SNヒロインズと+α

「もしもし、遠坂ですけど……先輩?どうしたんですか?」
品格ある西洋建築の屋敷の中、家主が機械音痴な為もあり、屋敷にあった一昔前の受話器を取り、応答する。
少女は間桐桜、名前の通りこの屋敷の遠坂の人間では無い。ただ厳密には彼女も正当な『遠坂』の名を継ぐ資格のある人物であるが、それらの絡みきって因縁や複雑な事情にかんしては、今回は大して関係ないため置いておくとする。
「はい…はい、遠坂先輩…姉さんに少し用事がありまして。」
彼女がそう電話で応答する相手は彼女の先輩である人物。彼女が個人的にも懇意に"していた"人物であり。今も偶に彼や彼と住む教師の家に向かい、料理など家事を手伝う関係だ。
「セイバーさんですか?……はい、こちらに居ますけど……」
あっ♡ あっ♡ あぁぁん♡♡♡
そう言い、受話器が届く範囲まで移動しながら1階広間を覗き込む。
「姉さんがちょっと手伝って欲しいみたいで。私と手伝いをしています……」
はっ♡ はあ゛っ♡♡ あぁ゛っ♡♡♡
そう広間にいるセイバーを姿を確認し、事情を話す。
「お昼ご飯は食べたので大丈夫です……はい…はい、いいえ、もう用事は終わったので大丈夫ですよ」
あ゛っ゛♡♡ あ゛っ゛♡♡ あ゛っ゛…
恐らく手伝いを申し出たのだろう。
その申し出を丁重に断る。
「晩御飯ですか?…そうですね〜」
その言葉にすこし悩みながらも広間にいる"2人"を見る。
「んちゅ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅぱぁ♡♡」
「ははっ、アルトリアがっつきすぎ」
「ぷはぁ♡ ちゅっ♡ しゅき♡ 愛してます♡♡ 立香ぁ♡ もっと乱暴に♡ 好き放題に騎士王まんこいじめてぇ♡♡♡」
「おーけー、じゃあお望み通りにっ!!」
「お゛っ♡♡ お゛お゛ぉぉ♡♡ イ゛ッ♡イク゛イク゛ゥゥ♡♡♡」
大きなソファをベットのように、産まれたままの姿で抱き合い、まぐわい合う2人の男と女がいた。
黒髪の男は貪るように女の体を堪能し、力強く雌を調伏する雄を体現するようだ。
金髪の女は日本では滅多に見ることは無い、街を歩けば誰もが振り向くような素晴らしきスタイルと容姿の外国美女。
呼び名をセイバー。真の名はアルトリア・ペンドラゴン。
電話の彼が電話をかけた理由であり、彼の家に居候する現代に現界し、生きる騎士王、アーサー王である。その名の通り、整った顔は可愛さも感じさせるが凛々しさも持ち合わせており。男女共に魅力的に移るだろう。
しかし今はキリッとした面影は無く、だらしなく快楽に蕩けた顔を晒し、雄を抱きしめ、文字通り縋り付き全てを捧げる雌だ。
「お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛……♡♡♡ でてりゅ♡♡ せーしが子宮にぃ♡ びゅーびゅーって♡♡」
蕩けた表情で定期的に身体を震わせ、腟内へ注がれるモノ、そしてそれが与える快楽に夢中なセイバー。
昼間から退廃的に混じり合う2人を眺めながら桜は答える。
「晩御飯はこちらで食べることにします。これから姉さんも入れた"3人"で、女子会をするんです。なので今夜はセイバーさんをこちらでお預かりします」
そうなんてことの無い静かな顔と声色で嘘をつく。
正しく彼女は悪い子だろう。
「桜?誰から?変わる?」
そうキッチンの方から家主の声が聞こえる。
桜は電話先の少年に聞こえないように塞ぎ、会話を混じえる
「先輩からですよ〜」
「あっそ、じゃあ引き続きよろしく」
現れた家主にして桜の実姉、遠坂凛は、そう相手がわかるやいなや素っ気ない反応で一瞥もせず身につけたエプロンを畳んで椅子にかける。
特徴的なツインテールに整った容姿、しかし彼女の格好はそれを除けば2人と同様に、全裸にニーソのみというどこかフェチズムを感じる格好だ。それに加えエプロンを畳んだことから先程まで彼女は裸エプロンにニーソというなんとも現実離れした蠱惑的な格好をしていたことを伺わせる。
「さてと、皿洗いも終わったことですし、私も仲間に入れてもらおうかしら♡」
そう誘惑するように体を揺らし、その度にハリの良い胸や尻が
むちっ♡ むちっ♡♡
と音を立てているかのように弾む。
「凛っ♡ 今は♡ わたしが♡♡ んほおぉおおお♡♡」
「はいはい、まだイッてる途中でしょ。セイバーも見事にイキ癖ついたわね〜」
そう快楽に悶える彼女を面白そうに眺め、体を立香へと擦り寄せる。
雄に媚びる雌。自らを抱いて欲しい、味わって欲しい、貪って欲しいと言わんばかりに。
「ちゅ♡ んぢゅ♡♡ ちゅぱぁ♡ ちゅ ♡ ちゅ〜♡♡ ん……♡♡ 立香♡」
それに応えるように、立香も顔を凛の方へ向け、唇を重ねる。
目を細め、意識を立香との接触に集中させる。舌を絡め、時に唾液を共有させ、吸い上げるようにしごかれる。
じゅる♡♡ じゅぞぞぉ……♡♡♡
「ぷはぁ♡♡ はぁ〜……♡♡♡」
恍惚とした表情で、ウットリとした顔のまま、粘液のように凛と立香の唇に銀の橋が数本かけられており、光を反射させ艶やかな印象を残す。
そんな凛に負けじと、未だ余韻に震える体で立香へ縋り付き、首や耳を舐め、囁くセイバー。凛も既に立香の事しか頭に内容に、両手を彼の首にかけ、自分しか向けぬように交尾前の2人きりのムードを演出する。
そしてその3人の有様も今も見続ける桜。
おあずけを食らったように、見せつけられるように。そしてその光景に憧れと崇拝のような顔を浮かべながら、見惚れていた。
手に持ち塞いだ受話器の振動でようやく正気に戻る。
「あっすいません先輩……ちょっと…はい、問題ありません」
なんとか応対をするが、先程よりも言葉はおぼつかなく、視線は変わらず目の前で交わりを開始した姉と想い人の青年に釘付けだ。
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡♡
「えっ?…音ですか?……あぁ、肉を叩いてる音ですかね……はい、晩御飯の下ごしらえです」
そうどこか含みを持たせながら、言い訳を話す。自然とその口調、声色は色欲を唆す淫魔のようにも思わせる。
あんっ♡ ダメっ♡ すぐイッちゃ…♡♡
「え?声も聞こえる?……そうですか?……私は特に聞こえませんけど」
あっ♡ あっ♡♡ あぁぁっ♡♡
ちんぽすごっ♡♡ イクっ♡
イクぅぅぅーーーっ♡♡
「どんな声が聞こえてるんですか♡幸せそうな声ですか?」
はーっ♡♡ あーーっ♡♡♡ あっ…♡♡
んちゅ…♡♡ んっ♡ ちゅ♡♡
んっ♡ ダメっ♡ またイッ♡♡
ん〜〜っ♡♡♡
「わからない?そうですか、そうですよね……センパイガキクコトノナイコエデスカラ。…はい?……いいえ、何も言ってませんよ〜」
お゛ぉ♡ ほぉ゛♡♡ 太ぉっ♡♡♡
パチュ♡ パチュ♡ ずちゅ♡♡
んお゛っ♡ きてっ♡ きてぇっ♡♡
濃厚せーしで孕ませてぇ♡♡
「あっ、そういえば聞きましたか?来週の休日に遊びに行く話……先輩は…はい、学校のお手伝いでしたね。残念です」
お゛お゛ぉ゛ーーーーっ♡♡♡
せーし濃い♡ びゅーびゅーきてりゅ♡
熱っ〜〜♡♡♡ 勢いすっご♡♡
ごぽぉ…♡♡ びゅっ♡♡ ぼぴゅっ♡
「もしかしたら泊まりがけになるかもしれません。私たち3人で良さそうな宿泊施設を見つけたので、せっかくなら泊まろうかなって」
ウキウキなご様子で、旅行の計画を話す。その視線や口調はどこか、目の前で行われる情事をその旅行でも思い浮かべてるようだった。
「……はい、せっかく聖杯戦争も万事解決しましたし。立香さんのおかげで、私も無事に回復しました♡」
そう嬉しそうに目の前で美女2人に奉仕され、体を堪能する青年の名を出す。
その言葉や発する顔からも、桜にとってもその青年は強く重い好意の気持ちを向けてることがわかるだろう。
しかし電話越しの先輩にはそれは察せられない。
「え?"いつから呼び方変えた"…ですか?元々こんな感じですよ〜。立香さんは恩人ですから」
そう理由を述べ、その言葉は間違いでは無いためか相手も特に気にとめないようだ。
「ちょっと、"色々楽しめそう"な場所を見つけたので。"普段はしないような事"で悦ばせようと思ってまして♡」
舌なめずりをし、今も待ち遠しような様子だ。
「はい、楽しんできます。……えっ、セイバーさんの様子ですか?」
どうやら電話の相手はセイバーの様子が気になるようだ。
だが当のセイバー、彼女たち3人はそんなこと知る由もない、3人だけの世界で淫らな行為に浸る。
「ふーっ♡ ふーっ♡」
「ちゅ♡ ちゅくちゅく♡」
「お掃除ありがとうね、上手だよ、2人とも」
「ぐぽぉ♡ じゅぽ♡♡ ずるる……♡♡んっ...♡ はぁ……♡♡ 当然じゃない♡ 愛する旦那への…っ♡ 御奉仕はっ♡ 雌としてとうぜんよ♡♡ れろぉ♡♡」
「んっ…♡ ちゅ♡♡ 凛の言う通りです♡♡ んぁっ♡♡ 騎士王として、ご主人様への性処理は義務です♡♡ はっ♡ はっ♡ すぅーーーっ♡♡ んっ♡♡♡」
そんな様子を眺める。
「そうですね〜。……具体的にはどの辺が気になるんですか?……はい…はい、どこか上の空…態度が素っ気ない…ですか……」
そう、どうやら向こうでは様子が違うらしいことを聞き取る。
「立香♡ 立香♡♡ 子種をぉ♡♡ アルトリアに恵んでぇ♡♡」
「せーし♡♡ せーしきてぇ♡♡ 孕ませ汁で全身犯してぇ♡♡」
「んほ゛ぉ゛ぉ゛♡♡ 子種ぇ♡♡ 濃厚せーしきたぁぁ♡♡ きぼじぃぃ♡♡」
「んっ♡ んっ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ キスハメぇ♡♡ ハメハメしゅきぃ♡♡」
色々な意味で、今の様子と彼の家での様子は違うのだろう。その理由は明白であるが、桜はそれを告げない
「こちらでは特に問題ないですよ、姉さんと楽しくやってます♡ きっと先輩の気の所為ですよ。あっ、そうです。ちょっとセイバーさんと話してみますか?」
そうイタズラを思い付いたように、目の前で楽しむセイバーを見てそう提案する。
そして電話を再び聞こえないように塞ぎ、セイバーへ呼びかける。
「セイバーさん、先輩から電話来てますけど、出ますか?」
そう呼びかける。
さほど遠くない距離に室内、性行為の最中ではあるが、意識は快楽に染まってはいない。しかし
シッシッ……
そうまるで邪魔な虫を払うかのように、見返りもせず、体や視線は一切変えず片手のみで、1秒たりとも気にも止めないような態度だ。
それを見た桜は再び電話を取り。
「すみません先輩、今忙しいみたいで、でも特に先輩に対して嫌いになったようでは無いみたいですから、安心してください」
そう躊躇いなく、当たり前に嘘を吐いた。
「それでは私もそろそろ……え?……いいえいいえ、そんなことないですよ……ほら、姉さんお財布の方が厳しいですから……はい、長く電話すると……はい、すみません」
「それでは、失礼しますね。」
ガチャん……。
「おマヌケな、負け犬先輩♡♡」
そう先程のような取り繕った声とは違う、嘲笑するような顔と声を置かれた受話器へ言った。
「さてと♡♡♡」
そう恋する乙女のような、楽しみを待ちわびた様子の桜は淫らな香りが漂う一室へと足を踏み入れる。
愛しの雄、旦那への寵愛を授かるために。雄は今も2人の雌を侍らせ、その力強い姿に桜の気持ちはより高まる。
あれこそ自分たちの雄、夫、旦那、ご主人様、彼氏、飼い主、支配者。であると。
彼女と同じ雌は、近づく桜に気にもせず、立香へ淫裂を向け、媚び誘う。
「わたひ♡ わたひにハメてぇ♡♡パコパコしてぇ♡♡ 凛のまんこに、えっぐい旦那様ちんぽしごかせてぇ♡♡♡」
「私♡ どうか私に♡♡ 騎士王まんこをいじめて♡♡ 全てを濃厚ザーメンで満たして♡♡ 孕み嫁にして下さい♡♡」
先程まで注がれた精子や、絶え間なく膣内外を濡らす愛液に溢れた臀部を揺らし、必死に懇願する。
その2人のちょうど中間に桜は立ち止まり、上着を脱ぐ。スカートが落ち、下着だけの姿になる。
下半身は既に濡れきっており、剥ぎ取るようにそれを脱げ捨てた時には
べちゃり……
そう水っけのある音が響いた。
そして鼠径部を撫でるように、ハートを描くように子宮に沿って撫で回し、クチュ♡ クチュ♡ っと今も目の前の雄を求め、愛液を分泌する膣を見せる
「立香さん♡♡ もう我慢できません♡♡ お願いです♡ 濡れ濡れおまんこにごほうびを下さい♡♡」
そう慎ましく、それでいて淫らに立香へ懇願する。
両脇に控える凛やセイバーも、どこか羨ましくも嬉しそうに桜を見上げる。
立香は野心的な笑顔で立ち上がり、桜の目の前に立つ。困難な旅を乗り越えたような鍛え抜かれた肉体、そして豪直な魔羅がそそり立つ。
だが桜はただ1つ、立香の顔を見上げていた。
(あっ♡♡)
顎に手を置かれ、優しく引かれる。
そしてその唇に、重ねられる。
(好きです……愛してます)
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「うーん、やっぱり気の所為なのかなぁ」
所変わって古き良き日本らしいさ溢れる平屋建て。
電話を終えた桜の先輩、衛宮士郎は受話器を置いた。
「それにしても……」
そう周りの視線を気にしながら、自らの下半身へ視線を移す。
そこにはズボンを押し上げ、少しばかり主張をする士郎の愚息があった。
「おかしいな、いつもの桜のはずなのに、なんか色っぽいというか……」
思い当たる原因である先程までの電話相手を連想するが。
「あーダメだダメだ。何考えてんだ俺は……」
そう直ぐに自らの思考を止める。
だがそれでも士郎の愚息は変わらぬ様子で、主張をしている。傍から見れば大した変化もなく、気にする必要も無いが、士郎自身はこの昂りに悶々としてるようだった。
「今処理するのもなぁ。藤姉はいないけど、ライダーが居る……」
そうもう1人の同居人の名を言い、自慰するべきか悩むが、ここでふと気づく。
今現在、自宅で自分以外の人気が無いことに。
「あれ?ライダー?」
彼1人の日本家屋に、そう虚しく声が響いた。
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ピンポーん……。
お昼も過ぎた頃、遠坂邸を訪れる人物がいた。
ピンポーん……。
音沙汰ない様子に対して、その人物は懲りずに平然とインターフォンを押していた。
「ねぇ、やっぱり居ないんじゃ……」
同伴者の1人がそう心配そうな声を上げるが
「いいえ、居ます。間違いありません」
そう冷静な声で淡々と断言した。
ピンポーん……。
そしてもう一度インターフォンを押すと共に、フェンスを開け、敷地内へと入っていく。
「えっ!勝手に入っていいんですか!?」
「はい、この程度の結界なら私でも問題ないので」
「なんかよく分からないけど、そういう話じゃない気が……」
そう歩きながら玄関前へと着く。そして次は
コンコン……。
そう直接扉をノックした。
すると
「どちら様〜」
そう気だるげで、不服な声とともに扉が開き、家主が現れた。
「ライダー!?それに……綾子?」
「こんにちは凛」
「や、やっほ〜、勝手にごめんね?」
驚く凛に、変わらず平然と挨拶をするライダー、そして勝手に敷地に入ったことを気にしてるような遠坂凛の同級生にして親友。美綴綾子がそこにいた。
2人とも私服姿であり、長身で日本人離れした容姿のライダーと、綾子の姿は日常風景においてとても絵になるだろう。
「綾子とはこちらに来る途中に出会いまて、せっかくですから着いてきてもらった次第です」
「詳しくは私もよくわかってないんだけどね、あはは……ところで遠坂、なんか外作業でもしてたの?」
綾子がそう疑問を口にする。
彼女の言うとおり、玄関を開けた凛の姿はいつもと変わらぬ私服姿の彼女だ。
だがしかし、よく見れば服装は少し乱れており、どこか薄い、例えるならまるで下着がないようにボディラインがくっきりと見え、肌が見える。また、どこか汗っぽく艶っぽく、顔も含めて全体的に火照ってるような様子だ。
「確かに綾子の言うとおり、外作業ですか?"虫刺されの様なもの"が、見えますが」
そうライダーが含みのある言い方でそう指摘する。
ライダーの言うとおり、凛の首元から胸元にかけて、そのようにも見える痕跡があった。
「あぁこれね♡ まっ、そんな感じのものよ♡♡」
凛は特に恥ずかしがる様子もなければ逆に、まるで誇り見せつけるように首や胸元を下げてみせた。
そんな時
んほ゛お゛お゛ぉぉぉーーーっ♡♡♡
イク゛っ♡ イキ゛ましゅぅーーー♡♡
イギュう゛う゛ぅぅーーーっ♡♡♡♡
そう家の奥から雄叫びのような声が響いた。
「今のは…桜ですか?」
「えぇそうね♡ とっても……気持ちよさそう♡♡」
「………っ♡♡」
そう淡々と会話をする2人。
流石の綾子も薄々凛の様子や今の雄叫びの様な後輩の声、そして段々と家の奥から香り、目の前の親友からを香る匂いで状況を把握しつつあった。
「桜〜、ライダーと綾子が来たわよ〜」
そう部屋の奥へ声をかけた。
「は、はぁ〜い♡♡」
そう扇情的な声が奥から聞こえ、数秒後
「こんにちは〜♡ 美綴先輩♡ ライダー♡」
「綾子っ♡ ライダーっ♡ ようこそ……♡♡」
「いらっしゃい、2人とも」
現れたのは3人だがその姿はもはやナニをしていたのか、明確に表していた。
桜、セイバーは共に服は来ているが上半身のみであり、下半身は辛うじて服で見えていないが
ごぽっ♡♡ ごぽぽ……♡♡♡
そう濃厚で、こってりとした白濁の汁が垂れており、溢れ垂れる度に2人の体は小刻みに震え達する。
そして蕩けきったその顔は、言葉を発することは出来るが意識は快楽に沈みきっており、その瞳や脳内は1人の男しか眼中に無いようだ。
体も力なく脱力しきっており、2人とも両脇から真ん中の青年、立香に体を預けているようだ。
中央で両脇にセイバーと桜を侍らせる青年、立香も衣服は上下来ているが、それも薄着であり鍛え抜かれた肉体が服の上からでも伺える。
両脇に2人を侍らせているため、両手は見えないが肩が少し動く度に
「んぁっ……♡♡」
「んひぃ……♡♡」
グチュ♡♡ ぶぴゅ♡♡ ピシュッ♡♡♡
正面からでもわかる、何か強く尻肉を揉まれた様子、2人の喘ぎ声と服で辛うじて隠された陰部が潮を吹く様から、何をしているのかは明白だろう。
「……っ♡♡ はぁ♡ はぁ♡」
綾子の顔は段々と赤くなり、息も色っぽくなる。それは羞恥心とは違う、どこか本能的で欲望に従った体の反応だ。
彼女の雌としての本能が、子宮が目の前の男を欲している。他ならぬ彼女がそうわからせられる。
「ごめんなさい♡ 美綴先輩♡ 私がライダーに頼んで連れてきてもらったんです♡♡ 先輩も立香さんに夢中だったようですから♡♡」
そう顔は立香の首元で、体を預けながら片手で服の上から立香の胸元や下半身を撫で、桜がわけを話す。
「あ、あの時は…成り行きというか……というか藤丸!桜はともかくセイバーに…凛まで……」
そうなんとか威厳を保とうと、食い気味で指摘しようとするも、意識が別のことへ向いてるのか、それとも体はそのような世間体は既にどうでもいいのか、あまり力が入らない。
見かねた家主、凛が提案する。
「立ち話もなんだし、とりあえず上がってもらおうかしら♡♡ ライダーはもちろん……綾子♡ 来てくれるわよね?」
そう2人を迎え入れ、ライダーも靴を脱ぎ玄関へ上がる。
(あっ、これ♡ ダメだ♡♡ 上がっちゃダメ♡♡ もう戻れなくなる♡♡♡)
声は上がらず、ただ呼吸の音、胸に置いた手は自らの胸の高鳴りを確かに感じた。
玄関に上がり、桜の後ろ、立香の隣へ経つ。長身の彼女は立香と比べても背は高い、しかし彼の傍に控えるその姿は、彼女が立香へ服従していることを察せさせる。
(遠坂や桜達と同じ、雌にされる♡♡ もう普通の彼氏と彼女なんてなれない、雄と雌の関係になるんだ♡♡)
彼女目に映るのは立香を中心とした女たち、雌達の姿。
たった一人の雄を讃え、支え、奉仕し服従する。爽やかな青春、恋愛では無い。
退廃的、背徳的な、獣のように野性的、一人の雄に群れる雌の一人になる。自分も彼女達の一人として、彼の寵愛を授かり、服従する。
「1つ条件」
そう照れながらも前へと歩き出す。
上着として来てたパーカーを脱ぎ、玄関にある上着掛けに掛ける。
「綾子って呼んで。もうみんなの前でも、私をあんたのオンナってこと、立香だけの女ってこと。隠さないから♡♡」
靴を脱ぎ、ようやく凛達と同じ床に立つ。綾子はどこか軽やかで、枷から開放されたかのように、清々しい様子ながらもその表情は普段の活気ある彼女とは違う、女として扇情的な笑みを浮かべていた。
「改めて"いらっしゃい"綾子。歓迎するわ♡」
「はいはい、歓迎されてやるわよ〜」
そう言いながら進み、立香の傍へ入り込む。
「いらっしゃい、綾子」
「んっ♡♡ 立香ぁ♡♡」
拒まず彼女を受け入れた立香は手を回し、彼女を抱え込むと共にその引き締まった体と胸を鷲掴むように揉みしだく。
綾子は艶やかな声を発し、快楽を感じながらも更に体を立香へ擦り寄せる。
「うふふ♡ 主将、とっても可愛いです♡♡」
「えぇ♡ 素敵ですね綾子」
そう見守りながら立香を中心とする彼女達は再び屋敷の奥へと戻っていく。
バタンッ……。
扉が自然と閉まり、鍵がかけられる。音を聞けば外のフェンスも閉じられ、同じように鍵がかかる。
そして音では分からないが、何重にもかけられた結界が再びかけられ、なんびとたりともこの屋敷に、彼と彼女たちに邪魔が入らぬようにする。
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「にしても綾子も立香とその……」
「もうそう言う仲になってたなんてね〜」
「学校を案内してる時の、私と立香さんのを見られてしまって……ふふ♡」
「どおりで最近女らしく……色っぽくなったと思った」
「しょうがないだろ、もう……好きになったんだから♡」
「あらあら、すっかり綾子も立香の女ね。もう普通の恋愛には戻れないわね♡」
「うるさーい、確かにもう弟も父さんも男として見れないし、同級生なんて興味も薄れちゃったし……」
「立香を知れば、仕方ないことです。」
「そういえば綾子、来週の休日、空いてたりしない?」
「あっ、そうでした!主将も一緒にどうかなと思いお誘いしたんです!」
「ごめん、その日は弟と予定があって……んっ♡♡」
「そう、じゃあ仕方ないか〜」
「そうね〜♡ せっかく私たちが"良い場所"で、"泊まり"の計画を立てたのに」
「見てください、主将♡ 広いお風呂に大きなベット…ここなんて絶景を見ながら皆さんでお風呂に入れるんですよ♡……それにぃ♡ ほら、コレ♡♡」
「んっ.../// これってぇ…♡♡」
「色んな衣装に道具があるみたいで……楽しいことが出来ると思いませんか?」
「わ…わかったよ♡♡ 空けとく♡♡ 私もいくぅ♡ イクからぁ……♡♡♡」
「はい、ありがとうございます。」
「一緒に私たちの旦那様を悦ばせましょ♡♡」
「フムフム、綾子にも似合いそうな衣装が多そうで、とても楽しみですね」
「まっ、それよりも今はーーー」
「あんっ♡♡♡」
「んっ…♡♡♡」
「はぁん♡♡♡」
「ふふっ♡♡♡」
「きゃんっ♡♡♡」
「今を、みんなと楽しみたいな」
「はい、仰せの通りに
ご主人様(旦那様)♡」
その日、遠坂邸の明かりは止まず。
夜を超え、翌朝になっても中での営みを表すように周囲を照らした。