ファーミンと夢
グロ注意
すぐに分かった。
これは夢だ。
長いテーブルにオレと誰かが座っている。
ピエロの姿をした誰かが言った。
「兄弟と一緒にハンバーガーは食べられたか?」
オレは頷いた。
血まみれピエロは笑って言った。
「そうか。よかったな」
オレは無言で目を伏せた。
誰かが椅子に座る音がした。
見知った笑顔の誰かが言った。
「ドミナくんは元気ですか?」
オレは頷いた。
血を流しながらも笑顔な彼は笑って言った。
「それなら良かったッス!」
オレは無言で目を伏せた。
誰かが椅子に座る音がした。
ずっと探していた誰かが言った。
「兄ちゃんは今は幸せ?」
オレは頷いた。
胸から血を流した末っ子は言った。
「僕も幸せだよ」
オレは微笑んで目を伏せた。
誰かが椅子に座る音がした。
暴力を一身に受けてきた誰かが言った。
「もう痛くない?」
オレは頷いた。
血まみれの2つ下の弟は言った。
「オレも痛くないよ」
オレは微笑んで目を伏せた。
誰かが椅子に座る音がした。
狂おうとした誰かが言った。
「ご飯は美味しいですか?」
オレは頷いた。
いろんなところが潰れた1つ下の弟は言った。
「私も最近美味しいと思えるようになりました」
オレは微笑んで目を伏せた。
誰かが椅子に座る音が……。
「起きてくださいファーミンさん」
オレは目を覚ました。
オーターがオレを心配そうな目で見ている。
「……おはようオーター」
「……はい。おはようございますファーミンさん」