寡黙少女に甘い祝福を (ベル 大人モード背面座位)
「ぬるぬる、してる……」
先程まで秘部を掻き回していた指を見せられて、呆然と呟くベル。彼女の秘部はたっぷりと愛液を垂らしており、思考にも甘い熱が生じてきていた。
同時に尻を押し上げる熱く硬いものも感じた彼女は、問いかけるように金色の瞳でニックを見つめた。
「いれ、る……?」
ああ、挿れたい……いいか?そう告げられればベルはコクンと頷いた。
むしろ嬉しい。前はあんなにも葛藤していて苦しそうな彼が自分を求めてくれていることが。身体の変化には戸惑いつつも、ベルは欲しいものを素直に欲する。
「いいよ……ぼくも、ニックの……ほしい」
そう伝えればニックの理性が切れたのをベルは本能的に感じた。身長こそ伸びたがニックに比べるとずっと小さいベルの身体は、背後から容易く持ち上げられてそそり勃つ剛直へと降ろされていく。
「………………っっっっ♡♡」
驚くほどスムーズに剛直が侵入してきたと同時に、ベルの思考は真っ白になる。自分の意識が一瞬飛んだのだと自覚すれば、彼の剛直が確かに自分のナカに収められたことを理解した。
(なに、これ……♡)
純潔が散った時は腹が引き裂かれるのではないかと泣き喚いたものだが、一人で生きていくことになってからは何も考えずに受けてきた行為。
薬や暴力の影響で不感症を患ったベルにとって、本番の行為は不快感と激痛によるものでしかなかった。それでもニックとの行為では心は満たされた。
しかし今は、心だけでなく確かな快感が脳に届いてきている。痛みでも不快感でもない甘く痺れるような感覚。
そんな思考を回すベルにニックは心配するように話しかけてくるが。
「ううん……いたくない……むしろあんしんする……」
心から好いた男と快感のある行為を出来ることが、こんなに満たされ安心することをベルは初めて知ることになった。
そんな彼女の様子を見たニックは、喉を鳴らしてからゆっくりと腰を動かしていく。
「んっ、あっ……♡にっくの、かんじるっ……ぼくのなかで、うごいてるっ……♡」
前は本当に何も感じなかった。あるのはただ行為をおこなかった満足感だった。
しかし今はニックのことを身体の芯から感じられることをベルは強く歓喜する。
「ぁっ、んぅっ……にっくっ……♡まえより、はげしいっ……♡」
不感症が緩和された影響はベルの膣肉の動きにも現れている。ニックが腰を突き上げるたびに強く絡みついてくる膣肉に、彼は強い快楽を感じているのだろう。その動きは明らかに激しさを増していた。
背面座位の体勢で強く抱きしめられながら腰を突き上げられ、ベルは片目だけの視界を明滅させる。
「んくっ……あうっ♡にっく……にっく……♡ぜんぜん、いたくないからっ……もっと♡」
おねだりするような言葉を吐くのは何年ぶりなのか。お金を求めた義務的なものでなく、心から男を求めることになるなんて昔のベルなら考えもしなかっただろう。
「あっ、んぁっ……♡ぼくのなかで、ごつごついってるっ……♡きて、きてぇっ……♡」
前は避妊具を用意してやっとの行為だったが、今ではそれを忘れているのにニックも腰を突き上げるのをやめられないらしい。
かつては絶対に体験することのなかった絶頂に届くと同時に、ニックの熱いモノがベルの中へと注ぎ込まれていくのだった。