ライダー
「お久しぶりです、マスター。ではこれよりまた…」
「…おっと、これは失礼。”こちらの貴方”には今一度名乗る必要がありましたね」
クラス:ライダー
真名:ジョン・タイター
出典:インターネット掲示板(あるいはあり得る史実)
性別:男
身長/体重:182cm/75kg
好きなもの:ハンバーガー、平穏な日常
嫌いなもの:共産主義、戦争
地域:アメリカ
属性:秩序・中庸
筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:E 幸運:A 宝具:EX
クラススキル
・対魔術:-
持ち合わせていない。タイターが住んでいた未来においては無用の長物である。
・騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。
タイターの場合、特に自動車などの機械的なものに対しては高い適正を発揮する。
保有スキル
・単独行動:EX
マスターから離れた距離…どころか、マスターの存在しない時空でも活動が可能。「聖杯が存在しえない世界線」に到達しない限り、彼はどんな世界線でも活動が可能である。
・未来武装:B
未来に存在する非常に高度な技術を用いて作られた、高度な戦闘補助デバイス。
タイターの時代の科学は神秘を次々と解き明かし、現代の魔術のレベルをもとうに超越したそれは神の領域を今にも攻略せんとしている。これを使用しているタイターも「ただのいち軍人(自称)」でありながら名だたる英霊たちとも十分に戦える戦闘能力を得る。
戦闘時、筋力・耐久・敏捷ステータスが2ランクアップする。
・多世界解釈:A
タイムトラベルの根幹をなす理論。平行世界は無数に存在し、同じ世界線を遡るようなタイムトラベルは不可能である、故にタイムパラドックスというものは起こりえない(新たな分岐が生まれるだけなので)という理論。
あらゆるタイムパラドックス系の攻撃を一切シャットアウトする。
・観測者:EX
タイターのタイムトラベラーとしての在り方がスキルになったもの。
あらゆる世界線を渡り歩くタイターの特技であり、使命である。
別の世界線からの任務を受け、それを遂行する彼は、常人には不可能な「世界線を跨いでも記憶を保持する」ことが出来る。
故に、彼はこれまで観測してきた事象を決して忘れない。あらゆる情景を、選択を、分岐を、彼は観測し、記憶し続ける。
宝具
『C204型重力歪曲時間転移装置 (タイムマシン)』
ランク:EX 種別:- レンジ:- 最大捕捉:-
タイターの持つタイムマシン──正確には乗り物に積載して使用するものだが──そのものの宝具。
本来は最大60年の時間跳躍が可能だが、サーヴァントとして召喚された彼のそれは大幅に機能を制限されている状態。
具体的には飛ぶ範囲は5年が限界であり、更にエネルギーの新たな供給が不可能なので起動は3回が限界。また、世界線の性質上、一度使えば契約したマスターとも今生の別れとなり、新たなマスターたりえる存在と契約できるかも運次第という代物。タイムマシンも「一人乗り」なのでタイターは必然的にその世界線の全てと別れを告げる。
現代における第二魔法を科学を以て再現するという文字通り規格外の宝具だが、正直まっとうな聖杯戦争においては無用の長物であろう。
『発散する分岐、収束する選択(バタフライエフェクト)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
「示すがよい。この刹那、無数の岐路…、選択はここに定まった。世界よ進め、人よ進め!『発散する分岐、収束する選択(バタフライエフェクト)』!」
ひとつの行動によって2000年問題を解決した世界線を生み出したタイターの逸話を昇華した宝具。
次の己の行動を「ターニングポイント」に定め、無数の可能性、分岐を考慮し、最適な一手を編み出す。
その行動は世界線を変動させる重大なものとなり、彼の望む未来をより実現に近づける一歩となるであろう。
解説
タイムトラベルを語るのには欠かせない「実在した」タイムトラベラーにして世界一有名なクソコテ。
2000年11月、アメリカのネット掲示板に突如として現れ、2036年からやってきたタイムトラベラーだと自称。タイムトラベルの理論や自身のいた未来の話、未来人である証拠などを掲示した。住人との交流を経て様々な議論を巻き起こし、2001年3月に「未来に帰還」した。
その使命はIBN5100を手に入れることであり、そのためにまず1975年にタイムトラベルし、更に自分が生まれた1998年に飛び、そこから2年間を過ごしたという。また、1975年に彼が起こしたとある行動によって、2000年問題は大したことにならなかった(かもしれない)らしい。
現在は彼の存在はフィクションであることがほぼ確定しているが、その存在はどういう訳か今もSFで取り沙汰され、多くの人を惹きつけてやまない。