ユピテル
【原典】ローマ神話など
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】ユピテル
【異名・別名・表記揺れ】ジュピター、Juppiter
【性別】女性
【身長・体重】158cm・44kg
【肌色】白【髪色】白【瞳色】緑
【スリーサイズ】77/54/81
【外見・容姿】電子的な光沢がある長い白髪の、機械的な少女
【地域】ローマ
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・ローマ
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:B+ 幸運:E 宝具: A++

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【クラス別スキル】
陣地作成:EX
神話大系の最高神として、地中海世界を統べる神であるユピテルは複数の神殿や様々な施設を建造し、支配する。
対魔力:B+
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
宝具である『機神装甲』起動時には神代技術由来の対魔術プロテクトが自動展開され、ランクが上昇する。
忘却無効:A
忘却補正と似て非なるスキル。
天空神の記録防壁(ファイアーウォール)により強力な忘却及び記憶干渉全般への耐性を持つ。
【保有スキル】
神性:A+
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
ローマ神話の三主神の一角であるため、非常に高い。
ユピテルの玉座:B
天空神ユピテルの支配能力、複合権能のごく一部の限定行使。
敵対者に重圧を与える攻勢カリスマと雷に特化した天候操作と魔力放出。
端的に言うと重力子の洗礼と雷の権能のミニチュア版。
グロリアスファーテリティ:A+
天空神ユピテルの国家繁栄及び豊穣神としての力の一端と思われる。
経済活動や貿易、交流判定に大きなボーナス。農地開発効率も上がる。美味しいぶどうとオリーブがどんどん生える。
マトリクス・シンクレティズム:A
ユピテルの万能性の発露、神話体系をも超える凄まじい影響力により、ワインの酒気を媒介としたディオニソス教の秘儀、女神イシスに由来する治癒魔術などといった多様な魔術を行使可能らしい。
さらに他の神格に応じたクラス、ステータスへと霊基を変化させることも可能。
この霊基では基本となる最もバランスが取れたルーラー:ユピテル、優れた狙撃能力を持ち単独行動に長けたアーチャー:アポロ、戦闘能力は低いが周囲の知性体の認識に干渉して如何なる場所にも侵入して見せるアサシン:ヴィーナス...これらの形態を使い熟す。
輝く山嶺:EX
███████。
大いなる星の暴威。煮え滾る灼熱の血潮。
味方全体の魔力を賦活し、████自身は絶大な強化を得るが、多用は霊核の暴走と融解による弱体化と自滅を招く。
【宝具】
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
かの星間戦闘用殲滅型機動要塞の威容を彷彿とさせる、一部が銀色の装甲に覆われた赤黒い機体を持つ機動兵器。
その実態はテオス・クリロノミアを含有する溶岩を主要構成要素として築き上げられた擬似真体機神。
かつて『白き滅び』により破壊された真体機神を構成する神鋼(アダマス)ほどの強度は無いが、相当に頑強な上に魔力を消費しての再建も容易。
通常時では鷲の翼型の飛行ユニットを装備した人型機動形態を取り、槍型に変形させたユピテル神殿を武装として扱うが、魔力を追加消費する事でアポロ神殿及びヴィーナス神殿を変形させた武装ユニットを"増築"し、それらの神々に纏わる擬似権能を振るう事を可能とする。
ランク:A++ 種別:対██宝具 レンジ:██内全域 最大捕捉:1500人以上
詳細不明。
【Weapon】
『機神武装・天空神殿(テンプルム・ユピテル)』
武装化されたユピテル神殿。雷霆(ケラウノス)を模した槍。
オリジナルとは程遠いものの、凄まじい雷撃の投射により敵対者を引き裂き、殲滅する。
『機神武装・太陽神殿(テンプルム・アポロ)』
武装化されたアポロ神殿。灼熱の矢(ビーム)を放つ主砲。
圧倒的な射程を誇る他、装備中は演算能力の向上により命中率に大きな補正が入る。
『機神武装・金星神殿(テンプルム・ヴィーナス)』
武装化されたヴィーナス神殿。二機の魔力拡散器を装備し、広域に霊子情報攻撃を行う。
【解説】
天空神ユピテル。ローマ神話に於ける最高神三柱の一柱。
雷神、木星の神、雨を運びし気象神、王と王権を司る神であり、火山の暴威がユピテルの力だと見做されたことから山の神ともされる。
古代ローマの独特の見解、他文化圏の類似属性の神格を同一の存在とみなす所謂"ギリシャ語の翻訳"ではギリシャ神話の最高神ゼウスに対応するとされ、同一視されている。
【人物・性格】
内向的・行動的。そして機械的。
少女の姿をしているが、女神ディアーナ=アルテミスに化けてカリストと交わった逸話などもある為、ユピテルが女性の姿で召喚されることはそこまで不自然ではない。多分。
本人の発言などを鑑みるに、ユピテル=ゼウスの機能の一部から分割された端末、都市管理AIとでも言うべき存在であると推測される。
無感情な為冷酷な性格と見られやすいが、明確に都市の危険や衰退を齎す存在でもない限りは寛容に接する。他文化への理解も高く、柔軟かつ積極的に取り入れる。
人間に対しては有効的であるが、その輪の中に入ろうとはせず、やや距離を置こうとする。
その態度には何らかの後ろめたさや罪悪感を抱いているように見えるが...?
イメージカラー:無機質な白と緑色の電撃
特技:都市運営
好きなもの:人間、繁栄、安全、芸術と文化
嫌いなもの:制御不能な自然災害(特に███)
天敵:輝く山嶺(███████)
願い:民を守る
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】呼び捨て
「神格擬態状態を解除」
真名発掘
【原典】古代ローマ文明、ローマ神話、ギリシャ神話
【CLASS】プリテンダー
【マスター】
【真名】ポンペイ
【異名・別名・表記揺れ】Pompeii、Pompei
【性別】女性
【身長・体重】158cm・44kg
【肌色】白【髪色】灰【瞳色】赤
【スリーサイズ】77/54/81
【外見・容姿】電子的な光沢がある長い灰色の髪をした、機械的な少女
【地域】ポンペイ
【年代】紀元前7世紀~西暦79年8月25日~現在
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・都市・神性・ローマ
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:B+ 幸運:E 宝具: A++

【クラス別スキル】
陣地作成:EX
都市の擬人化であるポンペイの陣地作成は最高ランクのものである。
自己の延長として複数の神殿や軍事・行政施設、娯楽施設、居住地区などを含む『都市』を建造、展開可能。
『都市』内部に於ける知名度補正や魔術基盤などといった土地の影響は『ポンペイ』のものを参照する為、場合によっては強化にも弱体化にも繋がる。
対魔力:B+
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
宝具である『機神装甲』起動時には神代技術由来の対魔術プロテクトが自動展開され、ランクが上昇する。
忘却無効:A
忘却補正と似て非なるスキル。
天空神ユピテル=ゼウスに由来するシステムであり、古代ローマ帝国の栄華を生々しく現在へと伝えた遺跡でもあるポンペイは忘却及び記憶干渉全般への高い耐性を持つ。
麗しき、忘れじの燦爛都市。
彼女は憶えている。あの日、燃え尽きた栄光を、崩れ去った日常を、蒸発した全市民の苦悶を。今も、今も。
【保有スキル】
神性:A+
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
ローマ神話の三主神の一角であるユピテルの神性を持つため、非常に高い。
ユピテルの玉座:B
天空神ユピテルの支配能力、複合権能のごく一部の限定行使。
敵対者に重圧を与える攻勢カリスマと雷に特化した天候操作と魔力放出。
端的に言うと重力子の洗礼と雷の権能のミニチュア版。
海洋都市の栄華:A+
周辺諸国との貿易と都市周辺の農場での集約農業により栄えた商業港湾都市としての誇りと実績。
経済活動や貿易、交流判定に大きなボーナス。農地開発効率も上がる。美味しいぶどうとオリーブがどんどん生える。
刻まれしヘレニズム:A
イスカンダルの征服行が切り開き、プトレマイオスが歴史に刻み付けたギリシャ文化と東方文化の融合──いわゆるヘレニズム文化の影響を強く受けた都市として、如何なる場所に居ようと"ポンペイという土地に刻み付けられたヘレニズム文化に纏わる魔術基盤"を利用できる。
ワインの酒気を媒介としたディオニソス教の秘儀、女神イシスに由来する治癒魔術など多様な魔術を行使可能。
更に都市として自身に内包される、"信仰の場である神殿"、"人民による信仰"、"土地に刻まれた宗教基盤"を利用する事で、他の神格に応じたクラス、ステータスへと霊基を変化させることも可能。
この霊基では基本となる最もバランスが取れたルーラー:ユピテル、優れた狙撃能力を持ち単独行動に長けたアーチャー:アポロ、戦闘能力は低いが周囲の知性体の認識に干渉して如何なる場所にも侵入して見せるアサシン:ヴィーナス...これらの形態を使い熟す。
輝く山嶺:EX
ヴェスヴィウス。
その暴威がユピテルの力であると崇拝された火山の名。
世界で最も危険な火山のひとつとも。
星の内海と同じ霊脈を持つ人理収束地点(パワースポット)であるが、その煮え沸る魔力は安寧と繁栄のみならず、時に破滅と衰退をも齎す。
味方全体の魔力を賦活し、ポンペイ自身は絶大な強化を得るが、多用は霊核の暴走と融解による弱体化と自滅を招く。
【宝具】
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
かの星間戦闘用殲滅型機動要塞の威容を彷彿とさせる、一部が銀色の装甲に覆われた赤黒い機体を持つ巨大人型起動兵器。
その実態はポンペイという都市の基盤となった土台、ヴェスヴィオ火山の噴火により流れ出たテオス・クリロノミアを含有する溶岩台地を主要構成要素として築き上げられた都市型ロボ。擬似真体機神。
プリテンダーが搭乗する事で起動し、都市が起き上がる形で変形する。
通常時では鷲の翼型の飛行ユニットを装備した人型機動形態を取り、槍型に変形させたユピテル神殿を武装として扱うが、魔力を追加消費する事でアポロ神殿及びヴィーナス神殿を変形させた武装ユニットを"増築"し、それらの神々に纏わる擬似権能を振るう事を可能とする。
ランク:A++ 種別:対都市宝具 レンジ:都市内全域 最大捕捉:1500人以上
人類史に残る大災害...79年に発生したヴェスヴィオ山噴火を再演し、「都市の滅び」を具現化するある種の死因宝具であり、自爆宝具。
プリテンダーの陣地作成スキルによって構築された都市内のみを攻撃範囲とするが、戦争とは無関係の民間人が都市内から退避してない場合は、決して発動される事はない。
発動と同時に敵対者を都市へと閉じ込め、自身の機体をヴェスヴィオ山に似た、天を穿つが如し超巨大砲身へと変化させ、そこから噴き出される大量の軽石の雨と高密度の灼熱の火山灰、有毒ガス、火砕流、火砕サージにより都市...即ちポンペイ全域を徹底的に破壊し、焼き尽くし、滅ぼす。
水蒸気爆発に起因する大噴火、原子爆弾投下の10万倍もの圧倒的な熱エネルギーの奔流だけでも都市内の全生命体を即座に蒸発し得る威力を発揮するが、それに加えて前述した通りにこの宝具は「都市の滅び」を再演するものである為、時間経過に従い、都市機能である"信仰の場である神殿"、"人民による信仰"、"土地に刻まれた宗教基盤"が破壊されていく結果、それらに紐付けられた力...即ち神霊の加護と魔術基盤を用いた魔術行使は停止及び使用不可能となり、知名度補正の消失という形でのステータスの弱体化を付与する。
空前絶後の大災害に巻き込まれた者は、信仰も民も豊かな土地も亡き燦爛都市と運命を共にする事になるだろう。
ランク:D 種別:追想宝具 レンジ:1 最大捕捉:100人
...第二宝具使用後に自動発動するプリテンダーの最終宝具。
かつて栄華を誇った燦爛都市としての能力を全て喪う替わりに、現在に輝かしい栄光の残滓と凄惨な災害の傷痕を伝える灰燼遺都の霊基を持つ存在として復活する。
端的に言うと『都市』の英霊である『燦爛都市ポンペイ』から『遺跡』の英霊である『灰燼遺都ポンペイ』へと不可逆的に変化し、自身の霊基からポンペイという都市で発生した事象を"発掘"することで、それらに纏わる神秘を記録兵器(メモリー・ウェポン)として行使する。
屈強な剣闘士たち、研ぎ澄まされたポンペイ・グラディウス、神々を祀る神殿、豪華絢爛なる美術品、洗練された劇場。
それらは一瞬の輝きを見せた後に、瞬く間に灰と化し、消えて行く。
そして、自らの記録と霊基を削り取って攻撃に転用したプリテンダーも、速やかに灰燼と帰す運命にあることは言うまでもない。
【Weapon】
『ポンペイという都市に内包される全事象』
【解説】
ポンペイ。現在に於けるイタリア・ナポリ近郊、ヴェスヴィオ山の麓に、紀元前7~6世紀から西暦79年にかけて実在した古代都市。
ヴェスヴィオ山の噴火によって出来た、海岸沿いの溶岩台地の上に建設されたこの都市の起源は、イタリア先住民のオスカ族がこの地域に5つの村を作った時に遡る。
その後、エトルリア人による占領、サムニウム人による征服を経た後、 紀元前89年に政務官ルキウス・コルネリウス・スッラによって包囲、征服され、ローマの植民都市となった。
スッラ配下の退役軍人の多くは、この街とその周辺の土地や財産を与えられ、ローマに反対する多くの人々は財産を没収された。
にもかかわらず、多くのポンペイ人はローマ市民権を与えられ、すぐにローマ世界に同化していった。
ポンペイ周辺は、裕福なローマ人にとってナポリ湾に面して生活することが望まれたことと、作物栽培に適した肥沃な土壌に恵まれおり、農業に適していたことから非常に繁栄した。
地中海貿易の拠点である大規模な港を有する海洋商業都市であり、長らく噴火のなかったヴェスヴィオ山の斜面を利用したブドウ栽培とそれを用いたワインの醸造を初めとし、羊毛加工やオリーブ油の生産などで栄えた。
しかし、1世紀頃から地震が頻発するようになり、西暦62年2月5日に発生したポンペイ地震により、ポンペイは大きな被害を受けた。
この時までは、ほとんどの再建は民間で行われ、都市復興に滞りはなかった。
当時の人々は大地震が災害のピークだと誤認しており、それがその後に来たる本当の大災害に対する避難の遅れの原因となったとされる。
西暦79年。震災からの復興中にヴェスヴィオ山が噴火する。
噴火は2日間続いた。最初の段階は、軽石の雨が約18時間続き、その間にほとんどの住民が避難することが出来た。
夜から翌日の早朝にかけて、火山付近で高速で高密度の灼熱の火山灰が流れ出し、通りかかった建造物の全部または一部を破壊し、ポンペイに残った1500~2000人の住民を焼死または窒息させ、海岸線を含む景観を一変させた。
2日目の夕方には噴火は終わり、大気には霞がかかり、太陽が弱く照りつけるだけとなった。
ポンペイは、最大6mもの火山灰や軽石の層に埋もれ、壊滅した。
都市が埋没した直後、生存者やおそらく泥棒が、貴重品を引き揚げるためにやって来たらしく、壁を貫通する穴など、噴火後の擾乱の跡が広く残っている。
ポンペイは完全に埋もれたわけではなく、大きな建物の上部は灰の上に見えた為、どこを掘るかは明らかだった。
その後の数世紀、長らくポンペイの名は忘れ去られていたが、16世紀に水路建設の途中で建物の一部が発掘される。
その後、噴火により埋もれたポンペイ周辺の町であるヘルクラネウムの遺跡が発掘されると、それを契機としてポンペイの発掘調査も始められた。
多くの素晴らしい公共の建物や贅沢な装飾、家具、芸術品を持つ私邸、ヘレニズム文化の特色を色濃く残すローマの神々やギリシャの神、エジプトの神を祀る神殿、ディオニュソス秘教の秘儀荘、 剣闘士が集った闘技場、劇場や広場など次々に重要な建造物や当時ほとんど失われてしまった口語的なラテン語の豊富な例を示す、壁や部屋の中に刻まれた数々の落書きなどが発掘された。
現在では風化、侵食、光線照射、水害、不適切な発掘・再建方法、持ち込まれた動植物、観光、破壊行為、盗難などによる遺跡の劣化、崩壊が問題となっており、新たなる発掘よりも今ある遺跡の保存・修復が重要視されている。
†
ヴェスヴィオ山とは、イタリア、カンパニア州に位置する火山。現在でも3000000人が噴火の影響を受けるほど近くに住んでおり、60万人が危険地帯で生活している。
これは世界で最も人口密度の高い火山地帯であり、そのためヴェスヴィオ山は世界で最も危険な火山のひとつとみなされている。
その爆発的な噴火はユピテルの力と見做され、ユピテル・ヴェスヴィオとして崇拝されていたという。
† matrix Lv.E
輝く山嶺(ヴェスヴィウス)
ポンペイという都市の淵源となり、そして終滅を齎らしたもの。
...人理の収束点であり、星の内海と同じ霊脈を持つパワースポット。
大いなる星の暴威。煮え滾る灼熱の血潮。
其は多大なる繁栄と同時に破綻的な滅亡をも齎す大霊脈。
それでもポンペイが最期の時まで、長きに渡り繁栄を享受出来たのは、火山内部に秘められた"とある遺物"が原因であった。
───全能神の残骸と、其れから染み出す権能の極小集合体。
それが偶然か、神々の環境制御計画の一端であったのかは不明だが、それらは奇しくも輝く山嶺(ヴェスヴィウス)の荒ぶる魔力を抑圧し、星の内海と同質の魔力と"神の遺産"が結び付いたことで発生した山霊(オレイアス)を制御端末とすることで、長きに渡り破局的な大噴火を防いできたのだ。
...されど、安寧は永遠ではない。
濃密な神秘を擁する人理収束地点(パワースポット)にあれど、支配示す王冠、神器環状体(クロノス=クラウン)無き現世に於いて、神の遺産は劣化していく。
そして、ある日の大噴火により、弱体化した神の残骸は噴火の威力に耐え切れず砕け散り、マグマと混ざり合いながら地表へと流れ出し、"神の遺産"を含有する溶岩は冷え固まり、台地となった。
その台地の上へ五つの集落が築かれ、都市として発展していく。
転機は、スッラによる都市包囲と征服であった。
ローマの植民地とされた事で都市がローマ世界に同化されて行く中、溶岩と共に地表へと流出した山霊(オレイアス)は目を覚ます/再起動する。
ユピテルに連なる存在としての支配本能か、自らの上に築き上げられた都市と人間に興味を抱いたからか、山霊(オレイアス)
はポンペイから立ち去らず、都市の魂として自身を再定義し、その繁栄を影から支えたのだ。
華開く文明と芸術の都、燦爛都市ポンペイ。
されど、終わりの時はやって来る。
山霊(オレイアス)無きヴェスヴィオ山の魔力は繁栄と比例する様に煮え滾り、過熱する。
───都市の心となり、土地に根付いた山霊(オレイアス)にもはや噴火を止める手段などなく。
西暦79年、燦爛なる栄華は散り果てた。
簡潔な説明
・ヴェスヴィオ山、それは星の内海と同じ霊脈を持つ人理収束地点(パワースポット)であったが力が強すぎて破滅をも齎す危険地帯であった。
・だが、ヴェスヴィオ山内部に存在した機神ゼウスの残骸とテオス・クリロノミア、それと星の内海の魔力が結び付くことで発生した精霊でありシステムである山霊(オレイアス)がマグマをコントロールすることで破滅的な噴火は抑えられていた。
・しかし、クロノス=クラウンの下にないテオス・クリロノミアは劣化するので、山霊(オレイアス)は日々弱体化、遂に噴火を抑えきれなくなり、溶岩と共に地表へ流出。山霊(オレイアス)は長きに渡り休眠状態に。そしてその溶岩が冷え固まった台地にポンペイが築かれる。
・スッラがポンペイをローマの植民地化。ポンペイが急速にローマ化した事によりローマ神話の天空神ユピテル=ゼウスの遺産から産み出された存在である山霊(オレイアス)は覚醒。ポンペイという都市の魂になり、繁栄させる。
・しかし、山霊(オレイアス)が居なくなったことによりヴェスヴィオ山の噴火を誰も抑えられなくなり、(弱体化し、ポンペイの都市の魂となることを選んだ山霊(オレイアス)は都市内から動けず、さらに言えば人間の営みに寄り添いすぎた結果、噴火を抑制する能力=権能級の大規模な自然干渉能力は残されていなかった)、西暦79年、ヴェスヴィオ山大噴火によりポンペイは壊滅した。
【人物・性格】
内向的・行動的。そして機械的。
都市の繁栄と安全を促し、衰退と危険を排除する都市管理システムAI的な精霊。
しかし、心なき存在かと言えばそうでは無く、思いのほか寛容。他文化や信仰もある程度は受け入れる。うんうんそれもまたシンクレティズムだね。
だが、都市にとっての敵に対しては容赦無く擬似権能を揮い、迅速に追放ないし処刑する。
機械的な言葉使いを崩さないが、よくよく観察すると語彙や微かな抑揚に感情を見出す事が出来る。
口癖は「理解できましたね?」無論、一見同じでもイントネーションやTPOにより意味は変わって来る。
「理解できましたね?(圧)」
「理解できましたね?(呆れ)」
「理解できましたね?(殺意)」
「理解できましたね?(慈愛)」
人間に対しては有効的であるが、その輪の中に入ろうとはせず、やや距離を置こうとする。
これは前述した通り、自分が役目を果たせなかったが故にポンペイが滅びたとも見て取れる為。
表には出さないものの、その心象には『凄惨なる死と破滅に埋もれた都市』としての罪悪感がある。
時には都市(じぶん)の滅びよりも街に住まう住民の生存を優先するなど、"自分だけが滅びれば良い"という自己犠牲的な行動を起こす事も。
イメージカラー:灰色
特技:都市運営
好きなもの:人間、繁栄、安全、芸術と文化
嫌いなもの:制御不能な自然災害(特に火砕流)
天敵:輝く山嶺(ヴェスヴィウス)
願い:民を守る
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】呼び捨て