ニムロド

ニムロド



【CLASS】アーチャー

【真名】ニムロド/Nimrod

【性別】男性

【身長・体重】300cm・212kg

【属性】秩序・悪

【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具A++


【保有スキル】

対魔力:E

神による呪いで魔術への耐性は軽減する程しか持たない。しかし、後述の宝具により無効化している為、まったく問題になっていない。


単独行動:A

マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。


カリスマ:A+

軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。旧約聖書において人類最古の王として君臨し、シンアルとアッシリアを統治していたとされる為、人間として獲得し得る最高峰のランクを持っている。


栄光の獣冠:EX

人類最古の王として国の繁栄を齎した偉大なる英雄としての姿と、神に叛逆した者として悪業を背負っている反英雄の姿の両方を兼ね備える逸話の具現。黄金の王冠を戴く先駆者にして始まりの涜神王。ある種の「神性」スキルを持つと同時に「無辜の怪物」の性質を有するそれは、ニムロドを巨躯の魔王のような姿に変えており、漆黒の肌には神の呪いである白い紋様が刻まれている。また視認している相手にステータスを1ランク低下させる重圧の負荷を与える。


戦争の象:B

旧約聖書において『戦争』という概念を生み出した者。戦におけるあらゆるスキルを、B~Aランクの習熟度で発揮可能とし、戦場にて優位に立つ事ができるスキル。レッドライダーも同様のスキルを持つ。


反神の相:A

神を敬わず、崇拝せず、人の権威を示そうとした反逆者としてのスキル。神性への特攻、自身が影響を受ける同ランクまでの神に関するスキルと「カリスマ」を無効化し、対象の持つ神の加護、寵愛等の効果を突破する事も可能。


旧・三位一体:A

プロトタイプ・トリニティ。聖堂教会の教義における三位一体を体現するスキル、そのプロトタイプ。ニムロドは「父」であり、「子」であり、「聖霊」である三位の神性を一つと成した『完成された生命体』。これは魔術世界における「精神・魂・肉体」等の織りなす三位一体に通づる理で、ニムロドの完全性を裏付ける要素たり得る。「神の子」はこれの最上位スキルを有する。


【宝具】

偽神の摩天楼(エテメナンキ・バベル)

・ランク:EX

・種別:対神秘宝具

・レンジ:100

・最大捕捉:1000人

旧約聖書においてニムロドが建造した「バベルの塔」が由来。

天を衝く聖塔とその都市。かつてニムロドが、神から人類を解放する為に涜神を繁栄させた都市を自身の心象世界を魔力によって具現させ、一時的に世界に上書きする固有結界。

彼は神のいる至高天に届かんと信じ、配下たちと建造した人類の象徴の一つ。大洪水によって地上が一度洗い流された事への復讐心を以って一堂に集い、そうして神の権威を地に堕とそうとした人類の業。そうして為されたのが、世界各地の神話に存在する「神の権威を地に堕とす塔」の集合体であり、人々の手で神の領域に踏み込もうとした最果ての聖塔。

固有結界として機能の有しているが、対象を結界内に引き摺り込む形状ではなく世界に対して展開する。故にその威容は現代の風景に溶け込みように、しかして原初なる王権威を魅せるかのように鎮座する。

都市に侵入した時点でニムロドの領域にいるも同然であり、聖塔にて結界内の全て事象を把握する事ができる。

また、固有結界を展開したら以下の能力が使用可能になる。

・神代にて使っていた「統一言語」の復活。世界そのものに話しかける形のない言語で、これを持たない者は一方的にニムロドの意思を言い聞かされ、その通りに認識し、肯定し、その全てが真実となる。要するに、人類において最高峰の催眠術。これを聖塔を通して領域内の全対象に催眠状態にかける事が可能であり、宝具の封印すらも可能にする。

・神性、または神性に類似するスキルを無効化し、ステータスを2ランク分低下させる。「反神の相」との二重効果により神性サーヴァントは不利な状況を強いられる。

・拝火による紫炎の呪詛。領域内であれば即座に紫炎を展開する事ができ、無尽蔵にそれを放つ。これはある種の毒であり、少しでも焼かれればその部分から呪詛が周り、霊体を構築する内部霊子を破壊していく。この炎の規模は聖塔の質量そのものであり、最大開放すれば一国すら焼却せしめる火力を誇っている。また、結界の外でも断片的に展開は可能で、主に矢に紫炎を纏わせて破壊力を増大させている。

これらの能力の他に、占星術による未来視を可能にする「陣地作成」を自動展開しており、少し先の未来であれば見通す事ができる。更にワールドエンド級の攻撃さえも耐える対粛清防御の機能も備えており、たとえ対城宝具級であっても聖塔を破る事はできない。

尚、神によって崩壊させられた聖塔に対粛清防御が搭載されている理由についてだが、実はバベルの塔は破壊などされていない。神は聖塔の建造を停止させる為に言語を乱し、人々を散り散りにさせる事で完成を有耶無耶にしている。

ここまでの多くの機能が搭載されているが、更に奥の手も存在する。それは聖塔の全質量を紫炎に転換させ、一条の矢として対象に射ち放つビーム兵器。火力は瞬間的とはいえ星の燐光すらも上回る程であり、一矢にして国を焼き払うワールドエンド級の攻撃である。


聳ゆる千尋の輪(ラハブ・カスカス)

・ランク:A+

・種別:対人宝具

・レンジ:0

・最大捕捉:1人

ニムロドが天を仰いで黄金の王冠と神獣の衣を見出し、加工してレガリアとしたのが由来。

神が造りし最強の生物にカテゴライズされるリヴァイアサンの裘を加工したもの。

あらゆる道具によるダメージを遮断する特性を持ち、人の手が加えられていないものでなければ、装備している限り全方位からの攻撃も防ぐ他、リヴァイアサンの権能である「流体操作」の一片として水に属する攻撃を無効化する。また、この宝具にはかつてレヴィアタンが見た「ラジエルの書」の情報が細胞レベルで刻まれており、いかなる魔術の神秘を跳ね返す対魔力も保持している。

終末において、人類の供物になると定められている神獣の皮を使っているせいか、この宝具は所持しているだけで治癒能力を付与し、魔力を生成する魔力炉と化す。

リヴァイアサンの特性上、この宝具は竜特攻、魔性特攻のよる攻撃は突破される可能性を持つ。


虚なる千年王国、人の世が蓋う(ニムロッド・イェヒー・オール)

・ランク:A++

・種別:粛清宝具

・レンジ:1〜99

・最大捕捉:1〜1000人

ニムロドが天に矢を放ち、神から粛清された逸話が由来。

天に向かって一本の矢を放つと同時に「神聖四文字(テトラグラマトン)」を唱え、衛星軌道上に展開された天上の神性を示す『テトラモルフ・光輪・神の名を指す四つの文字』等の魔法陣より照射される宝具。

旧約聖書にて記されるソドムとゴモラを滅ぼした粛清の権能にして滅びの矢に部類される。

この宝具は断片顕現した神聖四文字がニムロドに天罰を下す為のものであり、狙いは常にニムロドを定めている。つまりは大掛かりな自爆宝具とも呼べるものだが、この性質を知っているニムロドは無論使おうとはしない。

膨大な魔力を用いて着弾地点を設定し、無理やり軌道を敵へとズラして使用する事も可能だが、ニムロドの性格上“神の力を使う”という選択肢は取らない為、基本的には使われない宝具となっている。


【解説】

旧約聖書に登場する地上における最古の英雄であり、狩人であり、シンアルとアッシリアを統治した王。その名は「反逆する」を意味し、唯一神に対する反逆行為を示している。通称「涜神王」。

当時の時代にて最強を誇った人類の一人。ニムロドが通過した場所には動物一匹として残る事がなかった程の狩猟神。

王国を作り、都市を作り、そして“戦争”という概念を始めるきっかけを作り、“王冠”という王権の概念を作った人物。神獣の衣を身に纏って戦場を駆け巡り、これに全て勝利している。

神に認められていた英雄の一人であり、国作りの権限は神から与えられていた。そして人類において最初に王冠を戴いた王でもあり、また拝火教の開祖としても君臨している。

バベルの塔の建設立案者であり、神が座す天に足を踏み入れようとした。アブラハム一行が信仰する神に挑み、その愚行と不敬さにより後世では『神の反逆者(ニムロド)』とされた。

そして、支配に従わなかったアブラハムや、その弟ハラン、そしてアブラハムの周囲にいた神を信仰する者たちを聖塔の炉に焚べようと試みるも失敗に終わっている。

その後、ニムロドは聖塔の建設中に矢を天に向かって放ち、神を挑発する行動に出る。初めは天使が忠告し、懺悔し、改宗する事を進めるも、それでも尚同じ振る舞いをしたので神の怒りに触れ、下された天罰でバベルの塔と共にこの世を去ったとされている。

しかし、実は神はノアとの契約の種により人類に直接手を下せない誓約があったのでバベルの塔を破壊していない。人々を害する事なく建造を中断させる為に言語を乱し、混乱を招くための一石を投じた。

後世にて、愚かな人物という主張が多く残されており、神に反逆した涜神者としてネブカドネザルと並べられている。

“英雄”としての側面と“反逆者”としての側面が同時に存在し、成立している稀な英霊でもある。


【人物】

漆黒の肌を持ち、巨人の如く筋骨隆々な体躯をしている男性。普段は神獣の衣を被っているので表情は窺えないが、常に強面の仏頂面なので威圧感が凄まじいのは変わらない。

物静かな性格ではあるが、所々で好戦的な言動が垣間見える。物言いもやや傲慢な言が感じられるが、人々には公平な評価を下し、仕事を与える際にも身丈にあった内容を渡す。

体の至る所に神の呪いを証明する白い紋様が刻まれており、この話題に触れられると沈黙する癖がある。二度触れられると忠告する。三度触れられると路地裏に連れていかれる。

見た目からして肉体派に見えるが、実は頭脳派。チェスなどをやらせると矢鱈強い。

外見面での好みの異性は小柄で華奢な女性。性格面では並び立つに相応しい強い気の持ち主であると同時に、花を連想させる儚き雰囲気を醸し出す守ってあげたい女性。

人類の文明には目敏く、発展した文明(スマホなど)の使い方を覚えたがる一面も。特に気に入っているのがハーレーのバイク。あの重量感とスピードが心を刺激するらしい。


【能力】

最優クラスであるセイバーと遜色ない程のステータスを有している。

弓から放たれる矢は剛力無双とまで謳われる程の高威力を宿しており、狩猟神とまで比喩された精妙さは当時最強の名を欲しいままにした腕前である。

スキルの関係上“神性”を持つサーヴァントには優位に立つことができ、時には一方的に封殺するのも不可能ではない。

固有結界の副産物によって「魔力放出(炎)」に似たブーストを施せる。肉体には勿論のことだが、ニムロドは矢に紫炎を纏わせて破壊力を増幅させている。この状態で放たれる矢の一本一本は対軍宝具並みの威力を誇っており、連射はできない代わりに威力に重点を置いているのが分かる。

強力な固有結界を保持しているのだが、人類の文明に配慮して展開するのをやや躊躇しているので通常の聖杯戦争であれば場所によって使わない場合があるかもしれない。


【真相】

何故、ニムロドが神を不要と断言するのか。それは人間の可能性を信じているからである。

人間という種が神という絶対領域に届くと確信を持っているのは、自らがそれを体現し、完全なる者として君臨していたのが一つ。そしてもう一つがリヴァイアサンの衣の細胞から、ラジエルの書に記されている宇宙記録の一部を読み取り、人類がいつか天(神)を離れ宇宙へ向かう事実を知覚したのが起点となっている。


適性クラスは他にアヴェンジャーが該当する。


CV:三宅健太


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