ナンバー1だった頃の記憶に身を任せてフブキさんを犯し尽くすユーマくんの話
たんっ♡たんっ♡たんっ♡
夜も更けた頃、薄暗いヤコウ探偵事務所の中には肉と肉とが激しくぶつかり合う音と、快楽に苦しむ女の喘ぎ声が混ざり合って響いている。
事務所の所長であるヤコウさんと、その事務所に集められた超探偵であるハララさん、ヴィヴィアさん、デスヒコくんの計4人は大きな事件の調査があるとかで今夜は帰ってこない。
つまり、今夜この事務所には、ボクとフブキさんの2人しかいない。
たんっ♡ たんっ♡ たんっ♡ たんっ♡
「はぁっ♡ はぁっ♡ ゆー、まっ♡ さぁんっ♡ そこは、らめぇ、です…っ♡♡」
「どうしたんですかフブキさん。 まだ挿れたばっかりですよ?」
「ん゛っ♡ ん゛んんんっっっ♡♡♡」
そう、ご覧の通りボクはフブキさんと性行為に勤しんでいる。
事の始まりは数十分前、フブキさんはボクと2人きりな事にはしゃいでいたのか、いつもよりスキンシップが激しくて、そのムチムチな体を使ってボクを揶揄い誘惑してきたことが原因だ。
ボクは以前、フブキさんから告白をされている。その時はフブキさんが本当にボクの事が好きだと分かったらまた告白して欲しいという事で話は纏まったのだが、今日がその日だったのだ。
『やはり、私はユーマさんのことが恋愛的に好きな様です』
『信じてもらえないでしょうか? ですが、私はユーマさんにならこの身体を委ねてもいいと考えています』
『私の本気……伝わりますか…?』
なんて事を言いながら体を寄せ、胸を押し付けてくるものだからボクも気がつけばフブキさんを押し倒していた。あんな状況で我慢できる男なんているのだろうか?答えは否である。
では次の謎解明に進もう。何故恋人同士の甘いセックスではなく、ボクがフブキさんを一方的に責め立てているのかと言うと、これにも理由がある。
ボクが思わず自分の欲望に任せてフブキさんを押し倒した時だ。上に乗るボクを、フブキさんはきょとんとした表情を浮かべて見上げながらこう言った。
『あら? どうしてユーマさんが私の上に乗っているのでしょうか?』
『……えっ? だって、性行為とは一般的に強い方が主導権を握り、弱い方を気持ちよくしてあげるものではないのですか?』
『私とユーマさんなら……どう見てもユーマさんが弱い方になるので、私が主導権を握るべきではないのですか?』
『あっ、でも安心してください! 私、ユーマさんが弱くても大好きですので! むしろ、そんなユーマさんが可愛らしいと言いますか』
なんて失礼な話だろうか。こんな事を女性に言われて燃えない男はいるのだろうか?これまた答えは否である。
そもそも強い方とか弱い方とか、相変わらずフブキさんは知識に少し偏りというかおかしな部分がある。そしてボクを弱い方だと決めつけてきたのにも少し思うところはある。確かに体は小さいけどボクだって男だ、一方的に女性に責め立てられる訳にはいかない。
そんな理由で、ボクはテクニックも持ち合わせていないにも関わらず、フブキさんを抱く決意をしたのだが……
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡
「はぁっ♡ はぁっ♡ ゆー、まっ♡ さぁんっ♡ いや、ですぅ…っ♡ そんな、とこっ♡ いっぱいつかれたら、わたくしっ♡ おかしくっ…♡」
……もしかしたら、ボクはセックスの才能があるのかもしれない。
いや違う、これは経験に基づいた動きだ。ボクはセックスの際に、どういった動きをすれば女性を悦ばせられるのか知っている…。
でも、ボクは女性と性行為をした記憶なんて無い。少なくともあの駅で目覚めて以来そんな事はしていない。
つまり、ここから導き出される答えは一つ。これはボクが記憶を失う前の記憶だ。記憶を失う前のボクは性行為経験者であり、今になってその記憶がカタチとなってボクの体を動かしている。
ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡
「フブキさん、ここも……気持ちいいですよね?」
「ひぐぅっ♡♡ はぁ、いやっ♡ そこっ♡ ほんとうに、だめっ♡ だめですっ♡♡」
「ダメって言う割には、すごい締め付けてきますよ?」
……もしかして記憶を失う前のボクってAV男優だったのかな。それだったらちょっと、いやかなりショックだけど……でも、このフブキさんの乱れ具合を見るに、自分で言うのもなんだけどボクはセックスが上手いんだろう。男優であったかはともかく、記憶を失う前のボクはそれなりに場数を踏んでいたに違いない。
ずんっ♡ ずんっ♡ ずんっ♡ ずんっ♡
ごりゅっ♡ ごりゅっ♡ ごりゅっ♡ ごりゅっ♡
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ん、ぁぁぁっ゛っ゛♡♡」
「フブキさん、これで分かってくれましたか? ボクだって男なんですよ」
「ひぐぅっ♡ わ、わかりましたぁっっ♡♡ ユーマさんは、とってもっ♡ おつよい、だんせいですぅっ♡♡」
上品な声で下品に喘ぐフブキさん。ボクはそんな彼女の狭くてキツい膣内を容赦なく肉槍で抉り擦っていく。彼女のムチムチな腰回りを掴んで思いきり腰を打ち付ければ、フブキさんはだらしなく涙と唾液を垂らしながら雌の声を上げて体を痙攣させる。
そんな彼女の姿を見ていると、ボクは自分の胸の奥底からドス黒い感情が浮かび上がってくるのを感じた。そしてソレが加虐心だと気づくまでにそう時間は要しない。
もっとフブキさんの乱れる姿が見たい。
もっとフブキさんを汚したい。
もっとフブキさんを鳴かせたい。
もっとフブキさんを気持ちよくさせたい。
もっとフブキさんを犯し尽くしたい。
「ゆーま、さぁんっ♡♡ わたくし、もうっ♡ イって……しまい、そうですっ♡♡」
「……まだダメですよ、フブキさん」
「ほぇっ……ひぐぅっっっ♡♡」
「フブキさん、今からボクは徹底的にアナタを抱きます。そして、フブキさんをボクの、ボクだけの女にします」
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡
ボクは自分でも驚くほど巧みに動く腰を何度も揺らす。フブキさんのナカを突き上げる度に彼女の豊満な乳房がぶるんぶるんと揺れて視覚的にも興奮を味わう。
そして彼女の膣内が、精液をねだるかの様にボクの肉棒をきゅうと締めつけると、本能的に彼女の絶頂が近いことが分かった。
───でも、まだまだ足りない。
「ゆーまさんっ♡ わたくし、わたくしもうっっっ♡♡」
「フブキさん、まだダメって言いましたよね?」
「で、ですがっっ♡ もう、がまんが…っ♡♡」
「……あはは、フブキさん。ドーヤ地区でのこと忘れちゃったんですか?」
「えっ」
そしてボクは、快感に震える彼女の手を取り、白くて細長い指に自身の指を絡ませる。
「……っ!! ま、まってくださいっ♡♡ ゆーま、さんっっ♡♡ それは、っっ♡♡♡」
「ダメですよ、フブキさん。これはお仕置きですから。ボクがちゃんとした1人の男だって分かってもらうまで、何回でもフブキさんを抱きますよ」
「ゆーま、さんっ…♡♡」
そしてボクは能力共有を使い、手を繋いでいるフブキさんの巻き戻しを使用する。
巻き戻すのはもちろん、ボクが彼女の膣内に肉棒を挿入した瞬間。
〜〜〜〜
ずちゅんっっっっっっ♡♡♡♡♡♡♡
「んあ゛ぁぁっっっ♡♡♡♡」
「戻ってきましたね、フブキさん」
そしてボクは再び腰を振り始める。今度は彼女を四つん這いにして、後ろから1番奥深くを何度も突いていく。
「さぁ、フブキさん。再開しましょうか」
「……は、はいっ♡♡ ゆーま、さん…っ♡」
そう言って微笑む快楽に呑まれたフブキさんの顔は、とても綺麗だった。