ハワトリアの1日〜マシュ&鈴鹿御前〜
「えっ、今日のお手伝いはもう大丈夫…ですか?」
私、マシュ・キリエライトは紅閻魔さんからそう言われ、いつもより随分早い時間に暇になってしまいました。
(これだけ早い時間ならいつもより沢山遊べてしまいますね…♡)
この特異点で覚えてしまった悪い遊び。
男の方と快楽を貪るために身体を重ねて淫に交じり合う遊び。
この特異点の特性なのか、もしくはハワトリア全体の雰囲気がそうさせるのか…答えは分かりませんが、ここにレイシフトした女性サーヴァントの皆さんは全員すっかり性行為の虜になってしまっていました。
風紀に厳しかったあの頼光さんも、
ビーチバレーなどの遊びを楽しんでいた牛若丸さんも、
サバフェスに向けて熱意を燃やしていたジャンヌ・オルタさんも
今では男遊びに夢中の1匹のメスという状態です♡
(かく言う私もここへレイシフトした日に虜になってしまったのですが♡)
レイシフトした日にナンパしてきた男性に流され初体験を終えた私はその味を知ってしまい、それ以来毎日のように男性とセックスをして過ごす日々を送っていました。
いけない事だとは分かっています。
…分かっているのですが、セックスをしている時の快感や幸福感は到底我慢なんて出来るものではなく、ついつい暇さえ有れば男性と交わってばかりの毎日を過ごしてしまっていて♡
「そうですか…分かりました。ではマシュ・キリエライト、お先に失礼します。」
なので私は紅閻魔さんに一言挨拶をして、今日も身体の疼きを満たしてくれる男性を探すことにしました。
「うーん、外を歩いて男性の方に声を掛けていただけるのを待つ…いえ、いっその事他のサーヴァントの方のように逆ナンやセフレ作りというものにチャレンジしてみましょうか……?」
ぶつぶつと呟きながらちゅんちゅん亭の出入り口のある広いロビーに出ると、丁度外から帰ってきたらしい鈴鹿さんとバッタリ出くわしました。
「あ、鈴鹿さん、お帰りなさい。」
「ただいま〜、マシュ。」
今日の朝早くに水着で『カレシ探ししてくる!』と言ってちゅんちゅん亭を出て行った鈴鹿さんですが、どうやら無事に良い殿方を見つけることが出来たようです。
その証拠に彼女の表情はとても幸せそうな笑顔を浮かべていました。
「……?どったのマシュ。なんか私の顔についてる?」
「あっ、すみません!別にそういう訳ではなくてですね…その、コートはどうしたんですか?」
朝出て行く時には来ていなかった男性用のコートを着ていた鈴鹿さんに私が質問すると、彼女は少し恥ずかしそうにはにかみながら答えてくれました。
「あー…これね、カレシに借りたんだ。下はこうなってるからさ♡」
そう言うと鈴鹿さんはコートを開けて中を見せてくださいました。

「あっ♡……凄いですね♡」
褐色の肌に書き込まれた卑猥な落書き、水着に括り付けられた精液が入ったコンドーム…コートの下は表通りを歩くにはあまりにも刺激的な格好でした。
「今日のカレシ達も皆メチャメチャ上手くてさぁ♡私の身体デコった後も足腰ガクガクになるまでヤっちゃったよ♡後半はゴムも無くなってぜーんぶ生中だったし♡」
「そ、そうだったんですね……」
鈴鹿さんがコートを開けた瞬間からムワッと漂う精液特有の生臭臭いのせいで軽い絶頂を繰り返しながら子宮の奥がきゅぅっと切なく震えてきます。
(あぁっ……♡この臭いだけで濡れてしまいます……♡早く、早く私もシたい…♡)
私が悶えてるのに気付いた鈴鹿さんはニヤリと笑みを浮かべると耳元に口を近付けて囁いてきました。
「ねぇマシュ、この後ヒマなら一緒に遊ばない?私身体流したいからさ、ここの混浴風呂とかでさ?」
その言葉を聞いた瞬間、私は反射的にコクンと首を縦に振ってしまいました。
「はい……是非お願いします!」
どこに行こうか迷っていた時に場慣れした方と一緒に出会いの場へ行けるという魅了的な提案をされた私は即座に乗ってしまいました。
「オッケー、じゃあ行こっか!あっ、マシュはどんなカレシがいい?」
「そうですね…今日はガッシリした体型の──」
そんな風にお互いに今夜の相手のタイプを話しながら混浴風呂へと向かって行きます。
「あっ♡これっ♡これですっ♡これが欲しかったんです♡♡♡このまま中に…ああああっ♡♡♡♡」
「やっば♡最っ高じゃんこのチ◯ポ♡いーよこのまま中に出しちゃお♡来たっ♡あっ♡あああっ♡♡♡♡」
こうして私達は今日もハワトリアの夜を男性と交わって過ごしていくのでした♡