ミルクバスターズ
【第1章 俺はサーバー】
「わやじゃ・・・これから一体どうすればいいべ・・・」
そんな事を俺に言われてもどうしろと言うんだ。
「リーグ部何人かに弄ばれた。男なのに母乳が止まらなくなった。」
そんな話聞いたこともない。いろいろ言いふらして調べるのもまずい気がした。彼ら曰く「感度を上げてやっただけ。限界まで行くと薬の効能で母乳を出ちゃう、つまり乳首が雑魚なの」だと。酷い話だと言葉を失ったが思い当たる節もあった。つるみ始めるようになったきっかけ、ドククラゲからスグリくんを助けた時、体を拭いた時のあの反応。妙に納得してしまった。
「うう・・・「ミルクサーバー」って呼ばれるようになっちまった。俺、いつまで・・・」
「ちょっと待って!俺も人の体とか詳しくない・・・。一人、物知りなヤツがいるから、紹介していい?」
美術部の部室に行くと、運よく彼は居た。
「俺と同じ1-1で、美術部のデーツ。性格はいいはずから、安心して。」
「俺、リーグ部のスグリ・・・」
授業の話やブルレクの話、軽い雑談の後早速本題に入る。
「おっぱいはね、子供を育てたいって思った時に出るの。脳みその命令で。」
相変わらずデーツは掴みどころがなく考えが読めない。でも期待通り知識は確かなものだ。
「別に赤ちゃんとかはいねんだ。どうにか止めてえ。」
「お母さんみたいに子供が大きくなったら止まるんじゃない?あまり、触らないようにするとか。」
「うう~・・・リーグ部行ったらまた絞られるべ・・・」
「男っぽくなったら、止まったりして!」
男っぽくなる、筋トレでもさせるか、言動に気を使うか
「辛いもん食べたら・・・男っぽくなれっかな。」
そう来たか。とりあえず当たって砕けろだ。思いついたもの全部試してみたらいい。効果が出たらしめたもんだ。
「辛い料理って言ったら・・・あいつだ。四天王のアカマツ!」
つづく(かも)
~登場人物~
スグリ:我らがキタカミ出身、元チャンピオン。ひょんなことからおっぱいから乳が出始めた

カカオ:ドーム部のエース。またの名を「ブルレクの衛生兵」。ポケモンの毒にやられたスグリを助けてから仲良くなり始めた。正義感は強いが裸体のスグリに脳を焼かれる。腹を下すのでミルクが飲めない

デーツ:大人しそうな美術部1年。どこか超然としていて掴みどころがない。やたらいろんな分野に詳しい
