バイエルンのイザベラ

バイエルンのイザベラ


「私を呼んでくれてありがとうねぇ~私はイザベラ、王妃様ですよ~

戦い…とか、そういうのはやらないわぁ。戦えないしぃ。

食べたり寝たり、散財したり姦淫したり…現世は色々と楽しみねぇ~」


【出典】史実

【クラス】アーチャー

【真名】バイエルンのイザベラ

【別名】イザボー・ド・バヴィエール、エリーザベト・フォン・バイエルン

【性別】女

【身長・体重】147cm・40kg

【外見】ふくよか、常に微笑んでいるが気色悪い

【年代】百年戦争フランス

【属性】秩序・善・人

【その他属性】人型

【ステータス】

筋力:E 耐久:E 敏捷:C 魔力:C 幸運:A+ 宝具:B

【クラス別スキル】

対魔力:B

魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。王権と言う侵されざる高貴の庇護によって高ランクを誇る。

「えぇ~やめてよぉ~私が戦ってる訳じゃないでしょ、周りの皆が勝手にやってるだけじゃない?私はなにもやってない、だから私は悪く無いのよぉ。呪われる筋合いなんて何処にも無いでしょ~」


単独行動:D++

マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。国を左右に振り回した彼女らしからぬランクの低さと言えるが、それは他者への寄生によって成り立つ権威が故。つまり、マスターからの魔力供給を十分に受け取っている限りは非常に低燃費で済む。アーチャークラスとしての意味は低い。

「さっきの人ぉ~?え、見て無かったわぁ~誰?甲冑?…アハハハっ!戦う人はそりゃあ付けてるでしょ、"甲冑"なんて!アハっ、ずいぶんとユニークな人なのねぇ~マスターぁ?そんな人の事は良いからぁ~デートしましょお?」


【固有スキル】

自己保存:B

自身はまるで戦闘力がない代わりに、マスターが無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。つまり、本人は全く戦わない。気づくと召喚される甲冑姿の誰かが勝手に何処かで戦っている。マスターにも戦わせないし、自分も何もしない。聖杯戦争向きとは口が裂けても言えない。

「戦ったら死んじゃうじゃない?なら何もしなくて良いと思うのよ~確か…ねぇ、ジャンヌちゃんって娘が居たんだけどぉ~あの娘も農民として生きてれば死なずに済んだでしょぉ?それが火刑なんて可哀想だわぁ。」


王妃の艶色:B

"淫乱王妃イザボー"の真骨頂。男性を虜にし、根こそぎ生気を搾り取る魔性の女体。彼女を見るだけで異性はときめき、その仕草や肌の露出に心を奪われてしまう。大抵の頼み事は聞かせられるし、寧ろ勝手に奉仕してくれる。その淫蕩ぶりはシャルル6世との間に12名もの子どもを設け、その傍らで王弟のオルレアン公ルイとも関係を持ち、ルイが暗殺されると対立派閥のブルゴーニュ公ジャンを新たに愛人としたと伝えられる。その後も浮名を馳せ、動乱のフランスにあって能天気に享楽を味わっていたと噂されるが定かではない。

「上品な服を着て欲しい…って、あらぁ~隣に立っている女性を着飾りたいなんて男の子ねぇ~あぁ怒らないで~からかっただけよぉ。そう言えば前はねぇ、もっと緩い服着てたから怒られちゃった事あるのよ~誰だったかは…あんまり覚えてないけどねぇ?え、今よりも…って?そう、今よりよぉ?」


汚される高潔:A

汚名と共に語られる彼女の有する、他者を自らの悪評に巻き込みその正当性、神性、カリスマを失わせるスキル。『シャルル7世はイザボーと愛人の子である』、『ジャンヌダルクはイザボーとオルレアン公の非嫡出子である』というのは当時実際にばら撒かれたとんでもないデマゴーグであり、実際にシャルル6世は真に受けて自らの子を憎み、シャルル6世自身も気力を失ってしまったという。聖杯戦争においては、「円卓の騎士とか知らないけど全員抱いたわ」だの「貴方の御父上はベッドの上だと可愛いのね」だの「アイアムユアマザー」だの言って滅茶苦茶にヘイトを買いながら馬鹿みたいに弱体化させてくる。勿論端から血筋を誇りにしてない連中には効かないが、それにしたって親を馬鹿にされたら弱る。

「えぇ~?今の人?知らないわよぉ~初対面だもの~でもマスターがスキル使ってって言うからぁ~でもほらぁ、あの人追って来ないわよぉ?だぁ~いぶ効いちゃったみたいねぇ?また可愛いこと!イイトコのお坊ちゃんだったのねぇ~」


【宝具】


「聖杯戦争?あらぁ~夜は寝る時間よぉ?」


「どうしても"遊んでいたい"のなら…ベッドの上でねぇ~?」


「だって戦争なんてぇ、私達には関係ないじゃない?」


『露知らざる甘露の褥(ゲール・ド・サンタンス・エクステリア)』

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~80 最大捕捉:10~100人


『女によって戦争が始められ、乙女によって戦争が終わった。』

毀誉褒貶ある中で、彼女は間違いなく百年戦争においてフランスを苦境に陥れた人物の一人である。彼女が夫に結ばせたトロワ条約はシャルル7世の名誉を貶め、イングランド王にフランスの王位継承権を認めるものであったのだ。


宝具を発動する事で、彼女はそうした渦中にありながらまるで無関係かの如く振る舞う事が出来る。呼び出された寝室は彼女と彼女のお気に入り以外は入る事を許されず、そして彼女達は部屋の外で行われている『戦争』を一献だにせず享楽に耽るのだ。簡単に言えば、ランク以下・対軍未満の規模の宝具では彼女の寝室を傷つける事は出来ない。少なくとも戦争規模でなければ、王権には楯突けないのである。

一方で、彼女がフランスにおいて右に左にと派閥を歩き渡り庇護を受け、政争の道具として利用され続けた事実は彼女を呼び水として様々な暗闘をも招いている。つまりは"彼女を余所に繰り広げられる血みどろの戦争"という要素もまたこの宝具の一部であり、広いレンジや種別、最大補足は愛人や騎士達の召喚を含んでの表記となっている。この宝具は真名開放だけでなく、彼女が戦争に素知らぬ顔をして現世を享楽的に楽しんでいる限りは擬似的な発動状態となっており、彼女が普段娯楽に浸っている間も勝手に戦ってくれている。


「勝ち負け…だなんてぇ、そういうコトは知らないのぉ。」


「でも…どうせなら楽しんだ方が幸せよねぇ?」










「うぅ~ん、良い朝ねぇ~!マスター起きてぇ~ご飯作ってくれると嬉しいわ~」


「出前ってのでも良いわよぉ?」


【英霊解説】


フランス王妃。シャルル7世の母親で、伴侶であるシャルル6世が存命の頃から別の王族や貴族と姦計を企て(たと噂される)、パリ追放後後はフランスを捨ててイングランド側に転向、更に後年実子シャルル7世を「不義によって生まれた息子」と断じてフランス王の正当性を否定して完全にイングランド側に立った。後に「売国妃」「フランスを売った女」の別名で呼ばれる歴史的に有名な悪女である。(Pixiv大百科より)

彼女自身は何もせずに遠くから見ている系アーチャー。戦いについても無知なので一喜一憂すらしない。聖杯戦争通して"あ~何かやってる~"ぐらいの感想。マジで遊びに来てる。因みに贅沢≠享楽なので存外財布には優しい。一般的な娯楽で十分満足してくれるが、その代わりガチで戦わない。感覚がガチ王妃様なので負けそうになっても「楽しかったわよぉ~マスターお元気でぇ~」ぐらいのリアクション。


因みに一応弁解しておくと、これら典型的な悪女像には誇張が多く含まれている。"フランス王妃"はフランス革命においてマリー・アントワネットと紐づけられたと考えると、悪し様に描かれる解釈が世に多いというのも納得である。浮気にしろ夫であるシャルル6世の狂気という致し方無い面もあるだろう。あとちょっと調べると普通に政治活動にも参加しているので、このイザボーは相当に誇張されていますので悪しからず。とはいえフランスからもイングランドからも対立派閥からも滅茶苦茶にバッシングを受けていた中で、トロワ条約に関しては中々に擁護出来ないみたい。


【人物・性格】

イメージカラー:金・赤

特技:乗り換え

好きなもの:享楽

嫌いなもの:危ないこと

天敵:いない

願い:いらない。満足するまで遊べればいい。






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