているナミを抱き寄せ唇を重ねた。


「んふっ♡ ちゅぱぁ・・・あむぅ、じゅる・・・んちゅ、れぇろぉ♡」


舌を絡め合い唾液を交換するような激しいキスを交わす。

ナミも両腕をルフィの首の後ろに回し、積極的に応えた。

しばらくして口を離すと、2人の間に銀色の糸が伸びてプツンと切れる。

潤んだ瞳でルフィを見つめながら、ナミはゆっくりと口を開いた。


「ぷはっ! はぁ、はぁ・・・。ルフィ・・・・、もっとぉ・・・・♡」


「・・・だめだぞ。まだまだ余裕だけど、終わりにしないとな・・・・」


ナミの甘えをルフィは子どもに言い聞かせるように断った。

ルフィの言葉にナミは非常に不満気だ。


「でも・・・、ルフィのはまだまだ固いじゃない・・・」


5回戦を終えたが、ルフィの肉棒は膣内で硬度を保ったまま存在をアピールしている。

ナミの身体もまた更なる快楽を求めており、お腹の奥がキュンキュンと疼いている。

しかし、ルフィは苦笑しながら理由を説いた。


「前にも言ったけど、これ以上したら、"おれが"我慢出来ないんだ・・・」


「それで"デート"の・・・"あの時みたいに"なっちまったら、色々とヤベェことになる」


"あの時"というのはナミがルフィに抱き潰された時のことだ。

以前、ルフィはナミ自身が仕向けたとはいえ、人間離れした体力とギアシリーズ、そして覇気によりナミを犯し尽くした。

一晩どころか翌日の昼まで続いた狂宴。

想像を絶する快楽による天国とも地獄とも言える体験を味わい、ナミは身も心もルフィに染め上げられた。

そして自分の全てを捧げ、ナミは"ルフィの"モノ"になりたい"と願い、ルフィはそれを受け入れた。

当然、お互いあの淫らで愛欲に満ちた時間をもう一度、という気持ちはある。

しかし、そこまでいったら確実に明日に響く。

具体的には、船長と航海士としての務めに支障が出てしまう。

ギア5、覚醒した能力によるサニー号への悪影響も考慮すべきだ。

何より、全てが終わった後、仲間にバレた場合、ゾロやジンベエといった引き締め役の反応が怖い。

だからこそ、これ以上は出来ない。


「はぁ・・・、分かった・・・・」


しょんぼりとしながら、ナミはルフィの言葉を聞き届ける。

そんなにナミを元気づけるように笑いながら頭を撫でた。


「シシシ、そんな顔すんなって。また島が見つかって、町があれば"本気で抱ける"からよ」


「ホント・・・?また滅茶苦茶にしてくれるの・・・?ドロドロに抱き潰してくれるの・・・?」


ナミの目に妖しい光が灯る。

その表情には期待と興奮の色が浮かんでいた。


「おう、ギア2やギア4なんて挟まず、いきなりギア5でヤルぞ。覇王色も最初から使う。」


その言葉にナミは感嘆の声を上げて抱き着いた。


「ああん、もうルフィ!♡大好き!♡」


瞳にハートマークを浮かべ、胸に顔をうずめるナミをルフィはぎゅっと抱きしめる。


「じゃあ・・・、また今度だな。」


「えぇ。その時は、私をあの時みたいに・・・」


-滅茶苦茶に、抱き潰してね・・・・♡


ルフィの言葉にナミは笑顔で答え、軽く口づけを交わす。

そして2人は互いに微笑み合うと深い眠りについた・・・・。












・・・・その光景を密かに監視し、聞き耳を立てている存在がいた。




それは壁にいた。

それは異様な存在だった。

壁に眼球と耳だけが生えていのだ。

それらは目を凝らして船長室の様子を凝視し、耳を澄まして船長室の音を聴く。



一挙一動を見逃さず、

一言一句を聞き逃さず、

2人を、ルフィとナミを、ずっと観察する。


それは昼間、サングラス越しに見つめていたものと同じもの。

壁に"咲いた"その目と耳は2人もよく知る"考古学者"のものだった・・・・。


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