ナーゴケミー(ナオちゃん)
・”神”英寿が人間として帰還する為に必要な手段としてギーツケミーを創世パワーで生み出した際の副産物として生まれた謎生物。なお対応バックルへの変化能力や所々祢音の深層心理を彷彿とさせるその性格などから問題なしと見なした”神”英寿が野に放って祢音の元に向かうことを許したらしい。
・祢音がシュヴァルを寮に送る中帰路に珍しく人だかりが出来てるのを見かけ、祢音がシュヴァルを気遣い迂回しようと提案するも人だかりの内側から響く不思議な旋律がシュヴァルにとっても心地よいものだったらしく、その旋律に耳を傾けながらも人だかりに入らぬよう側を通り過ぎとしたら人だかりの隙間からその中心にいたナーゴケミーにシュヴァルが見つかり、一目散に駆け寄られ抱き着かれたのが始まり。(その後、その旋律の虜になっていた人だかりの視線を一気に集めてしまって、シュヴァルが赤面し祢音を連れて一目散に逃げだしたらしい。そのお陰で遠回りも遠回りになってしまい、双方帰宅が遅れたとかなんとか)そこからこっそりとトレーナー室で世話をしていたが、あるとき光聖にばれて求められるまま事情説明をすると、かつてあかりと世話をして飼っていた猫の話を微笑みながら徐にされて家に置くことを許されたそうな。
・祢音は最初からナーゴケミーに心を許しており、トプロは「祢音ちゃんがそう言うなら」と受け入れ、シュヴァルは一目散に駆け寄り抱き着かれ、それによって注目を一気に集められたことを引きずって警戒気味だったが、二人に押し切られ流されるまま世話をしているうちに振る舞いや性格が何処か祢音と似ていることに気付き、愛着が湧いて最終的にはチーフトレ含めた4人の中で一番シュヴァルがナーゴケミーに心を開いている。
・基本活発で自由奔放、相手する者が居ないとよく勝手に外を出歩き、身体から響かせる不思議な旋律と鳴き声で道行く人々を虜にするが、目につく場所にシュヴァルかトプロが居ると駆け寄って抱き着きに来る。
・祢音とも仲は良好…の筈だが勝手に出歩きだしたナーゴケミーが暗くなっても帰ってこないのでシュヴァルやトプロのトレーニングとチーフトレの業務補助を終えた後、帰宅前によくベンやジョンに事情を話して町中を探すはめになることも結構ある…その場合ナーゴケミーが響かせる不思議な旋律とその虜になっている人の目撃情報を頼りにすればそこまで時間をかけずに見つけられることも多いが祢音曰く「流石に心配になるでしょ」とのことで毎回しっかりと探し回っている。
・一日に最低2~3時間くらいは祢音かその担当、もしくはチーフトレが構ってやらないと勝手な出歩きが悪化し、日を跨がないと戻ってこないこともある。(普段はよくシュヴァルがナーゴケミーを抱えて休憩時間や昼休みを過ごす為、そこまで長く構う必要が無い。)
・目立ちたがり屋なのか祢音TVでも時折画面端にしれっと映り込もうとする(マーチャンの辻映りとかと近いかもしれない)ため、祢音TV視聴者の間でも謎のレアキャラとして定期的に話題を呼ぶ他、映り込まなくても身体から響かせる旋律で配信や動画を彩るので、時折手伝いをするシュヴァルやトプロと同様祢音TVを作る大事な一員であると祢音は考えている。
(「月曜日のノラネコ」の音響の一部を担当してたりもする。)
・「ナオちゃん」の名はシュヴァル命名で、名前を決める際に控えめに話した案がウケた形で採用された。
(トプロは事前に言われてないので名前を考える時間がとれず見た目そのままな語彙力不足感ある名前しか出て来ず、祢音はその手の教育がないと意味が理解できないような専門用語を用いた名前しか出てこなかったらしい。)
由来についてはシュヴァルはノーコメントを貫いているが、響きから恐らく「祢音」と「素直」をかけた形(自分達と接する時の素直な祢音を意識したネーミング)ではないかと思われる。
・ナーゴケミーも「ナオちゃん」という呼び名が気に入ったのか、祢音やシュヴァル、トプロ、チーフトレ相手だと「ナオ」若しくは「ナオちゃん」と呼ぶと嬉しそうに反応するがそう呼ばなければあからさまに無視する。
(出歩いた先で人々を虜にしている時に他人から「猫(さん\ちゃん)」「黒猫(さん\ちゃん)」と呼ばれても嬉しそうに反応する所を見るに、『目立ちたい相手』と『身内』は全く別の括りなのかもしれない。)
(因みに、英寿に「ナーゴ」と呼ばれると露骨に機嫌が悪くなり、最悪爪でひっかこうと飛びかかるがその場合も英寿には悉く避けられる。道長は最初「ナーゴ」と呼んでしまった際腕を軽く引っかかれ、痕が消えるのに3日かかったのでそれ以降道長も「ナオ」と呼んでいる…それでもナーゴケミーには微妙そうな反応を返されるあたり、本来は身内にしか使って欲しくない呼び名なのかもしれない。)
・他のギーツ組ケミー同様、有事には担当の護衛やバックルへの変化による祢音の戦闘エントリーのサポートを行ってくれる。
護衛の際はビートバックルのそれと似た能力を持ち、曲調に合わせた属性を纏わせた爪や放電、吹雪、火炎放射などの属性攻撃、音波を直接用いた攻撃を用いて敵から護衛対象を守る。
・バックル変化の場合は基本ビートバックルに、英寿の創世パワーか祢音に強く向けられた何らかの『願い』に反応するとファンタジーバックルに変化する。他のギーツ組ライダーケミー同様どちらの場合でも変身後にIDコアに触れることでナーゴケミーをアシストユニットとして召喚できるのでだいぶ頼もしい。