ルッチご乱心2

ルッチご乱心2


CP注意 

キャラ崩壊注意

マーズ聖が少し優しい

カクが天竜人の前では敬語·苦労人

ルッチが暴走気味

閲覧は自己責任




ルッチご乱心から10日後

CP0の本部の一室ではルッチとカクが書類整理をしていた


「なぁカク、俺はずっと考えてることがある」

「なんじゃ、あらたまって」

「どうやったら以津真天の姿のマーズ聖に毛づくろいしてもらえるかだ」

「………それは今じゃないと駄目かの」


真剣な表情で話を初めるのでどれほどの内容かと思えば、頭を抱えたくなる内容だった


「ルッチ、見てくれこの書類を仕事が溜まってるんじゃ、口じゃなく手を動かしてくれ」

「休憩だ休憩、俺の話を聞け」

「わし初めてじゃ、こんなしたくない休憩は」

「それでなカク」

「わしの声は聞こえてないんか?」


げんなりした顔で問いかけるがルッチには届かない


「マーズ聖に毛づくろいしてもらえるように出来ることはしたんだが」

「嘘じゃろ……なにしたんじゃ」

「ハットリにマーズ聖を説得してもらおうとしたんだが、最高級豆でも断られた」

「ハットリが可愛そうだとは思わんのか」

「何かきっかけがつかめないかと観察してたんだが、ただマーズ聖を見ているだけだった」

「…………それはストーカーと言うんじゃよ?」


カクは頭を抱える、聞けば聞くほど問題行動しかしてないルッチに、ルッチは腐ってもCP0の総監であり、この問題行動の責任を問われればCP0の危機にもなりかねない


「あールッチ?、よく考えるんじゃ、マーズ聖がハットリならともかく人を毛づくろいするとは思えん(言えん、わしが毛づくろいしてもらったとは、絶対面倒じゃ)」

「バカヤロウ!、わからないだろ、それに他の五老星達にはしてたんだ、可能性はある」

「そうじゃな……待てルッチ、他の五老星達にはしてた?なんでそんなこと知ってるんじゃ?」

「パンゲア城の噴水広場に行ったら偶然居合わせたんだ」

「嘘じゃろ、そもそもなんでそんなに毛づくろいしてもらいたいんじゃよ」

「フッ……五老星達以外に毛づくろいなんてしたことないだろうからな、人に初めての毛づくろい相手っていいだろう」

「……そうか(どうするどうすればいいんじゃ、バレたら面倒じゃすまなくなりそうじゃ)」


カクは冷や汗を流しながら考える、どうすれば被害が少なく済むのか


「どうすればいいか…カクなにかいい案はないか?」

「………もうマーズ聖にお願いしたほうが良いんじゃないのか(もうマーズ聖に断ってもらったほうが良いんじゃないか?)」

「バカヤロウ!、断られたらどうするんだ!それに引かれたり嫌われたら、そんなことになったら俺は寝込むぞ!?」

「………どうすれば(ショック療法も良いかもしれんの)」

「明日にはマーズ聖に会うのに」


想像したのかルッチの顔色は悪くなる

その後、有効な手立ては浮かばず残った仕事を片付けその日は終えた

次の日

ルッチ達はパンゲア城の噴水広場に来ていた、そこにはマーズ聖が以津真天(2~3m)の姿があり、ハットリが飛んで近づく、少ししてからカクを呼び出す

ルッチから離れてマーズ聖に近づくカク


「マーズ聖、聞いたのですが他の五老星達に毛づくろいできたそうで」

「あぁそうだが、もう少し練習台になってもらうぞ、全員にできたわけではないからな」

「わかりました(終わった)」


ゆっくり近づくとポスッ、嘴を使い優しくカクの頭を2度、3度と梳くうように毛づくろいをしていく

その様子を呆然とした顔で見つめるルッチ


「……………(まずいルッチの方を見れん)」

「……?……??……!?」


毛づくろいを終えてマーズ聖から離れると、血相を変えたルッチが詰め寄り問いただす


「カク!?どういう、なん、なんでだ!!」

「ル"ッチ"落ち着け、はなしを、き、聞け!!」

「さぁ話せカク、なんでマーズ聖にけづ、毛づくろいしてもらってるんだ!?」

「練習台じゃよ、他の五老星達にするための練習台!」

「だったら俺でもいいだろ!!、それにカクお前、なんで昨日の時点で情報共有しなかったんだ!?」

「短髪を探してたんじゃ、それに言うわけないじゃろ」

「なんでだ、クソが羨ましい」


悔しいのか声を荒げるルッチ

カクに詰め寄るルッチを不思議そうに見つめる以津真天と呆れ顔のハットリ


「どうしたんだロブ·ルッチは」

「ボー、グルッポークルッポー、ポポ、ポー(えーと、カクが毛づくろいされたのが羨ましいみたいです)」

「なんだそれは」


もう一度ルッチを見ると膝から崩れ落ち床を叩いていた、ため息を吐いて近づくと首根っこを掴み立たせ自分のほうを向かせる


「ロブ·ルッチみっともない姿をさらすな」

「すみませんマーズ聖」

「……そんなに毛づくろいが羨ましいのか?」

「羨ましいです、してほしいです」

「………仕方ない、動くなよ」

「え、マーズ聖?」


ゆっくり近づくとポスッ、嘴を使い優しくルッチの頭を2度、3度と梳くうように毛づくろいをしていくが、髪が長いからか少しやりにくそうにしている


「〜〜〜〜ッ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

「嬉そうじゃの」

「クルッポークルッポー(良かった良かった)」


嬉しいのか爆音で喉を鳴らす

しばらく毛づくろいをしていたが終わったのか離れるマーズ聖、逆に近づくルッチ


「ありがとうございます、嬉しかったです」

「そうか……近いんだか」

「お返しとしては恐縮なのですが、俺も獣型になって毛づくろいします」

「ぃゃ、結構だ(なんだ?寒気が)」ゾワッ

「そうですか、では練習台ならいつでもなります」

「そうか(…気のせいか?)」


その後マーズ聖は帰って行き、ルッチ達も帰路につく


「やったぞハットリ·カク、マーズ聖に毛づくろいしてもらえた」

「クルッポー(良かったね)」

「良かったの(なんとか機嫌治って良かったわい)」


おわりです、なんとか書けました

書ければこれからもちょくちょくSS書いていきます


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