【閲覧注意R18】ファイバーマスターGOOD(ソフト緊縛/スロセ)
炎司あへあへ推進委員「酷く疲れた顔をしているな、エンデヴァー。」
某所にひっそりと佇むセーフハウス。チームアップしていた他のヒーロー達は各々休息や偵察に出払っている。
君は先程まで広げられていた地図や書類を片付けながら、ソファーに腰掛け片手で顔を覆ったまま俯いている現No.1を見やる。
深くしわを寄せた眉間、ごつごつした指の隙間から窺える瞼を伏せた目許は見るからにやつれて見えた。
「大事ない、俺はもう一度パトロールに出てくる」
「今は休息のターンだ。エンデヴァー、君はよくやっている。この辺りのエリアのダツゴクもあらかた捕らえ終えた。パトロールも見張りも偵察も交代で他の者がやっている。」
「構うな。」
「休むんだ。」
君の手を振り払おうとするエンデヴァーの低い声音に、凛とした強い語気を重ねる。エンデヴァーのヒーロースーツの繊維の力をかりて、その手を掴み留まらせる。
「疲れをおして無理をした時こそほつれが出やすい。そう、粗製デニムのように。」
「………」
「蒼炎が気掛かりか?その事で君を責め立てる者はここにはいない。繰り返すが、君はよくやっている。」
太い腕に両手で触れ、行かせないぞ?とエンデヴァーのヒーロースーツを軽く締め付けながら、エンデヴァーの強張った手を取る。
そんな君を一瞥したエンデヴァーは、喉の奥で唸った。
「何がよくやっているものか…俺は償うために戦い続けねばならん。まだ体力はある、見くびるなよ」
「エンデヴァー」
君は呼ぶ。
「エンデヴァー」
君はその名を呼ぶ。ようやく目が合った。君は彼の絡まった緊張の糸を解きほぐしてやるように、強張ってかためられていたエンデヴァーの拳を開き、掌を、指を、撫でる。
「名は願い。己がどう在りたいか、在るべきか……努力の名を冠する者よ…エンデヴァー、君はとても頑張っているよ。私達はそれをよくわかってる。例え過ちをおかしたとしても、今も努力をやめないあなたは、エンデヴァーだ。だが、今はその炎をおさめ、休むべきだ。轟炎司。」
名を呼ぶ。炎司、と呼ばれたその人はハッとした顔をして、すぐにその顔を苦く歪めた。
「私は今、君に轟炎司で居て欲しい。エンデヴァーを休ませるんだ、轟炎司。」
「……あまり、眠れんのだ。ヴィランの相手をしている方が気が紛れる。瞼を閉じると蒼い炎を思い出す。」
君に囚われていないほうの手で顔を覆う炎司に、君はゆっくりと頷いてその手を引いた。
「寝室へ行こう、炎司。大丈夫だ、眠らせてやる。おいで…」
君は炎司の手をひいてセーフハウスの寝室へと誘う。さて、
A【くまさんと遊ぶ】
B【うさぎさん達と遊ぶ】
──────────
【A】
「………こ、ここは…」
君に連れられて寝室に入った炎司は困惑した声をあげた。
ふかふかの大きなベッドに、大小さまざまなぬいぐるみが所狭しと並んでいる。ひどくファンシーな室内にたじろぐ大男は、確かに部屋の雰囲気からは浮いていた。
「ここは私が提供したセーフハウスだからな。仮眠室の方もこんな感じだぞ。さあ、スーツを脱いで。ベッドで眠るんだ。」
君は繊維を操る個性を使って、炎司のヒーロースーツを脱がしにかかる。ひとりでに脱げていくスーツを焦ったようにおさえながら、炎司が叫んだ。
「ま、待て!なぜ裸に?!」
「なぜって…そんな汚れたスーツのままベッドに入ると言うのかね?だいたい、そんな格好のままでは気も休まらないだろう?」
「ヌゥッ!」
「眠るあいだは私が居るから大丈夫だよ」
君に言い含められるかたちで、あれよあれよとヒーロースーツを脱がされた炎司は傷だらけの肉体を君に晒す。
ほとんどが古傷だったが、最近の事件で負った新しい傷痕も目立つ。
「さあ、時間は有限だ。横になれ、ほらっ」
「厶、ムゥッ!何だこの熊は!」
「私謹製の特大ぬいぐるみだ」
「そういうことでは…ぬ、ぬぅぅ」
部屋の隅からのっちのっちと歩いてきた炎司にも負けぬ大きさのクマのぬいぐるみは、君の個性が操っている。
クマは炎司の背中をおしぼりでむいむい拭って、ぐいぐい押してベッドへ押し込めると、炎司を抱きしめるようにしてぎゅうぎゅうとベッドに収まった。
ぼふん、とクマの手に頭を撫でられながら困惑気味な視線を向けてくる炎司に、君は首を傾げた。
「眠れそうかい?」
「これで眠れるように見えるか?」
「大丈夫。私に任せてくれ、炎司。」
こく、とうなづいだ君はベッドでクマに抱き留められている炎司の頬にそっと触れる。
「熱いな、熱が籠もっているのかな?」
「ン…ッ!これくらい何ともない!」
「強がるな、君が疲れたときは他の誰かが支える。そして私は君が傷つけばその度、繕おう。」
ほんのり熱っぽいうなじを撫で、逞しい背中を優しく押したり撫でたりをする。それはマッサージというよりも、何処か愛撫のようで。
子を作るためだけではない、慈しみある行為。そういったものに疎い炎司でも、これはそういった類のものであるのかと、勘ぐってしまうのか、愛撫の合間に吐息を漏らしながら、チラと君を訝しげに見つめてくる。
しかし君は、それを意に介さず、うん。と一つ頷いて。
「凝りを解すのもだが、個性の疲れで溜った熱を出したほうが手っ取り早いな。炎司、君は楽にしていたまえ!」
君がそう言うなり、炎司をぽふぽふとあやしていたクマが思いのほか強い力で炎司を抱きすくめる。沈み込むような質感のクマの腹に顔を埋めた炎司は、驚いたように身じろいだが、
ベッドの四方八方から伸びてきた繊維の束に巻き付かれ動きを制限されてしまう。
クマに横抱きにされた炎司の片足を繊維が引っ張って、露わになった股間に君は戸惑いなく手を伸ばした。
「んな゛っ?!あ゛?や、やめろそんっ───ンンッ!」
「半勃ちだな。やはり疲れているようだな。それとも愛撫で感じてくれていたのか?大丈夫だ、任せろ。ヌけばきっとぐっすり眠れるとも」
暴れようとした炎司は、君が余りにも躊躇なくイチモツをしっかり掴んできたものだから喉の奥をヒュッと鳴らして、炎をあげることもできずギクリと動きを鈍らせた。
その合間にも、君は遠慮はないがひどく優しい手つきでくちゅくちゅと炎司のイチモツを扱きはじめ、連日の激務で溜まっていたのであろう炎司のそこはすぐにガチガチに勃ちあがってしまっていた。
「ンッ…ぁ、ぁっ…クソッ…なぜ、こんな アァ!ハァ…!」
「余計な事は考えなくていい。さあ、身を委ねて。炎司、気持ちいいだろう?」
君の操る柔らかな繊維が炎司の耳裏をなぞり、ふさふさとした房をつくった束がふあふあと炎司のうなじを舐めている。
程よく硬い束がきゅむきゅむと炎司の胸に食い込み、乳首をこりこりと擦っている。
君は炎司の先端から溢れ出す先走りを竿に塗り込めるようにしながら緩急をつけて扱き、いつの間にか竿の根本に巻き付いた繊維が蠢いて炎司の玉袋をやわやわと揉みしだく。
炎司はもう、何が何やら頭の処理が追いつかないままクマと君に頭や頬を撫でられるままに、
「あ、うあぁ…っっ!」
ぱちぱちと目の前に白い火花を散らしながら、炎司は君の手に熱を吐き出した。
「う……ハァ、ハァ…くぅ」
「すっきりしたかい」
「は、ハッ…「 」ッ」
炎司が君を呼ぶ声が、甘い。
「うん?足りなかったか」
君はクスッと笑って、傷がのこる唇にキスをした。君が眠くなるまで、付き合おうじゃないか。
──────────
【B】
「………こ、ここは…」
君に連れられて寝室に入った炎司は困惑した声をあげた。
ふかふかの大きなベッドに、大小さまざまなぬいぐるみが所狭しと並んでいる。ひどくファンシーな室内にたじろぐ大男は、確かに部屋の雰囲気からは浮いていた。
「ここは私が提供したセーフハウスだからな。仮眠室の方もこんな感じだぞ。さあ、スーツを脱いで。ベッドで眠るんだ。」
君は繊維を操る個性を使って、炎司のヒーロースーツを脱がしにかかる。ひとりでに脱げていくスーツを焦ったようにおさえながら、炎司が叫んだ。
「何だこの兎共はァ!!!」
「私謹製のうさちゃん達だが?」
ベッド上から下から這い出してきたウサギのぬいぐるみが、君の能力で大挙して炎司に飛びついてくる。
飛びつかれようが体当たりされようが、中身は綿のぬいぐるみであるため炎司にとって何のダメージにもならないのだが、こうしてスーツを脱がされかけながら群がられてしまうと精神的ダメージが強い。
「こんな塵まみれのスーツのままベッドに上がる気か?さあ、さっさと脱いで寝たまえ!」
「んなっ?!きさま!ヌァッ!」
あれよあれよと脱がされたうえ、ご丁寧におしぼりを持ったうさちゃん達が飛び掛かってくる。
もこもことした、うさ波に攫われるように炎司はベッドに倒れ込み、それをベッドに鎮座していた特大のクマのぬいぐるみが受け止めた。
ぶすりとへの字口になった炎司をうさぎが取り囲み、モッフモッフと身を寄せてくる。
ぬいぐるみに囲まれたのが美少女であったならば実に可愛らしくファンシーな光景であったろうが、現実には四十も半ばのガチムチのおっさんがこうなっている。
「…………。」
「居心地は悪く無いだろう?ベッドも、くまもうさぎも、柔らかいはずだ。ふわふわだろう。」
満足げに頷く君に、炎司は頬をうさぎに揉まれながら深い溜め息をついた。
「気遣いには感謝するが、こんなものが気休めになるのは子供くらいだ。俺は……」
「大丈夫だ、炎司。」
君はゆるりと炎司の頬を撫でる。
「君が傷ついているのなら、私に繕わせてくれ。支えたいのだ、君を」
君の掌は炎司の顔より冷たい。それがほんの少しだけ心地良いのか、炎司は言葉を飲み込み瞳を細めた。頬を撫でる手つきにあわせて、頭を、顔を、体の至る所をぬいぐるみ達が撫で、体を押し付けてくる。
君は瞳を閉じた炎司の手をとり、糸をその小指に絡めながら四方八方からより集めた柔らかな繊維達で炎司を包み、優しく縛り付けた。
「君が眠るまで離しはしないぞ」
頬を撫ぜていた君の手が、繊維達が、ぬいぐるみ達が。憔悴した炎司の体を揉みほぐし、揉みほぐすごとに、時に際どい場所すら掠めた。
「ん……厶、ふぅ…ふっ…」
炎司が愚図れば手を止め、手を変え、炎司の快ととれる声音のする場所を。撫でて、掠めて。彼の心地良い吐息を紡いでいく。
炎司はいつしか、大きなクマのぬいぐるみに背を預けるかたちで寝そべり、開かされた太腿や胸に絡みつく柔らかな繊維を、うさぎ達が爪弾く。
胸にふわふわと群がられ、乳首に絡みついた繊維をぬいぐるみの手で引っ張られ、炎司は熱い吐息で喘いだ。
大きく開かされた股の間に潜り込んだ君は、熱くかたくなった炎司のイチモツを撫でさすり、そこに絡みついていた繊維が蠢いて玉をゆっくりと揉みしだき、射精を促す。
ハッハッと吐息を漏らしていた炎司の繊維に割り開かされていた足の爪先が宙を蹴った。緩く舌を突き出して顔を上向き、かくかくと腰を震わせて吐精する姿に、君は瞳を細めた。
「足りたかい?もう少しするか?」
君の手を滾りで熱く濡らした炎司は、白濁が散った腹筋を上下させて息をつきながら、何度か瞼を震わせて、薄青色の瞳で君を見つめる。
「……お前は、どうなんだ」
「私のことは気にしなくていい。君が眠っている間も、私が君の眠りを守ろう。」
「……ハッ、クク…そのナリでか?」
炎司が薄く笑って視線で示す先には、ジーンズを押し上げる君の昂ぶりがあった。
「!」
「お前も疲れてるんだろう、来い。お前の人形に詰まった綿程、やわらかくはないが…包んで、俺が鎮めてやる」
君の名が呼ばれた。君が欲しい、と彼は呼んだ。気がつけば、君は彼の唇に口付けていた。
───────────
【AB合流END】
「うぁ…!あ、アッアッ、「 」!もう、いい、もう…とっととォ…!奥に、来い!「 」ッ!」
もう長い事、ゆっくりと浅いところを行き来する君の腰づかいに焦れた炎司が腕を拘束する繊維をむいむいと引っ張りながら、首を横に振りたくって君を呼び、抗議の声をあげている。
「挿入れるさ。もう少し待て…ああ、灼けるようにナカが熱いな。そう焦れるな、悪くはないはずだ」
「くっぅ!きさまっ、指の時もねちねちと…時間をッくぅぅッッンン!か、かけ、オッ!てえ…♡」
「前戯はしっかりと時間をかけて行うべきだ。怪我をしてはいけない…んぅッ…ここか…?」
すりすりと臍の下を撫でてやると、炎司の肢体がびくりと震えた。
「おぉぁ…ッ♡」
「そう、ここ…ここを意識して居るんだ。ここ以外、気持ちがいい事いがい考えなくていい、そう、ここだ。炎司。」
緩慢な当て擦りでじくじくと溜まっていた熱の在り処を君の手が、うさぎ達のふわふわの手が、ここだよ。気持ちいいのはここだ。と、教えてやる。
たっぷりと時間をかけて奥まで中を擦りあげられては、またゆっくりと時間をかけて引き抜かれていく君の昂ぶりを、炎司のナカが熱くうねりながら絡みつき、堪らず炎司は腰をくねらせる。
「うあ…あ…あ、♡く、ふぅ…ふア゛♡」
「きもちいい波がきているんだろう?焦らず身を委ねていてくれ、君のやり方では、はぁ、私の体力が保たないのだからッ!ぅ、嗚呼…からみつく…!」
「くあ、あっ♡」
じぷじぷと先端から絶え間なく緩く精を吐き続け、甘イキを繰り返す炎司をうさぎのぬいぐるみ達がよしよしと撫で、クマのぬいぐるみが抱きしめる。
くる…くる…とうわ言のように掠れた声で涙ぐむ炎司を、君も。ぬいぐるみ達も優しく抱きすくめた。
一際大きな波が炎司を襲って、繊維に囚われ宙に浮かされていた太い足が痙攣し、ピンと爪先を伸ばした。
くたりと横たわり、瞼を伏せた炎司の汗をぬいぐるみ達と拭ってやりながら、君はもう一度、ぬいぐるみ達と一緒に彼を抱きしめた。
静かな寝息を聞きながら、そっと囁く。
「おやすみ、炎司。おやすみ、エンデヴァー。」
【ファイバーマスターGOOD】END