ムクビル
【元ネタ】『アミール・ハムザの物語』
【クラス】アーチャー
【真 名】ムクビル・ワハーダール
【性 別】男
【身長・体重】181cm・80kg
【外 見】地味
【属 性】中立・中庸・地
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:E 幸運:D 宝具:B
【クラス別スキル】
単独行動:B
マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。
対魔力:C
魔術への耐性を得る能力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
Cランクでは、魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
冷静沈着:B
如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。精神系の効果への抵抗に対して、プラス補正が与えられる。
ムクビルは宴会の際にも一人あまり酒を飲まず、皆が酔い潰れる中、襲撃してきた軍勢に一人対処した。
執事的行為に対しても、このスキルは有効に働く。
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
生来の影の薄さ。
千里眼:B
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になる。
忠士の相:B
マスターに忠誠を誓い、同時にマスターからも信頼を寄せられる。
『忠実なる』ムクビル。
産まれた時からハムザに付き従い、彼が悲嘆に沈み墓守として生きることを誓った際には、ただ一人近くで仕えることを許された。
軍略:D
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
弓兵部隊の隊長として数多くの将兵を率いた。
【宝具】
『神獅子の弓箭(ダヌー・シール・アッラー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:100
『神の獅子』アリー・イブン・アビー・ターリブから授かった弓と五本の矢。
ムクビルには、弓矢によって一人で100人以上の襲撃者を撃退した逸話が存在する。
【解説・人物像】
イスラーム圏に伝わる叙事詩『アミール・ハムザの物語』(ダスタン・イ・アミール・ハムザ、、或いはハムザナーマ)のメインキャラクターの1人。
この物語はペルシャ起源で、その後インド、東南アジアに伝播した。
物語の詳細についてはハムザ(ライダー)の方に長々と書いた為そちらを見て欲しい。
ハムザと同様に、ブズルジュミフルに預言された存在。
親はアブドゥル・ムッタリブの奴隷。
もしかしたら自分が参照した版(或いは翻訳)では活躍がカットされていただけかも知れないが、他の2人に比べると出番が少なく、影が薄い印象が拭えない。
なんならアディやランドハウルの方が活躍が多く、キャラが立っていた。
寡黙な仕事人。
生真面目な性格であり、何時も周囲に気を配っている。
願いは「ハムザとアマルに並び立てる存在であること」
自分が義兄弟2人に比べると劣っている事を気にしており、彼らに追いつきたいと願っている。
ある意味三人の中では最も人間らしく、しかし最も努力家でもある存在。