ライダー

ライダー


『天孫、ここに降臨ってな!!

 吾らを喚んだその思考その選択、そりゃ正解だ!』

【元ネタ】日本神話

【クラス】ライダー

【真 名】ニニギノミコト

【性 別】男

【身長・体重】174cm・53kg

【外 見】緑混じりの黒髪パーマで前髪右に三つ編みをかけた長身の男性。衣褲姿で腰に鉄刀を携えている。

【属 性】中立・中庸・天

【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:A 幸運:B 宝具:B+

【クラス別スキル】

騎乗:B

騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

対魔力:-

「国津神の呪詛」により失われている。

【固有スキル】

神性:C

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。

本来ニニギはれっきとした神なのだが大山津見神の呪いによりランクが著しく落ちている。

繁栄のカリスマ:B

 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 

 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

天津日高:A

高天原最高神、天照大神の嫡流の男子である事を示す。

ニニギの宝具やスキル等の魔力消費を抑えてくれる。ニニギがピンチであればピンチであるほど魔力消費の抑えが大きくなる。

永世なる繁栄の燈:EX

サクヤヒメと結婚した際に繋がった繁栄の権能の残り火。

国津神の呪詛:EX

義父の大山津見神から受けた短命の呪いが具象化した物。後世の民衆が抱いた心象を塗り込まれたことで、「無辜の怪物」に近い呪いを受けている。

保有者はあらゆる弱体耐性が低下する。


【宝具】


  • 『天孫降臨(てんそんこうりん)』

 「吾、皇御孫の位を持って汝らを退ける。吾らは五穀豊穣を願い、人々から飢えを失くし、子孫の繁栄を願う者也。故に吾らが国を、民草を、全身全霊を持って守護するのだ!『天孫降臨』!!」

「吾に付き従った11名の同行者たちよ!英霊となってなお辛気臭いとは思うが、貴公らの手助け、借りにきた!」

ランク:B+ 種別:大軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:600

当時の日本である葦藁中つ国を統治するため雲に乗って天降りを果たした逸話が昇華した宝具。

動き騎乗のできる大雲が出現しさらに11名に渡る同行した神々を個別、あるいは同時召喚を行い各々の役割を行使する。個人の会話もできるため会議も可能。

11名同時に召喚するとニニギ含めるサーヴァント三騎分の魔力を消費してしまう。猿田彦以外を召喚すれば二騎分程度に抑えられるが後述する猿田彦の特性により魔力消費が酷すぎるためこうなっている。

天照大神から託された三種の神器も兼用しており、玉祖命と伊斯許理度売命には八尺瓊勾玉と八咫鏡の使用権限が付与されている。

攻撃としての宝具は思金神と布刀玉命で敵の弱点、攻撃作戦を決める。天忍日命と天津久米命が先陣を切り手力男神が岩石を隕石の如く投げ、天宇受売命と猿田彦のコンビネーションによりスタン。

最後に天児屋命の助言でニニギの鉾を敵真ん中目掛けて特攻する。


天忍日命と天津久米命:メンバーの中で二人だけ武装しているため戦闘の際の迎撃と援護が役割。

どちらも仮面を被っており天忍日命には般若のような恐ろしい面をしており天津久米命には若女のような少々不気味な面をそれぞれしている。

思金神:眼鏡を掛けた長身男性。

神格と役割は知恵と計画立案。主に聖杯戦争に関わるものと現代の知識をメンバー内で特に受けており世間知らずのニニギに助言をくれる存在。

手力男神とは神格と方針が真逆でよく小競り合いを起こす。

布刀玉命:同行者の中で唯一ニニギの霊器に憑いており召喚を必要としない。

占いによる情報収集と結末を予言する。姿はなく人格も薄くシステムに近いため予言した内容を淡々と教えてくれる。

玉祖命:まるで死神のような四白眼をした白い肌の男。

八尺瓊勾玉の使用権限。

八尺瓊勾玉としての能力は、敵からあらゆる攻撃からの“守護”する宝具。天照大神から譲り受けた三種の神器の一画であり、子孫たちを永劫に護る神気漂う玉。

対魔力Bに相当するがA相当、それ以上の宝具や攻撃を受けてしまうと途端に破壊されてしまうため無暗やたらと使わせない事を覚えてくるべし。

伊斯許理度売命:人見知りの激しい短髪の黒髪女性。

八咫鏡の使用権限。

天照大神から譲り受けた三種の神器の一画であり、天照大神が子孫を見守る為の謂わば監視カメラである。

宝具化にあたって鏡から高魔力の光線が出る。地上に至る太陽の光が強ければ強いほど光線の威力は強く大きくなる。

ただし太陽の出る地上でしか扱えない為地下や洞窟など日の見えない所では使えない。

夜でも微弱ながら光線はでるが威力はお察し。

手力男神:神格は力。3m以上の巨漢で怪力の持ち主。実質不可能な物質をも持ち上げる。思金神とは神格と方針が真逆でよく小競り合いを起こす。

天児屋命:狐目をした生真面目な男

現代では出世の神。言葉選びが上手で状況説明とニニギに対する賛美が役割。

天宇受売命:天の羽織を纏い美しい青髪の長身女性。

神格は歌と踊り。

味方の援護と敵を混乱に堕とすサポート役。ニニギからは猿女君と呼ばれる。

猿田彦:長い鼻に重々しい甲冑を着た重装ロボ。

国津神が大戦の為に製造したとされる最終兵器。案内の役割は彼の機能の一つでしかなく戦闘兵器でもあるため戦闘も役割の範疇。

動力源に擬似太陽が内部に籠められており半ば常時展開している宝具であり魔力消費が一騎分を消費している。

外部に顕現させると電磁パルスを引き起こすビームのようなものを発する。

天石門別神:紫色のフードを被り丸い目しか見えぬ影のような姿。

天岩戸が擬人化した神とされ、伝説を元に逆説的に神霊すら監禁できる洞窟と化す。

八咫鏡を守護する立場でもあり伊斯許理度売命と一緒に出てくることが多い。

洞窟の中は時間のサイクルが少しズレており、時たまニニギの考え事に使われる事がある。

  • 『天磐舟(あめのいわふね)』

ランク:B 種別:大軍宝具


岩で出来た大舟であり空中を浮遊する宝具。

前述の天孫降臨の雲を道代わりに走らせることでその速さは時速600kgを優に超える。

俊敏は本来C程度だが騎乗の際はB+に変化する。

別系統の神話の天孫ニギハヤヒが天降りの際に使用した物であり、ニニギが所有したという記録は一切ない。

死後に「是非役立ててください」とニギハヤヒから直接賜ったもの。

一説によるとニギハヤヒとニニギは兄弟で描かれることがありニニギの統治を手助けするため先に天降りを果たし、別の国を統治し神武天皇がやってくるまで待っていたそうな。


『天逆鉾(あめのさかほこ)』

ランク:??? 種別:??? レンジ:??? 最大捕捉:???

戦闘の際にも扱う鉾。

源流はイザナギとイザナミが国産みを行う際に持っていたと言う天沼矛。国産みを終わらせた後、長らく出所が不明だったが大国主が引き継ぎ国造りの際には所有していたという。

天津神と国津神の睨み合いが終わり、大国主の隠居と共に次代のニニギへと譲渡され国家平定の為役立てた。

神代から存在する鉾であり国家を統治する主の象徴でもある権威ある神器。

この鉾は大地を作り、天地を分け、国を造りそして国を平定した逸話から見る限り日本という国土という概念を如何様にも操作できるクリエイティブモードな訳だ。

天逆鉾はニニギの国家平定の終わりと共に高千穂にて封印された。国家の安寧とこの鉾が二度と使われないよう願って。

固く封印したこともあるが、前述した伝承がどのように変容し宝具となっているか、それはニニギ本人ですら知らないためニニギは絶対に真名開放を行わない。

このためステータスの宝具ランクに天逆鉾は影響していない。


天逆鉾を解放するにはニニギが精神含め自立せねばならないことが判明。

宝具、スキルなど一度霊器の大部分を捨て去り使用するために霊器の最適化をしてようやく真名開放に届くらしい。


【weapon】

天叢雲剣:三種の神器の一画。天孫降臨の宝具として扱われているが能力は特になく鉄の剣である。ニニギはスサノオなどの戦神ではない本来無力の人物であり、戦闘を行った逸話のある英霊にしか真名解放ができない制限が付与されている。

【解説】

稲作を日ノ本に広めた農業神であり、天照大神の孫、皇族の御先祖であり皇族の子孫達に寿命という枷をつけてしまった張本人でもある。

時は神代、天津神と国津神の睨み合いの終わり、国譲りが本格的に終結し天照は葦藁中つ国の統治者を息子の天忍穗耳尊に頼むが当の天忍穗耳尊は生まれたばかりの実子に任せたいと話し、天照は了承した。

ニニギは護衛五柱、五伴緒五柱、案内一柱、計11名の神々と三種の神器を連れ天降りを果たした。

高千穂峰にて降った後、国を探していた際吾田の長屋の笠狭岬にて事勝国勝長狭と名乗る者が現れた。「国を探している」と尋ねてみると「ここにあります、思いのままにしてください」と返されたのでそのまま留まることにした。

国には絶世の美女がいた。コノハナノサクヤヒメという女神にニニギは求婚すると父親の大山津見神は大層喜び、姉の磐長姫も差し出した。

その磐長姫というのがひどく醜くニニギは思わず磐長姫だけを追い返してしまった。

大山津見神はこの行為に怒り「私が娘二人を一緒に差し上げたのは、石長比売を妻にすれば皇御孫の命は岩のように永遠のものとなり、サクヤヒメを妻にすれば木の花が咲くように繁栄するだろうと誓約を立てたからだ。サクヤヒメだけと結婚したので、皇御孫の命は木の花のように儚くなるだろう」と言い放った。

この誓約により、ニニギもとい皇族の子孫たちは神々の血筋であるにも関わらず短命になってしまった。

【人物像】

一人称は「吾(われ)」

友好的な二人称は「貴公(きこう)」

敵対的な二人称は「貴様(きさま)」

普通のサーヴァントならば魔力消費を抑える為に霊体化するのが常識だが、ニニギは実体化を好み、宝具の舟を使ってまで移動、生活している。孤独を嫌う為神々を毎回一人以上は喚んで駄弁っている。

人間より人間らしい神で、粗暴で我儘。戦嫌いで暇好き。性格は悪いが繁栄と安寧を願い国に尽力した政治家の一面もある。

不確定な要素を信じ切らず確定した情報にのみ行動を起こす。

基本は和気藹々と行動しているが、ここ一番の戦いになれば総力を上げて統制、知略、戦闘を行える。

人間らしい性格だがチームの損益の為ならば非情になりきれる公私混同をしないタイプ。

敬意を払えば対話を、侮蔑には力を、とにかくプライドは高い為踏みにじらなければ殺しはしない。

何もかも他人の力で成り上がったと自負しており、何より「自分の行動で得た偉業」と言う物に執着している。

素はネガティブで生まれて早々田舎に飛ばされてしまい自分に王の器があるか不安で仕方なかった。そんな時にサクヤヒメの姿に惚れた。


サクヤヒメに求婚したのは王となるのならばその国一番の美女でなければ示しがつかないという個人的感情と繁栄を司る彼女の神格に目をつけたため。そして一目惚れ等そうした要因により行動した結果でその結末は少し可哀想である。

嫁のサクヤヒメが大好きであり、友の猿田彦と共に嫁自慢を何度も語り合っている。

赤ん坊同然だった自分を飛ばした父が大嫌い。家族はサクヤヒメと同行者11名と子孫のみが家族だと豪語している。

醜い出自であろうとも自分の血筋に繋がる者であれば最上の庇護をする。

生前にやるべき事を一通り終えているため聖杯に興味がない、子孫の監視のために聖杯戦争を利用しているに過ぎない。

好きなもの:最愛の妻、自分に付き従った仲間たち、祖母、血を分けた子供達


嫌いなもの:戦争、まつろわぬ者達、父親、義父、ブサイク


聖杯への願い:願いはない。繁栄と子孫のための建国の下準備を、自分のやるべきことを生前にすでに叶えている為。


・関連人物

コノハナノサクヤヒメ

最愛の妻であり、彼女の神格によって子孫はこうして繁栄が続いている。

サクヤヒメとの結婚後1日にして妊娠した際、あまりに早い妊娠に驚き、国津神と浮気してできた子なのではないかと疑い火中出産にまで追い込んでしまった。

こうした大胆な動きによってニニギはいつも頭が上がらないようだ。

天照大神

祖母。天孫とはいうが生前直接会ったのは旅立ちの日のみ。天降り後は祖母に会えず自分と思い大切にと渡された八咫鏡に暇さえあれば話しかけ続けたらしい

こうした要因によってニニギは今や立派なばあちゃんっ子です。

大国主神

前代の統治者。

神話に描かれていないが隠居後の大国主に一度面会に行ったらしい。

ひょうきんな方だったが、統治の先輩だけあり色々とアドバイスを貰ったとのこと。

その際譲り受けた物が天逆鉾。


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