ポケモンにナ〜ル
モテパニ作者あまね「大変だ品田!」
拓海「どうした?そんな焦って」
あまね「みんながポケモンになってしまった!」
拓海「はぁっ!?」
拓海はあまねに呼び出されて現場に行ってみると、そこには多種多様なポケモン達がいた。
拓海「なんでこんな事に…」
あまね「次回作は動物がテーマらしいのでナルシストルーの発明でみんなを可愛い動物にでもしようとでも思ってな。それが手違いでポケモンになってしまった」
拓海「どう間違えばそうなるんだ…」
あまね「とにかくみんなは品田が見分けて名前を呼ばないと戻らない仕様になっている。さあみんなを当ててみせるんだ」
拓海「はぁ…」
ツッコミどころは多々あるが、どうせ拓海がやらなければ終わらないのだろうと目の前のポケモン達に向き合った。
拓海が最初に目を付けたのは。

あまね「品田、そのポケモンは…」
拓海「いい、…ゆいだろ?」
ポンッ!
ゆい「正解!さすが拓海〜!」
拓海が名前を呼ぶとそのポケモンはゆいへと姿を変えた。
あまね「さすが品田だ。まさかノーヒントで当てるとは」
『トロピウス フルーツポケモン
大好物の果物ばかり食べていたら首から果物が生えてきた。首の果物をみんなに分け与える優しいポケモンだよ』引用_ダイヤモンド・パール、NEWポケモンスナップ
拓海「なるほど、ゆいらしいポケモンだ」
ゆい「あはは、あたしからおむすびが生えてきたら面白いよね。その時は一緒に食べようよ」
拓海「そうだな、さて次は…」
あまね「品田…とりあえず次は彼女にしないか?」

目の前で圧倒的な存在感を放っている巨大なそのポケモンは、後回しにはできない迫力があった。
『ルナアーラ がちりんポケモン
遥か 大昔の 文献に 月を 誘いし 獣と いう 名前で 記録が 残っている。』引用_ウルトラムーン
あまね「さあ、これがヒントだ。わかるかな?」
拓海「まあ、月関係でこの迫力なら一人だろ。ゆり」
ポンッ!
ゆり「正解」
二人目も正解し、ゆりが姿を現した。
拓海「それにしてもすごいな。ポケモンになってもあんなすごそうなやつになるなんて」
ゆり「私は私がどうなってたか見えなかったから実感は無かったのだけどね。それより他のみんなも戻してあげて」
拓海「おう」
拓海はゆりとの会話を切り上げ他のみんなに向き直る。
そこで目に付いたのは…

『イルカマン ヒーローポケモン
助けを求める仲間の声を聞くと姿を変える。
人やポケモンを助ける海のヒーロー』引用_スカーレット、バイオレット
拓海「これはわかりやすいな。ソラ」
ポンッ!
ソラ「正解です!」
三人目も正解。ソラが現れる。
ソラ「それにしてもヒーローポケモンだなんて、嬉しいです!」
拓海「ああ、ぴったりだったぞ。さて次は…」
振り向く拓海に一匹のポケモンが飛びかかってきた。

『ジュゴン あしかポケモン
昔氷山で眠る姿を船乗りが人魚と間違えた』引用_ルビー・サファイア・エメラルド
ジュゴン「〜〜!!!」バンバンッ!
まるで急かすようになにかを訴えかけている。
拓海「もしかして、ローラ?」
ポンッ!
ローラ「遅いわよ!」
四人目も正解。しかし当のローラはご立腹だ。
ローラ「ていうか人魚と間違えたってなに!?わたし本物の人魚よ!?」
拓海「たぶん人魚のポケモンがいなかったんじゃないのか?」
ローラ「じゃああれなによ!?」

『アシレーヌ ソリストポケモン
水のバルーンを歌で操る。そのメロディは仲間に学び代々群れに受け継がれていく』引用_サン
拓海「人魚っぽい…」
ローラ「でしょ!(それにしてもあの姿どこかで見た事あるような…?)」
もちろんローラはポケモンと会った事など無い。
しかしそれと似た姿に何故だか心当たりがあった。
拓海「うーん?」
拓海は悩む。
ローラ以外に人魚っぽい相手が少し思いつかない。
アシレーヌをしっかり観察する。
注目されたアシレーヌは少し恥ずかしがる。
その仕草に少しだけ覚えがあった。
拓海「みなみか?」
ポンッ!
みなみ「正解」
五人目も正解。みなみが姿を現す。
ローラ「ていうか誰よ!?」
みなみ「あ、初めまして私は海道みなみよ」
ローラ「あら、自己紹介?ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメールよ」
みなみ「えっと、ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメールさん?」
ローラ「すぐ覚えたのね。見どころありそうじゃない」
拓海「(あの二人は大丈夫そうだな)」
二人は二人で会話を始めたので次に向かう拓海。
すると主張が強いポケモンが寄ってくる。

『オシャマリ アイドルポケモン
仲間を思う気持ちが強い。トレーナーが落ち込んでいるとダンスを踊って励まそうとする。
膨らませた水のバルーンを手足ではじき敵に叩きつけ爆発させて攻撃するのだ。』引用_ムーン、ウルトラムーン
そのポケモンはやたら自分を注目させようとしてくる。
この感じは…
拓海「来海か」
ポンッ!
えりか「ピンポンピンポーン!せいかーい!」
六人目も正解。えりかが姿を現す。
えりか「じゃあしなだん、この子わかる?」
拓海「ん?」
えりかが示した先にいたのは…

『グレイシア しんせつポケモン
体温をコントロールすることで周囲の空気を凍らせてダイヤモンドダストを降らせる。美しさに見惚れた獲物は気づかぬうちに凍りついている』引用_プラチナ、ソード
拓海「うーん?」
拓海は再び悩む。
どことなく覚えがあるようなないようなそんな感覚だった。
拓海が悩んでいるとグレイシアは後退ろうとしていた。
えりか「あ!こら逃げるな!」
グレイシア「ッ!?」ヒュォォ
えりか「ちべたい!」
回答から逃げようとしていたグレイシアを止めようとしたえりかが冷気に当てられてしまう。
グレイシアはその様子を申し訳なさそうにしていた。
その項垂れた様子には覚えがある。
拓海「青木か?」
ポンッ!
れいか「…正解です」
七人目も正解。れいかが姿を現す。
えりか「もーなんで逃げようとすんのよ」
れいか「す、すみません…少し…」
少し、なんなのか。
れいかは拓海に当てて欲しかったのか、当てて欲しくなかったのか。
すると拓海の元へやや遠慮がちに近づいてくるポケモンが。

『チェリム サクラポケモン
日差しが強くなると花開く。 つぼみのときに 耐え忍んだうっぷんを一気に晴らすのだ』引用_ダイヤモンド
拓海「日差しで花を咲かせるか、ん?って、うわ!」

『ナッシー やしのみポケモン
歩く熱帯雨林と呼ばれる。強い日差しが秘めた力を目覚めさせた結果がこれなのだ』引用_赤・緑、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
チェリムに注目しているといつのまにか近くに来ていたそのポケモンに気がつかなかった。
先程のゆりと違いでかいというより高いと呼ぶべきそのポケモンは多種多様なポケモンに隠れていたが、数が減った事で姿を現したようだ。
ナッシー「ッ!!!」
ナッシーがなにかしようとしている。
体を揺らす姿は正直怖いが、敵意は無いのはわかる。
すると程なくして周囲の日差しが強くなる。

それに呼応してチェリムの花も開く。
拓海「おお、咲いた姿はこんな感じなんだな。花咲」
ポンッ!
つぼみ「正解です!」
八人目も正解。つぼみが姿を現す。
拓海「そんでそっちは夏海」
ポンッ!
まなつ「あははせいかーい!」
九人目も正解。まなつが姿を現す。
まなつが元に戻ったからか、日差しも元に戻る。
拓海「しかしさっきのはなんだったんだ?」
まなつ「だって日差しが強かったら別の姿になるんでしょ?だったらそっちの方も見れた方が面白そうだったもん!お兄さんもそう思うでしょ?」
拓海「まあ花が開いた花咲は可愛かったな」
つぼみ「かわっ!!??」
あくまでポケモンになっていた姿の事ではあるが、その分ストレートな言葉をぶつけられてつぼみは照れる。
つぼみ「まなつ、ありがとうございます」
まなつ「いーっていーって!それよりわたしどんな感じになってたか見たーい!」
あまね「こんな感じになっていたぞ」
まなつ「あっははは!トロピカってる〜!」
楽しそうなつぼみたちを様子を見るのをそこそこに切り上げ次へ向かう拓海。
そして次に目に付いたのは…

『プラスル おうえんポケモン
いつも仲間を応援しているポケモン。仲間が 頑張ると体をショートさせてパチパチと火花の音を立てて喜ぶ』引用_ルビー
拓海「(…誰だ?)」
拓海はそれが誰か正直わからなかった。
先程みなみやれいかも悩んでいたが、それでも即決できなかっただけでおそらくという候補で最初から思い浮かびはしていた。
しかしこのプラスルはその候補すらない。
拓海「(ショート、電気か?となるとプリキュアで電気を操る…ララ、平光、黄瀬…?)」
僅かなヒントからなんとか探り当てようとする拓海。
拓海「(ん?そういえば前に黄瀬が)」
その中で気になる会話を思い出した。
〜〜〜
拓海『へえ、黄瀬達のチームはみんな部活に入ってんだな』
やよい『はい、わたしは家庭科部、れいかちゃんは弓道部、あかねちゃんはバレー部、なおちゃんがサッカー部、みゆきちゃんがチアリーディングなんですよ』
(※みゆきとやよいは公式か不確かな裏設定です)
〜〜〜
拓海「(俺と関わりが薄いやつが紛れてる可能性がある!)お前は、星空だ!」
『ブブー!不正解!不正解者ボッシュートです!』
謎のアナウンスとともにプラスルは落とし穴に落ち、どこかへ行ってしまった。
あまね「ふむ、初の不正解だな品田」
拓海「おいあの子はどこ行ったんだ?」
あまね「不正解だった者の待機部屋だ。即時元に戻すには品田が当てる必要があるが、二時間程度で自然に戻るようにしてあるからそれまでその部屋で待機させるようにしているんだ」
拓海「いいのかそれ…?」
あまね「全員事前に了承済みだ」
拓海「結局さっきの誰だったんだ?」
あまね「それは教えん。それがお前へのペナルティだ」
拓海「くっそ、地味に嫌な事を…」
そうこうしているとまた拓海に近づいてくるポケモンが。

『ライチュウ ねずみポケモン
しっぽに乗ってサイコパワーで浮遊しながら星型に作った10万ボルトで攻撃する』引用_シールド
これはすぐにわかった。
拓海「ララ」
ポンッ!
ララ「正解ルン!」
十一人目は正解。ララが姿を現す。
ララ「よくすぐわかったルン」
拓海「目がそっくりだったからな」
ララ「えへへ///」
そして次のポケモンへと。

『ヤンチャム やんちゃポケモン
強くなるために他のポケモンの真似をしながら修行しているよ』引用_NEWポケモンスナップ
拓海「華満」
らん「せいか〜い!」
十二人目も正解。らんが姿を現す。
拓海「パンダのポケモンか、華満らしいな」
らん「えへ〜、らんらんといえばパンダだもんね!それにしても減ったね〜。あんなにいたのに」
拓海「ああ、あとひいふうみいよつむう、六人か」
気づけば数が多くて数えられなかったポケモン達も三分の一に。
らん「それじゃ残りも頑張って!」
拓海「ああ、さてと」
次のポケモンは

『ニンフィア むすびつきポケモン
敵意を消す波動を発して争いをやめさせる。ひとたび 戦いとなれば自分の何倍もある ドラゴンポケモンにもいっさい怯まず飛びかかっていく』引用_X、ウルトラサン
拓海「この姿、虹ヶ丘か?」
ポンッ!
ましろ(常識人)「正解だよ!」
十三人目も正解。ましろ(常識人)が姿を現す。
ましろ(常識人)「ちなみに今回他の私がいるとややこしすぎるから私しかいないよ!」
拓海「おお、そうか」
他のましろはいないと拓海とこれを読んでくれている君にましろ(常識人)は説明した。
拓海「それじゃ次は」
拓海がポケモンに向き直ると。

『バウッツェル いぬポケモン
体から放つ良い香りが小麦の成長を助けるため 農村で大切にされてきた』引用_スカーレット
拓海「パンの犬…芙羽か?」
ポンッ!
ここね「正解です」
十四人目も正解。ここねが姿を現す。
拓海「自分で言っててなんだけどパンの犬ってパムパムじゃないか?」
ここね「わたしとパムパムは一心同体ですから当然です」
拓海「はは、そうか。さて」
次のポケモンは…

『キュワワー はなつみポケモン
花をつけていると嬉しくなって癒しの効果を発揮する。花が多い土地を好む』引用_バイオレット
拓海「花を付けた癒し…花寺か」
ポンッ!
のどか「せいか…ふわ!?」
十五人目も正解。するとのどかが…
拓海「うおっと!危ねえ」
のどか「ご、ごめん!」
のどかはバランスを崩して倒れそうになり、拓海がなんとか受け止める。
それも仕方ない。
キュワワーは宙に浮いているポケモン、それが急に人間の姿に戻ったのだから宙に放り出されたようなものと考えれば簡単に対応などできない。
のどか「(だ、抱き止めてもらっちゃった…)」
わざとでは決してないが、のどかからしたら思わぬ役得であった。
ララ「ぐぬぬ」
その様子をララが悔しそうに見ていた。
彼女のアローラライチュウも宙に浮いていたのだが、彼女は宇宙を航行する調査員。
無重力から重力のある状態への変化は何度も経験があり、多少高い場所へ放り出されても対応出来てしまえた。
拓海「気をつけろよ。さて次は…」
拓海が目を向けると一体のポケモンが拓海に向かって飛んできた。

『トゲキッス しゅくふくポケモン
恵みを与える存在と言われており大昔から縁起物に描かれてきた』引用_シールド
まるで天使然とした姿はまさしく。
拓海「薬師寺か!?」
ポンッ!
拓海「うおっ!」
さあや「正解♪」
十六人目も正解。飛んでいたさあやはちょうど拓海の腕に収まるように落ちてきた。
いわゆるお姫様抱っこだ。
さあや「ありがと受け止めてくれて」
拓海「さっきの花寺見てただろ?気をつけろって」
さあや「ごめん、飛ぶのに夢中で見てなかった♪」
明らかにわざとだが、偶然と言い張られてしまえばそれ以上追求はできなかった。
ソラ「(くっ!ヒーローなのは嬉しかったけど、空のヒーローならもっと!)」
ローラ「(人魚が空を泳げたら!)」
つぼみ「(同じ花なのにわたしの方は…)」
れいか「(もし私が浮いているポケモンだったら?………何を考えて!?)」
えりか「(側から見てるとほんとおもろいねこれ)」
みなみ「?」
さあやの行動がどんどん波紋を広げていった。
しかし拓海はそれに気づかず次へ行く。
残りは二人。
目に付いたのは。

拓海「ダークドリームだろ?」
ポンッ!
ダークドリーム「正解」
『ダークライ あんこくポケモン
自分を守るためにまわりの人やポケモンに悪夢を見せるがダークライに悪気はないのだ』引用_プラチナ
十七人目も正解。ダークドリームが姿を現す。
ダークドリーム「待たせすぎでしょ。こんな後の方に」
拓海「お前は楽しんでただろ?さっきまであの姿でうろちょろしてさ。けどそろそろ飽きてきたってところか?」
ダークドリーム「バレてたか」
あまね「さすがだ品田、十七人中十六人正解とは。だが、最後の一人はわかるかな?」

『マホイップ クリームポケモン
マホイップがデコレーションしたスイーツは深みのあるあまさで食べたみんなを幸せにする。』引用_スカーレット
スイーツのポケモン、普通に考えたらプリアラチームの誰か。接点は無いがゆかりから話を聞くいちかが濃厚だが…?
拓海「…菓彩だ」
あまね?「!?」
ポンッ!
あまね「…まさかな、正解だ」
最後の一人も正解。あまねが姿を現す。
拓海「それで最初からいたお前はジェントルーだろ?」
指摘されたあまね、いやジェントルーはなにかを外し。
ジェントルー「フッ、その通りトルー」
ジェントルーが姿を現した。
拓海「なんだそれ?」
ジェントルー「ナルシストルーが作った変装装置トルー。といっても軽い催眠効果を使って口調や髪色を誤魔化すくらいしかできないから私とあまねでくらいしか使えんトルー」
拓海「あいつなんでも作るな…」
あまね「それより品田、何故ジェントルーとのトリックに気づいた?」
拓海「うーん?なんでだろうな、なんとなくだ」
あまね「…そうか(きみは本当にずるいな)」
まなつ「お兄さんすごかったねー!まさかあまねまで当てちゃうなんて!」
えりか「いやー最後のは意地悪問題だったからあたしも素直を驚いたっしゅ。それじゃあしなだん試すのも終わったんだしさ、みんなで遊びにでも行っちゃう?」
みなみ「いいのかしら?一人仲間はずれにしてしまう事になりそうだけど」
えりか「あ、そーいや一人外してんだった。じゃあしゃーないかー」
拓海「(結局外した一人は誰だったんだ…?)」
〜〜〜
後日の事…
はな「めちょっく!当ててもらえなかった!」
外した一人の正体ははなであった。
ルールー「はなと拓海は会話したことすら無いのですから仕方ないのでは…?」
えみる「ルールー!今は冷静な結論はいらないのです!」
ほまれ「でもさ、あっちからは意識されなかったけどはなは直接会えたんでしょ?だったら一歩前進じゃん」
さあや「どうかな?私は拓海に当ててもらうまで飛んでたから実感無いんだけど、ポケモンの状態だと説明音声と退場音声しか聞こえなくなってたんだって。はなは拓海が何言ってたかわかった?」
はな「わかんなかった…どんな声かすら…」
ほまれ「あらら、それじゃ進展無しだ」
直接対面したのは一見大きな出来事に思える。
しかし、はなは拓海の顔は写真などで知っている。
だから今回生で顔を見れたものの声を聞けなかったし、存在を認識すらされなかった事を考えれば進展したとは言えなかった。
はな「次こそは、次こそは拓海くんに会ってみせる!フレフレ!わたし!」
果たしてはなは拓海と会える日が来るのか…