ボソンの暴走
マコト「キキキ……今こそ邪魔なヒナ諸共トリニティを叩き潰す時だ!」
イロハ「マコト先輩、風紀委員にはグレインがあり、ティーパーティーにはパーティクルがあることをお忘れですか?」
マコト「その心配は無用だイロハ!こんなこともあろうかと、このマコト様は最強のメダロットを開発させていたのだからな!――これを見ろ!」
イロハ「こ、このメダロットは……!?」
マコト「キキキ……これぞ対グレイン、そして対パーティクル用に極秘に開発させた機体ボソンだ!
こいつの開発にはアリウスから提供された技術やデータも用いている!」
イロハ「アリウスの?」
マコト「その通り!この時のために私はアリウスと密かに通じていたのさ!」
イロハ「……それ、マズいと思います」
マコト「なに?それはどういうことだイロハ?」
イロハ「アリウスにとってトリニティは不俱戴天の仇であることは間違いありませんが……同時に私たちゲヘナもアリウスにとっては憎むべき対象なんですよ?
かつてアリウスがトリニティから迫害・追放された際、彼女たちの自治区にどさくさに紛れて侵攻して領地を奪ったのは他でもなくゲヘナなんですから……」
マコト「な、何ぃーーーーーーーーーーっ!?」
イブキ「あれ~?
マコト先輩~、なんかこの子動き始めたよ~?」
マコト「な、なんだと!?
まだボソンにメダルは搭載していないはず――!?」
イロハ「……はぁ。
やっぱり謀られてましたね……」