ヨクシツ③

ヨクシツ③


「で? これからどうするの? 私のお尻も、おっぱいも、お臍も、アソコも弄んだルフィは次にどこに狙いを付けるのかなぁ?」

 現在不利な立場に立たされているのに、ウタは挑発するように唇を曲げている。

「甘えん坊なルフィは……んぁ。ほれがほひいの?」

 そして大きく口を開いて、中にある舌を縦横無尽に動かした。それはチョウチンアンコウの罠のようだ。

 ウタはその瞬間、ルフィなら唇を奪い舌を絡めてくることを予想していた。しかし彼は想定外の行動を見せる。

「え……? ばんざい……?」

 ルフィは壁に押し付けたウタの両手を万歳させる。ただでさえ細いウタのウェストが更に際立つ。

「えーと、ルフィ? ……こんなことして何を…ひぅっ!?」

 背筋がゾクゾクとした。その出所は何と腋だった。

「まっ、まってぇ……! やだっ、これっ、すごく恥ずかしいからぁ……!」

 毛は勿論生えていない。しかし脇汗が出ることはあり、臭くないかウタは気が気でない。

 また両手首を持ち上げられ、意中の男に自分の腋を舐めているのを黙って見ることを強制されるのは、中々堪える。

 例えルフィが犬のように目を瞑り、静かにペロペロ舐めている姿が可愛くても、ウタは心を鬼にしてキッと下を向く。

「っ……ルフィ、いい加減にしてっ……! それ以上、ふぁんっ……やったら、んんっ! ふぅ…ふぅ…あんっ!! っ。嫌いにっなるからね……っ!!」

 そこでようやくルフィの動きが止まる。

「……だってよ、ウタがぁ」

 そう言って、ルフィは視線をウタの顔に向ける。若干上目遣いで、さらにその瞳は潤んでいた。

「んんっっっ!!」

 そんな庇護欲が湧く表情に、ウタの心は射抜かれた。くぐもった声と共に唇を強く閉じ、顔中に力を入れて皺を作ることで、その興奮を発散した。

「ウタが、おれにあんなの見せたんだろぉ……おれ、今までウタをあんな目で見てなかったのに……ウタがぁ……っ」

 ルフィが言っているのは、SNSに上げられたウタの動画とそれに対する反応だ。ルフィは元々、ウタをそういった目で見たことはなかった。

 素直にウタの歌とダンス、そしてその努力を凄いと思っている。

 だがウタとの行為中に、意識するよう見せられた動画に、ルフィはウタを性的に見てしまうようになった。

「ごめん……ごめんウタぁ……!!」

 罪悪感を抱きながらも、ルフィはウタの身体を味わうのを止められない。

「〜〜っ♡♡」

 罪悪感を抱きながら自分を求める幼馴染に、ウタは背筋に伝わるゾクゾクに身体を震わし口角を上げた。

「やっぱり嫌だよな……? おれ、気持ち悪ィよなっ……!!」

「そんなことない!! ルフィは気持ち悪くないよ!! もっといいんだよフェチに目覚めて!! 私が全部、ルフィの思いを受け止めるから!!!」

 自然とウタの声が大きくなる。あまりにも消えてしまいそうなルフィの存在を確立したかったためだ。

 ルフィは弾かれたようにウタの身体を抱き締める。柔らかい感触を前面に感じながら、ルフィはウタの肩に顔を埋める。

「ウタっ……! ありがとうっっ……!!」

「いいんだよ、ルフィ。よしよし……思う存分泣きなさい」

 ぐすぐす泣くルフィの頭を撫でるウタ。少し背伸びをしてはいるが、やはりウタの方が年上のお姉さんなのだと教えてくれる光景だった。

「あっ……」

「っ……!!」

 抱き合うため、当然ルフィのモノはウタの恥骨辺りに押し付けられる。それが擦れ、ルフィは快感に目を瞑り、ウタは嬉しそうに下に顔を向ける。

「仕方ないなぁ……一回出て、抜いて」

「ごめん。ウタ、おれ、我慢できねェ……!!」

 あげる、とウタの提案を聞くより先にルフィはウタのお尻を自分の方に向けた。

「ル、ルフィ!? 待って、今、ルフィにそこ沢山舐められて、足に力が……!!!」


 ズドンッッッ!!!


「おっっ♡♡ ごぉっ……お♡♡♡」


 お腹の中から重い音が響く。強く膣の奥を突かれたウタは、目を限界まで見開き、開いた口からは舌と共に涎が飛び出た。

「あーっ♡ あーーっ♡♡」

 ウタの足が小鹿のようにガクガクと震え、彼女は崩れないように前の壁に手をつくことで、辛うじて体勢を維持している。

 ルフィもそれを手助けするように、ウタの乳の下に腕を回し、引き上げた状態を保った。

 ウタは抵抗も出来ず、ただルフィに抱きつかれたまま『好き』を体現する、膣の奥への突きを受け続けるしかなかった。

「やぁっ♡ まっ、まってぇ! ルフィのおちんちん♡ 膨らんできてるからぁ♡♡」

「ああっ……! もう、出そうだ……っ!!」

「だめっ、だめぇぇっ♡♡ ここで出したら、だめって言ったでしょっ♡♡♡」

 浴室の栓を詰まらせること、元々の目的が身体を洗うことであったため、ウタはルフィの中出しを首を振って反対した。

 そこでルフィは静かに言った。

「ここじゃなきゃ、いいんだな」

「ふぁんっ♡」

 ズルっとルフィのモノが抜かれ、同時に自分の膣が切なさを感じていることをウタは自覚した。

「へっ??」

 ウタはデジャヴを感じた。ルフィにお尻を突き出し肩で息をしていたウタは、いつの間にか返されて彼と向かい合わせになっていた。

 そしてゆっくり、再度自分にルフィのモノが挿入された。

「んんっ……! はぁ……♡♡」

 先程のように激しく突かれていないため、ルフィの形と大きさをよく味わえ、ウタは熱い吐息をする。

 そしてルフィは自分の腕をウタの膝の下に潜り込ませてそのまま抱え上げ、自分の腰とウタの股を勢いよくぶつけた。

「〜〜〜っっくぅ♡♡♡」

 その快楽に頭が白くなる中、ウタはかろうじてルフィの首に自分の腕を回すことに成功する。

 ルフィはウタを落とさないよう、しっかりその大きなお尻に手を敷き、もう片方の手で腰をしっかり固定した。そしてそのまま、浴室から出て移動している。

「あっ♡ やあっ♡ まさかルフィっ♡ このままぁ♡♡」

 ウタはルフィの意図を読み取り、足で彼の腰を掴む力と、首に回す腕の力を強くした。

「もう♡ 本っ当に仕方ないやつ……♡♡」

「っ……!」

 それはつまりウタがルフィが満足するまで、彼からの種付けを受け入れた証拠だった。耳元で囁かれたお姉さん味ある言葉に、ルフィのモノはムクムク大きくなる。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁっ♡♡」

 歩くことで生じる振動で、ルフィのそれはウタの膣内を掻き回すように動き、ウタの口から絶えず高い声が溢れる。

 自室に着くと、ルフィはベッドに座る。その上に胡座をかくようにウタは跨り、ゆさゆさと身体を揺らしていた。

「ルフィっ♡ 気持ち良い? いっーぱい、出していいからねっ?」

「うんっ、出る! おれ、もうっ……!」

 辛抱たまらない様子で顔を歪めるルフィを可愛く思い、ウタは両手を重ね合わせる。そしてルフィの指の間に自分の指を通す。

 ルフィはその手をギュッと握り締めた。まるで不安に陥っている子供が、差し伸ばされた手に縋りつくかのように。

「じゃあ……出しちゃえっ♡」

「うっ……あぁぁぁぁ!!!!」

 ウタがぎゅうとルフィの両手を握り返すと同時に、彼は欲望を彼女の中に解き放つ。

「あんっ♡ ああっ♡♡ ルフィ、あんなに出したのに、まだこんな激しくて熱いものっ……!?♡」

 膣内に勢いよく注がれる、ルフィの子種。一滴も溢さぬように、お尻をぐりぐりとルフィの股間に押し付ける。

「もっと♡ もっと出せるでしょ♡♡ ほらほら、ぎゅうーっ♡」

「ぐぅっ……! うあっ、ウタぁ……!! んんっ!!!」

 それで終わらず、ウタは立ち位置を逆転させた。自身が寝転びルフィに覆い被させる。所謂、だいしゅきホールドというものだ。

 そして、両踵でルフィの腰を自分の方に引き寄せ、中身がすっからかんになるまで射精させた。

 どくっ!どくんっ!どくんっ!!

 というリズムと同時に、ウタはルフィのモノを膣の最奥まで到達させ、包み込み搾り取った。

 ルフィの痙攣が治ると、ウタは彼の腰に回していた足を脱力させる。そのためか、自分の秘所からドロッ……とルフィの生暖かい性液が零れ落ちるのがよく分かった。

「凄い量だったねルフィ……これ、あんたとの赤ちゃん孕んじゃったかも」

「あひっ……ひぅぅ……」

 息も絶え絶えで覆い被さるルフィの頭を撫でながら、照れ臭そうにウタはそう言う。

 自身の臍辺りに手を置くと、気のせいかもしれないがトクントクンと脈打ってるような感覚がしたからだ。

 ウタはこれを、ルフィと2人で作った受精卵が成長している過程なのだと思った。

「んしょっ……と」

 まともな声を出さないルフィの顔を見てやろうとウタは身体を転がし、彼を隣に落とす。そこには涎を垂らし、焦点の定まらない目のルフィがいた。

 2歳年下の幼馴染を性交でこんな様にしたという背徳感に、ウタの口角が曲がる。そのまま、ルフィの頭を自身の胸に引き寄せ頭を撫でた。

 たぷたぷと大きな乳房をルフィの顔に優しく当てる。唇にその先端が当たった時、ルフィはゆっくりそれを口に含み、ちぅちぅと音を出して吸い始めた。

「〜〜っっ♡♡ もう、これじゃあパパというより赤ちゃんだよ? ルフィ。可愛いからいいけどさ♪」

「ほめん……おれ、ちゃんととうちゃんになる。うたに、けっこんしてよかったって思われるおとこになる。つかれてかえってきたうたを、いやせる父ちゃんになるぅ……」

 だから、とルフィは続ける。

「今だけは、甘えさせて……父ちゃんになる前にぃ……」

 涙を流しながら、結婚後ウタに甘えられないと本気で想像し寂しさを抱くルフィ。

 それに母性をくすぐられたウタはもっと強く吸われるように、ルフィの頭を胸の形が変える程に強く押し付けた。

「ありがとうルフィ……あんたの気持ち、本当に嬉しいよ。やっぱり私、ルフィを好きになって本当に良かった」

「むぐぐっ! むーー!! むーー!!」

「大丈夫。大丈夫だよ……あんたも、あんたとの子も満遍なく愛してあげる。甘やかしてあげる。絶対に寂しさなんて感じさせないから。一生養ってあげるからねぇ……」

「っっ……」

 ルフィの瞳から零れ落ちる涙の量が増す。こんなに優しいウタを支えられる男にならなくては、とルフィは専業主夫になることを決意するのだった。

 そのために、まず洗い物や料理を練習することを決意した。だが溜まりに溜まった疲れで、ルフィは夢の世界へ旅立つ。

 ウタはルフィが風邪をひかないよう、部屋の暖房をつけると再び彼の隣に寝転び、乳を吸わせた。

「うひゃあ……おれ、りっぱなしゅふに……なるぞぉ……」

「うん。ありがとう、ルフィ。私も絶対あんたを幸せにするね」

 最初の目的は、ルフィが自分以外の女と初めてを経験した怒りからだった。だから仕事ではなく、心の底からシたいHでルフィを上書きした。

 その結果が今である。想い人は自分の身体に蕩け、子作りをし、結婚する未来が確定された。

「……あはっ♪」

 勿論試練はあるだろう。だがそれ以上に待ち受ける輝かしい未来に、ウタは仄かな暗い笑みを浮かべ、自分の乳房を吸うルフィを愛で続けるのだった。


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